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冴えないおっさん、AIと異世界で国を作る〜魔法社会を科学でひっくり返す〜  作者: れいじ
第2章 冴えないオッサン、魔法至上の世界へ

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第2章 冴えないオッサン、魔法至上の世界へ 第28話 奪還

第28話です。


ついに救出へと動き出します。


限られた時間の中で、

それぞれが役割を果たしながら突破していきます。


ここから一気に動きが加速しますので、

ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。

地下施設。



空気が張り詰める。



「……来るぞ」



ノクスの低い声。



次の瞬間。



兵士たちが動く。



「侵入者だ!」



一斉に迫る。



修一

「散開!」



セリナ

「はい!」



動く。



一瞬で。



セリナが地面に手を当てる。



「土魔法――展開!」



床が盛り上がる。



通路を歪ませ、


兵士の動きを止める。



アルゴ

「右、三体接近!」



修一

「見えてる!」



踏み込む。



間合い。



一撃。



崩す。



だが。



数が多い。



ノクス

「……時間を作る」



影のように動く。



触れる。



「闇魔法――無効化」



兵士の動きが止まる。



ほんの一瞬。



修一

「十分だ!」



突破。



扉の中へ。



カイゼルの元へ。



「……今助ける」



セリナ

「手錠を……!」



アルゴ

「魔力遮断装置 確認」



修一

「外せるか」



アルゴ

「構造解析中」



ノクス

「……一瞬だけなら」



全員が見る。



ノクス


「魔法の発動を無効化する」



「その間に外せ」



修一

「それでいい」



ノクスが手錠に触れる。



「闇魔法――無効化」



手錠の光が揺らぐ。



「今だ!」



修一

「任せろ!」



力を込める。



外れる。



カイゼルの魔力が戻る。



空気が揺れる。



カイゼル

「……すみません」



修一

「後でいい」



「立てるか」



カイゼル

「……はい」



立ち上がる。



そのとき。



「……終わりだ」



低い声。



ヴァルター・ローレン。



静かに立っている。



圧。



だが、


爆発的ではない。



静かに強い。



アルゴ

「魔力出力 安定」




セリナ

「……違う」




「さっきの兵士とは……」




修一

「レベルが違うな」




父は一歩踏み出す。




「それがお前の選択か」




カイゼル

「……はい」




短く、


迷いなく。




その瞬間。




風が動く。




ヴァルターの魔法。




速い。




だが派手ではない。




最小限。




セリナ

「土魔法――防御!」




壁が立ち上がる。




だが。




横から火が走る。




「っ!」




崩される。




さらに。




足元に水。




滑る。




体勢が崩れる。




修一

「連携してきやがる!」




アルゴ

「三属性同時運用 確認」




カイゼルが前に出る。




風が巻く。




「風魔法――!」




一瞬で距離を詰める。




速い。




だが。




ヴァルターは動かない。




最小限の動き。




避ける。




同時に。




水で軌道をずらす。




火で牽制。




風で距離を取る。




カイゼル

「……っ!」




弾かれる。




吹き飛ぶ。




修一

「無理するな!」




カイゼル

「……分かってます」




立ち上がる。




悔しさが滲む。




「……読まれてる」




アルゴ

「経験差 顕著」




ヴァルター


「力だけでは届かない」




静かに言う。




「それが現実だ」




沈黙。




そのとき。




ノクスが一歩前に出る。




「……一瞬だけ止める」




修一

「頼む」




ヴァルターが動く。




その瞬間。




ノクスが触れる。




「闇魔法――無効化」




魔力の流れが止まる。




発動寸前の魔法が、


消える。




一瞬の空白。




修一

「今だ!!」




全員が動く。




セリナが道を開く。




「土魔法――展開!」




通路が崩れる。




遮る。




カイゼル

「行きます!」




風で加速。




全員で突破。




ヴァルターの魔力が戻る。




だが。




もう遅い。




「……逃がすか」




低い声。




だが距離がある。




修一たちは走る。




地下を抜ける。




光へ。




外へ。




夜の空気。




全員、


息を切らす。




沈黙。




修一

「……取り返したな」




カイゼルは静かにうなずく。




「……はい」




その目は、


もう揺れていない。




だが。




ルーヴェンハイムは、


まだ終わっていない。


読んでいただきありがとうございます!


今回は戦闘から救出、そして脱出までの流れとなりました。


ノクスの能力やセリナの土魔法、

そしてカイゼルの復帰など、

それぞれの力が噛み合った回になっています。


また、ヴァルターとの実力差も見えてきたことで、

今後の展開にも繋がっていきます。


ひとまず救出には成功しましたが、

まだ物語は終わりません。


面白いと思っていただけたら、

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