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1話「働かざるもの食うべからず、ついでに僕の懐暖かくなればいいな」

 幻想郷から来た皆さんは、現在帰れないらしいから僕の家に居候することになった。

 それで、一つ問題が出てきた。


「今、家計簿から計算しましたが、皆さんには働いてもらわないといけません。」

 何か周りからブーイングが聞こえるけど気にしない、うちの家計がいきなりやばくなったんだ。


「労働なんて、私が「五月蠅い、飯にニンニク入れるぞ。」ごめんなさい。」

 紅目、薄い蒼髪の吸血鬼、レミリアをご飯の事で黙らせて、他のヤジも少なくする。

 ちなみにご飯は、基本的に僕がメインで交代で他の人に手伝ってもらうという形にしてもらってる。

 一人分も、二人分もそれ以上もさほど変わりないし。

 初めての時は、全員に驚かれたけどそこまでの出来だったのかな。無駄に兄ちゃんが自慢げになってたけど。


「それに、給料全部家計に入れろとは言ってないよ。稼いできた何割かを入れてもらうつもりだからそれ以外は自分の好きにしても誰も文句は言わないよ。」

 飴は大事だよね、鞭だけなんて誰も嫌だし。


「流石に、見た目が子供とか、人じゃないってまるわかりな姿をしてるやつはどうするんだ。」

 兄ちゃんが、理不尽すぎやしないかと突っ込みを入れた。


「それは、家事手伝いか、内職でもやってくれたらいいよ。」

 外で稼ぐことができないなら、家で出来る事をしてもらえばいい。

 それに、これだけの人数が居れば食費もすごいけど、収入も大きくなるだろうから・・・


「『欲しい物がたくさん買える』ですか。」

「そう、新しいHDとCPUとか、ゲッ○ーロボも見てみたいと思ってたし、それならマ○ンガーも見ようと思ってたし、ド○グナーもまだだし、ようやく見つけたS○Cのス○ロボも買いたいし・・・」

「つまり、自分の欲のために私たちを利用しようとしていたと。」

 あれ?後ろから声がしたような、もしかして・・・

 後ろを見てみると、緑の短めの髪をした妖怪、幽香さんと、同じく緑髪、緑の目をした閻魔様、映姫さんが怖い笑顔で立っていた。


「アノデスネ、皆サンに働イテ貰ワナイト家計ガヤバイノハ本当デスヨ。」

「嘘はついてないみたいですね。」

 さとりさんがばらしたのか。

 思わぬ介入で、僕の計画がばれ、右は説教地獄、左は・・・僕を玩具にする気満々だー。


「助けて、兄ちゃん。」

「流石に自業自得だと思うぞ。」

 僕に、救いの手は無いのか。

 面白そうだからって、他の人まで参加し始めたよ、少しぐらい役得が有ったっていいじゃないか。




「で、私たちの服はどうしたらいいんだ。」

 金髪のいかにも魔法使いな服を着た少女、魔理沙は着替えがほとんどないと言わんばかりに聞いてきた。

 そんなことを言うだろうと思っていたよ。


「俺が、全員分作ってる最中だ。もう、何人か分はできてる。」

 こんな事もあろうかと、すでに持ってきてるしな。


「いつの間に、サイズを測ったのよ。」

 紅白巫女の霊夢は、怪しそうにこちらを見ながら言ってきた。


「勘だ。」

「勘って、それでサイズがぴったりって・・・変態?」

「変態って、それに勘で当てることをお前が言うな。」

 博麗の巫女の事は他の奴から聞いてるんだぞ。


「それでもなぁ。」

「魔理沙まで俺を変態扱いするのか。」

「・・・にとりや早苗と話が合う弟って時点でなぁ。」

「そこは、勝手に育ったんだよ。畜生。」

 兄ちゃんの悲しい叫びが、家中に響き渡ったのであった。

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