第2章 冴えないオッサン、魔法至上の世界へ 第25話 取り返すために
第25話です。
いよいよカイゼル救出に向けて、
動き出す回となります。
無理に突っ込むのではなく、
準備を整えながら進んでいきます。
ここから流れが大きく変わっていきますので、
ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
夜。
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ルーヴェンハイム外縁。
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少し離れた森の中。
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火は使わない。
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暗闇の中で、
四人は集まっている。
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修一
「状況整理するぞ」
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アルゴ
「敵戦力 不明」
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「監視体制 強」
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「正面侵入 成功率 低」
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修一
「だろうな」
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セリナ
「……地下からは」
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修一
「一度使ったルートは警戒されてる」
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アルゴ
「再使用 非推奨」
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沈黙。
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ノクス
「……結界は抜けられない」
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「今はな」
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修一
「分かってる」
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カイゼルがいない。
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その事実が重い。
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セリナ
「……どこにいると思いますか」
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アルゴ
「拘束施設 可能性高」
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修一
「地下か」
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アルゴ
「確率 高」
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沈黙。
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修一は少し考える。
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「なら」
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「地下から入る」
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セリナ
「……でも」
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修一
「別ルートだ」
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アルゴ
「再探索 必要」
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そのとき。
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アルゴ
「提案」
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全員が見る。
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「前回確認した地下施設」
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「接続ルート 存在可能性」
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修一
「繋がってるかもしれねえってことか」
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アルゴ
「肯定」
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セリナ
「……あの場所から」
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修一
「潜る」
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沈黙。
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ノクス
「……内部戦闘になる」
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修一
「避けられねえな」
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アルゴ
「戦闘準備 必要」
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修一は少しだけ笑う。
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「やることはシンプルだ」
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「見つけて」
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「取り返す」
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セリナは強くうなずく。
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「……はい」
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そのとき。
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修一はアルゴを見る。
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「使えるもん全部出せ」
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アルゴ
「了解」
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地面に簡易表示。
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立体的な地図。
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「推定構造」
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地下施設。
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通路。
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分岐。
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セリナ
「……すごい」
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修一
「ここだな」
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一点を指す。
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「このルートで入って」
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「ここで分岐」
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アルゴ
「拘束施設 推定位置」
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セリナ
「……近いです」
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修一
「時間は」
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アルゴ
「侵入から帰還まで 約1時間想定」
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ノクス
「……余裕はない」
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修一
「上等だ」
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沈黙。
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修一は全員を見る。
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「確認する」
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「やるか?」
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セリナ
「……やります」
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ノクス
「……問題ない」
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アルゴ
「成功確率 上昇」
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修一はうなずく。
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「決まりだ」
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立ち上がる。
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夜が深い。
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ルーヴェンハイム。
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その中へ。
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再び踏み込む。
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今度は、
奪われたものを取り返すために。
読んでいただきありがとうございます!
今回は救出に向けた作戦を立てる回でした。
それぞれの役割や状況が整理され、
いよいよ動き出す準備が整った形になります。
ここからは実際の侵入と救出へと進んでいきます。
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