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異世界転移ブッシュマン

 冒険者ギルドに奇妙な風貌の男が入ってきた。皆が振り返りヒソヒソ話す中、中堅の戦士が男に話しかけた。


戦士♂「おいおい、あんた一体全体どうしちまったんだ!?半裸というか裸に近いし、全身の皮膚が真っ黒に焼け焦げて大変な事になってるじゃねぇか!!」


魔法使い♂「ファイヤーの魔法でも直撃したのかい?」


駆け出し冒険者♂「頭もチリチリだぁ~」


「「「ぶっははははwww」」」

 3人は顔を見合わせると大爆笑した。

 話を聞いていた周囲の人間も大爆笑した。

 酒を飲んでた冒険者達は酒を吹き出した。


 しかし奇妙な男は何も気にしないかのように、ぬぼ~っと突っ立っていた。


 騒ぎが一段落ついた後、冒険者の吹いた酒や料理でテーブルや床が汚れたのでギルドの受け付け嬢達は布巾やモップを持って飲食コーナーに行き、汚れた場所を拭こうと前屈みになった。


 しかし奇妙な男のハンターのような目は、その瞬間を決して見逃さなかった。スキル視力5.0は伊達じゃなかった。制服の襟口の隙間からたわわな胸や慎ましやかな胸がチラ見したのだ。しかも慎ましやかな胸の先端の突起もスキル視力5.0は見逃さなかった。


 奇妙な男は、鼻の下を伸ばすと勝ち誇ったかのように3人の男を見てニヤリと笑った。


 男達は焦った!あれは人殺しの目だ!!笑いながら人を殺すヤツだ!!笑いかけられたら最後のヤツだ!!


 3人はあわててギルドを飛び出し街から出て行った。

 奇妙な男は冒険者登録に来ただけだったのに。

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