始まりの合図
休日が終わると当然だが学校に行かなくてはいけない。
時間どうりに起きて準備して二人は学校に向かった。
今日は午前中の半分を魔法学、そのまた半分で座学をし午後からも座学になっているみたいだ。
魔法学のためグラウンドに全員で移動し魔法の練習を始める。
ティエルとヴァイルは少し離れたところに向かい、ティエルが発現させた水の中にヴァイルが手を入れてしばらくしたら手を抜いてそれからは特に何もすることなくほかの生徒たちが練習をしているところを見る。
そうしているうちに魔法学の授業が終わり座学の授業のために教室に戻る。教室に戻った後座学が行われて昼休みになる。
ヴァイルとティエル以外の生徒は食堂に向かい、教室に残った二人はヴァイルが用意した弁当を食べる。
昼休みが終わると座学の授業が再開され、そしてつつがなく終了し、放課後になって、ヴァイルとティエルは自分たちの部屋に戻り、書物を読み、食事を済ませ、入浴し、明日のために夜更かしをしないように就寝する。
そのはずだった。
――魔法学の時間にて――
「やったか?」
「ええ、私がやりました」
「どんな魔法だ?」
「雷魔法です」
「おお! 確か得意な魔法だよな!」
「ええ。しかも、三回」
「三回も!」
「いいじゃないですか。それで、威力は?」
「死にはしないと思いますけど気絶ぐらいはしてほしいですね」
「殺さないのですか?」
「こ、殺すのは流石に……ねぇ?」
「はぁ……あれの親の立場が面倒ですね」
「そ、そうですが……とにかく殺すのはやめておきましょう」
「わかっています。ちょっとした冗談ですよ。それよりあれの同居人は特定できましたか?」
「ええ、今もあれと一緒に居るあのパッとしない男です」
「……あの男、始めて見ますね」
「そうなんです。各学校を出た人に話を聞きに行きましたがあの男については誰も知らないようでした」
「……なるほど……まあ、どうでもいいです。最近あれがどこか生き生きとしている気がします。現実を教えないといけません」
「ええ、その通りです」
「明日が楽しみですね」
これは、グラウンド内にて行われた生徒たちの会話だ。




