表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冴えないおっさん、AIと異世界で国を作る〜魔法社会を科学でひっくり返す〜  作者: れいじ
第3章 アルゴ進化への道

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

59/78

第3章 アルゴ進化への道 第4話 影の手

第4話です。


今回は新たな仲間となるクロウとのやり取りと、

少しだけその力の一端が見える回になっています。


ここからアルゴの進化も本格的に始まっていきますので、

ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。

ヴァルディア外縁。



地下拠点。



静かな空間。



修一とクロウが戻ってくる。




セリナ

「おかえりなさい」




カイゼルも視線を向ける。




修一

「ちょっと話がある」




クロウを軽く指す。




「こいつ、クロウ」




「職人だ」




クロウは軽く頭を下げる。




「……クロウだ」




短く。




セリナ

「セリナです」




カイゼル

「カイゼルよ」




少しだけ様子を見る。




ノクスはいない。




修一

「アルゴの調整、こいつがやる」




セリナ

「え……?」




カイゼルも驚く。




修一

「さっき見たけど、レベルが違う」




クロウは何も言わない。




ただ、


アルゴを見る。




その目が、


少し変わる。




「……分解していいか」




修一

「任せる」





作業開始。




クロウが動く。




速い。




正確。




無駄がない。




セリナ

「……すごい……」




カイゼル

「……確かに」




そのとき。




クロウの手が、


一瞬止まる。




ほんのわずか。




そして、


次の動き。




カチ、カチ、と。




調整が終わる。




アルゴ

「誤差、解消」




修一の目が細くなる。




「……今の」




クロウを見る。




「なんで止まった」




沈黙。




クロウは少し考える。




そして。




「……お前には見せておく」




短く。




修一

「……何をだ」




クロウ

「来い」





拠点の外。




人気のない場所。




風が静かに流れる。




クロウは小さな金属片を取り出す。




それを軽く投げる。




落ちる。




その瞬間。




クロウの手が動く。




“落ちる前に”




掴んでいる。




修一

「……は?」




一拍遅れて、


落ちたはずの位置とズレる。




違和感。




修一

「……今の何だ」




クロウ

「少し先が見える」




「ほんの一瞬だけだ」




修一

「……未来予知か?」




クロウ

「そこまで大げさじゃない」




一拍。




「次にどうなるかが、少しだけわかる」




「だから」




「失敗しそうな動きは、避けられる」




修一

「……なるほどな」




クロウ

「ただし――」




少しだけ間。




「全部当たるわけじゃない」




「ズレることもある」




「だから、頼りすぎると危ない」




修一

「……完全じゃないってことか」




クロウ

「そういうことだ」




沈黙。




修一は少し笑う。




「……それでも十分すぎるだろ」




クロウは何も言わない。




だが、


少しだけ空気が緩む。





拠点に戻る。




セリナ

「どうでした?」




修一

「……すげえのが来た」




短く。




カイゼルもクロウを見る。




その目に、


興味。




修一

「よし」




空気を切り替える。




「始めるぞ」




アルゴ

「ユニコーン形態、設計中」




「試作可能」




修一

「いいな」




「やろう」




地下に、


新しい流れが生まれる。




進化。




その中心にいるのは、


AIと人間。




そして。




影を持つ男。


読んでいただきありがとうございます!


今回はクロウの合流と、

その能力の一部を描いた回になりました。


一見するとただの職人ですが、

少し先を読む力によって、

普通とは違う立ち位置のキャラクターになっています。


修一との関係もこれから少しずつ変わっていきますので、

そのあたりも楽しんでいただけたら嬉しいです。


そして、いよいよアルゴの進化が本格的にスタートします。


ここからは試行錯誤や失敗も含めて、

新しい力を作っていく流れになりますので、

引き続きよろしくお願いします!


面白いと思っていただけたら、

ブックマークや評価をしていただけると励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ