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冴えないおっさん、AIと異世界で国を作る〜魔法社会を科学でひっくり返す〜  作者: れいじ
第3章 アルゴ進化への道

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第3章 アルゴ進化への道 第24話 刻まれる戦いの形

第24話です。


物語はいよいよ決戦に向けて大きく動き始めます。

今回は交渉と開発、それぞれの準備が進む回です。


特に後半の新たな力の誕生に注目していただけると嬉しいです。

ヴァルディア本邸。


静かな空間の中、修一は一歩前に出た。


修一「ルーヴェンハイムに残った上級魔道士を……口説くための交渉人を探しています」


視線が集まる。


修一「誰か、心当たりはありませんか」


ヴァルディアは静かに修一を見つめる。


ヴァルディア「……理由は」


修一「正面から戦えば勝てない。だから、数を減らす」


短い沈黙。


ヴァルディア「悪くない。アルベルトを呼べ」


扉が開き、アルベルトが入ってくる。


アルベルト「お呼びでしょうか」


ヴァルディア「話を聞け」


修一が簡潔に説明する。


アルベルトは静かにうなずいた。


アルベルト「……可能です。ただし、上級魔道士相手となると一人では難しい」


アルベルト「中級魔道士では、軽く見られる」


そのとき。


リオン「なら俺が行く」


クロウ「出たな圧担当」


リオン「だからその言い方やめろ」


リオンは軽く肩をすくめる。


リオン「格が必要なんだろ」


アルベルト「ええ。あなたがいれば通る」


ヴァルディア「任せられるか」


リオン「任せとけ」


修一「頼む」


アルベルト「交渉は私たちに」


それで話は終わった。


短く、確実に。


そして修一は続ける。


修一「もう一つ。強い人はいませんか。戦い方の手本にしたい」


一瞬の静寂。


ヴァルディア「この都市なら……ガルドだ」



拠点。


扉が開く。


入ってきた男を見た瞬間、空気が変わる。


ただ立っているだけでわかる。


強い。


ガルド「用件は」


修一「動きを見せてほしい」


ガルドは何も言わず、一歩踏み込んだ。


消えた。


次の瞬間、そこにいた。


クロウ「……っ!?」


カイゼル「見えたのに……避けられない……」


修一「……これだ」


アルゴ『動作記録開始』


動きが分解される。


骨格、重心、力の流れ。


すべてが数値になる。


修一「これをベースにする」


ガルド「好きに使え」


それだけ言って、ガルドは去った。


クロウ「……とんでもねえな」


修一「最強を使う」


アルゴ『戦闘動作パターン構築開始』


剣、体術、回避。


すべてが一つにまとまる。


カイゼル「これが……戦い方」


修一「魔法じゃない。純粋な強さだ」


装置が動き出す。


低い振動。光。


素材が分解され、再構築されていく。


骨格が組まれ、金属が繋がる。


エーテルコアが脈打つ。


音が変わる。


重く、深く。


クロウ「……来るぞ」


光が一瞬強くなり、そして静まる。


そこに立っていた。


人型。


無駄のないシルエット。


ただ戦うためだけの形。


アルゴ『人型戦闘形態――起動』


ゆっくりと顔が上がる。


その動きには迷いがない。


カイゼル「……すごい」


クロウ「……これ、人か?」


修一「いや」


修一「武器だ」


一歩踏み出す。


それだけでわかる。


強い。


修一「……これで届く」


アルゴ『戦闘準備、完了』


すべてが揃った。


次は――戦いだ。



第24話を読んでいただきありがとうございます。


ついに人型アルゴが形になりました。

ここから先は、これまで積み重ねてきたものが一気に試される展開になります。


交渉がどう動くのか、

そしてこの新たな力がどこまで通用するのか。


次回、さらに大きく物語が動きます。

引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです

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