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Struggle Struggle Struggle  作者: ジャンリンD
第1章 ブルーフォレスト
2/39

矛先

3日後・・・・・


「姐さん・・例の死神が医務室を出て


今は 食堂にいます。」


ジュリアの耳元で 男が囁く



『そうか なら 死神退治に行くよ』


ジュリアの瞳が憎しみに染まる。


「まぁ姐さんは 鬼ですけどね・・」


ブチャッは ニヤニヤ笑う。


『ブチャッ・・・


今のは笑えない冗談だぜ・・・』


巨漢の大男が ブチャッをの背後から羽交い締めにすると ブチャッの体を軽々と持ち上げ絞めあげる。


「ギブ ・・・ギブ・・・・


ギーバッーーーープッ・・



ブチャッは 大男の剛腕を 必死にタップしながら絶叫する。


『ダーン…離してやんな……』


ジュリアの一言で やっと解放された ブチャッは地面に転げ落ち

喉を押さえながら 身体全体で呼吸をしていた。


『二人とも遊びは終わりだよ』


ジュリアは 二人を睨みつけると 二人を掻き分け歩き出した。


三人は 死神が食堂から出てくるのを待ち構えた。



しばらくすると 食堂から出て来た死神女は宿舎に戻るようで 三人は 死神の後を追った。



頃合いを見て



ジュリアは 死神の肩にわざとぶつかり彼女の行く手を遮る。



『なんかこの辺の空気が禍々しいと思ったら


あんたがいたのね 死神さん♪ 』


ジュリアは 死神を見下す。



《あたしに 何かようですか?》


死神と呼ばれた者は面倒臭そうに答える。



彼女からしてみれば 毎日毎日


誰かしらに 死神と罵られ


うんざりさていた。



『なぜ・・・あんたばかり生き残って


あなた以外の人が 死ぬの・・・


あんたは 本当に 死神ね



カイリ・・・ 』



ジュリアは 出来るだけ自分を抑え


人差し指でカイリの額を押す。




《言いたい事がすんだなら・・・


あたしは行くわ・・・》



カイリは ジュリアの指を払いのけると ジュリアの横に並ぶ


《どなたの知り合いか知りませんが


あたし達は 傭兵部隊は皆 最後まで戦い抜来ました。


その戦いをどうか汚さないでください。》



カイリは頭を下げると そのまま歩き出した。




その言葉に 反応したのが


巨漢の大男ダーンだった




今度は ダーンがカイリの行く手を遮った。



『どこに行くつもりだ死神さんよ!


まだ 話は終わっていない・・』



ダーンの怒りは凄まじく 顔はみるみるうちに紅く染まり 悪鬼の面に豹変した。


怒りの怨嗟が カイリにも伝わって来た。



これ以上の悪意を カイリは今まで


一度も感じたことは無かった。



『なぜ・・弟のジムが死ななければならなかった・』




《ジム・・・・


ジム・・・ ウォーリア・・の事・・》



ダーンの目が大きく見開く。



『なぜ 弟の名を・・・・』



《あたしとジムは


最後までゾンビの群れと戦っていた・


彼は勇敢で 最高の戦士だった・・・》



『最高の戦士・・・・・


・だった・・・・


そうか・・・


貴様は・・・・


弟を見捨てて・・



一人で逃げ出し・・・・・・


それを美談に・・・・するのか


許さん・・』



ダーンの声のトーンが変わった・・・



《ちょっと待って・・もしかして


ダーン・・・・・


あなたは…》



カイリが言い終わらないうちに


ダーンは カイリに向かってタックルを仕掛ける。


不意をつかれたカイリは


避ける暇もなく まともに巨体の突進を受け


勢い良くに弾き飛ばされ 地面で弾みながら数メートル行ったところでようやく止まった。



ゾンビとの戦いで まだ回復しきってない身体には


余りにも 大きなダメージだった。



《待って・・・・・ダーン・・・・》



カイリは 痛みに耐え 力を振り絞り


胸ポケットに手を伸ばす・・



ダーンは 地面に倒れるカイリの胸ぐらを掴むと


力任せに 彼女の身体を持ち上げ


手繰り寄せる



『貴様の言い訳など きかぬ』


カイリの耳元で 囁くと


ダーンは 彼女の身体を突き上げる



《まって・・ダー・・・・・》



カイリの言葉はダーンには届かず


力任せに 背中から地面にと叩きつけられた・・・・・



ドーーーーーーーーーーン!!



カイリの叫びは掻き消され



背中に強い衝撃を受けたカイリは完全に意識が飛んだ。



怒りに支配されたダーンは


気を失った彼女を 再び持ち上げる


誰が見ても カイリの身体に力が入ってない事はあきらかだった。


それでもなおダーンは カイリの身体を地面に叩きつけようとした



その刹那・・


カイリの手から何が 滑り落ちキラリと何かが光る。




『あれは・・・・・・』



ジュリアが カイリの手にぶら下がる物を見て呟いた。


『あれは・・ジムの・


ネックレス・・・・』



ダーーーーーーーーン!!



今すぐ 攻撃を中止しな!!』



仲間であるはずのジュリアからの思いもよらない


言葉に ダーンは思わずジュリアを見る。



『何を言っている ジュリア!!


こいつは 弟を見殺しにした死神だ・・


俺の手で こいつを・・・・・』



怒りで 見境が無くなったダーンは


再び カイリに向け攻撃を開始する。



『ちっ・・・・見境なくして・』



ジュリアは ダーンの前に立ちはだかり ガラ空きとなった ダーンのボディに強烈な蹴りを放つ!!



ドスッ!!



『グッ・・・どういうつもりだ


ジュリア・・・・』



ダーンの手から カイリが滑り落ち


必死に痛みを堪える。



『ジュリア・・邪魔をするのか・・・・


邪魔をするなら…お前でも容赦はしない…』



ダーンの 怒りの矛先はジュリアにと変わる。



『今度は 私とやろうってのかい?』



「ちよ・・・ちょっと・・・・・・


姐さんも ・・・・ダーンも・・・


何をしてるんですか・・・」



二人の間に 入った ブチャッは



『雑魚は引っ込んでろ!!』



ブチヤッは ダーンに弾かれ



「ノア・・・・・・・・ッ」



奇声を上げながら転がって行き 壁に当たって気を失った。




ダーンは その勢いのまま ジュリアに猛突進!!



『いい加減 目を覚ませーーーーーーーッ』




言葉とは裏腹に ダーンに向け


エグい角度からの 高速の上段回し蹴りを放つ


だが…


ダーンも ジュリアの手の内はわかっていた。


彼は体格に似合わず ジュリアの高速の蹴りを


屈むことで身をかわし



「俺だって日々成長してんだぜ……


ジュリア!!」



そのまま がら空きとなったジュリアのボディ目掛けタックルを仕掛けた。



だか ジュリアも 振り抜いた脚を地面に下ろすことなく


遠心力を利用し回転すると迫り来る ダーンの顎目掛け膝を繰り出した。


「しまった………」



低い位置から突進するダーン



その顎に向け


ジュリアの超高速の膝が迫る。


ガキーーーーーーンッ...///



ダーンの顎に カウンターの 膝が クリティカルヒットした。


ダーンの 脳は激しく揺れ 意識がぶっ飛んび 後方に仰け反りながら倒れた。




『ハァッ・・・


本気にさせやがって』



ジュリアは ダーンが動かないのを確認すると



カイリの元に行く



倒れる カイリの手には


シルバーのネックレスが握られていた。



『このネックレスは・・・』


ジュリアは カイリの手に絡まるネックレスを見る。


「ねぇ・・・・ジュリア・・・これは


どう言う事なの・・・・・」



倒れてるカイリを見がらなつみが言った。



『誤解があったようだ・・・・


「誤解・・・・・・?」



『そうだ 誤解だ


なつみ


先生を呼んで来て貰えないか?』



「わ・わかったは・・・・」




しばらくして なつみは 先生を連れてきた。


先生は たおれるカイリトンダーンをみて絶句下。


カイリは 全身打撲と診断され


ダーンは 脳震盪との事だった。



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