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7話「学校が始まっても平常運転、むしろ趣味の時間が増えましたが何か。」

 夏休みも終わって、学校が始まり数日がたった。


「import android.・・・」

「飛鳥さん、何をやってるんですか。」

「勉強がてら、androidの簡単なアプリでも作ろうかと思って。」

 あれっ、学校で僕にこんなことを聞いてくる人っていたっけ?


「今日から何人か学校に通うことになったの聞いてませんでしたか?」

「・・・さとりさんその手続きとか誰がやったんですか。」

「スキマ妖怪がやってくれましたよ。」

 半分面白がってやったんだろうな。他にも色々と言いたいことはあるけど。


「何人かって言ってたけど、この学年にはどれぐらい来るんですか?」

「私含めて二人ですね。」

 さとりさん含めて二人ね。


「もう一人は、レミリアさんです。」

「了解。・・・転校生とかってHRに先生から紹介されるのが普通じゃないんですか?」

「その先生から、先に教室に行っててくれと言われたので。」

「場所を聞いてここに居ると、担任として大丈夫かあの人。常々思ってたけど。」

「さぁ?どうなんでしょう。」

 まぁ、答えは期待してないんだけどさ。




「・・・自己紹介は終わったな。席は、窓側の後ろの端の手前と横が空いてるからそこに座ってくれ。」

 転校生のお決まりの席ですね。僕が窓側の後ろの端なんだけどね。どうしてこんな配置になったのやら。

 と言うか、知り合いとはいえ転校生二人の近くと言うことは僕の周りが騒がしくなりやすいって事か・・・面倒だなぁ。




「で、二人とも孤立したと。性格的にそうなりそうだとは思ったけど。」

 僕も学校では結構孤立してるんだけどなぁ。


「私のカリスマに周りがついて来れないだけよ。」

「そういう、高圧的な言動ばっかりしてると最終的にいじめの対象になるよ。多分だけど。」

「何で私が・・・」

「出る杭は打たれる。周りから浮いてるとそれだけでたたかれやすいからね。」

 って、どこかで言ってた。


「だったら飛鳥はどうしてるの。」

「徹底的に無視。それでも執拗にやってきたり暴力に走ってきたら、カマかけたり、弱み握って脅したり。最終手段は実力行使。基本自分の敵と認識した相手には容赦しないよ。」

「・・・本当に12の子供?」

「だから孤立してるんだけどね。」

 幻想郷の人たちは皆我が強くて、大概の事を受け入れてくれるから問題ないんだけどね。


「で、さとりさんは人酔い?」

「只でさえ、能力のおかげで大人数はきついので。」

 まぁ、そうなるよね。


「何で学校に来たのって言いたくなるんだけど。」

「スキマ妖怪がやってくれた。と言うことです。」

「あの人も大概愉快犯か。性格悪いなぁ。」

 わかってたことだけど。


 ちなみにこの間、僕はずっと作業をしながら答えていた。

 少し暗めになったッスね。

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