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25話 私の姿勢が悪いと、女神様はすぐに魔法をかけてくる。

女神「ビビビッ」


魔王「女神様……これでは死んでしまいます」


女神「魔王さんの背中が悪いんです」


女神「ちゃんとして下さい」


女神様は怒ってらっしゃる。離れてくれそうにないので、仕方がないからキチンと整える。


女神「出来てませんねー、私がお手本を見せてあげます」


そうおっしゃると、机に座り背筋を整える。


女神「……」


小さい背中は一生懸命伸ばされて、肩には力が入り過ぎている。それでも説得力は大きかった。


女神「どうですか……直す気になりましたか?」


魔王「……はい、すみませんでした」


女神「分かれば宜しい♪」


嬉しそうな女神様の笑顔が眩しかった。

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