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プロローグ
いつものように、本好きの私は図書館に通っていた。いつものように本を選んでいると、ふと床を見ると本が落ちていた。「誰かの落とし物かな?」と思って拾い、手に取った。しかし、その本の表紙には題名も何も書かれておらず、私は不思議な本だと思って本を開くと、初めのページ以外何も書かれていなかった。そして最初のページには<始まり>と書かれていた。次の瞬間辺り一面眩しい光で真っ白になった。私は一瞬何が起きたのか分からなかったが本の中に吸い込まれるような感覚に襲われ、気を失ってしまった。