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それはないっしょ!キンキンちゃん!

あれから3年たった…。


私はなんとか、都内の有名大学に合格。

親は地元の国立大をひたすら押してきたが、やっぱり曜子からは絶対的に逃げたいので、親も納得がいくような大学だけを目指して頑張った。


ただ、学費や下宿費がすごいかかることもあり、私はまた琴金星子に戻った。


まぁ親も親で、自分の手柄にしたい見栄のせいでもあるが、そこはおとなしく学費と下宿費はなんとか援助してもらうだけもらって、逃げる予定である。


忙しい日々を過ごしているが、一応学校指定のアパートの一室で一人暮らし。


一年の時、実は親と曜子が東京に押し掛けてきた時があったらしい。

ホントにあの時、学生寮にいなくてよかったと思えた。

いたとしたら、男子禁制の量なのに父親が勝手に上がり込んだとのことで大騒ぎだったらしい。

おまけに曜子のキンキン声で学生寮はかなり大迷惑だったらしい。


「琴金星子の父母なんです。どうか面会させてください。」


と大騒ぎだったらしい。

後で学生部から聞いたが、本当にびっくりした。

あのまま素直に寮なんかは言っていたら、大恥かいてた。


やっぱりあいつらはやらかしたい放題。


実は私は、親から学生寮に下宿することを強く言われていた。

そのことに関して私はものすごく拒否したかったが、親に無理やり学生寮への手続きをされようとしていた。一応、納得がいくふりをして、自分で一応学生寮への手続きをして、実はしないで今のアパートに手続きをしたのであった。保証人は、もちろん風子母さんがなってくれた。


まぁ運がいいことに学生寮は大人気でもう定員オーバーだったんだけどね。

それから、あふれた学生は学校から他の下宿先を紹介されるので、私はそのまま乗っかったまでで。

まぁ本来なら、学校の方があの親の押しかけ騒動の時に、連絡先を教えてしまいそうなのだが、学生部のさすがに察して「わが校では教えないのがルール」という事にして今に至る。


ホント学生部様様だ。


当然、父は自分にも非があるのに、ただでは食い下がらず。

学生部に文句言いまくりだったようだが。


「連絡先は教えられませんが、琴金さんの今の下宿先も男子禁制の場ですよ。

それを破ったら、学生寮以上に退室命令される厳しいところです。

そもそも、お父さんも学生寮に無理やり上がったとのことじたいが違反ですよ。

今、お子さんのところに押しかけていったら、困るのはお子さんの方です!」


男子禁制なことを強く主張したら、あっけなくおとなしく帰っていったそうだ。

まぁ帰っていったのではなく、翌日ディズニーまで言ってきたとまで聞いたが…。


まぁ、なんであいつらは私にそこまで無駄に関わろうとするのか?

ホントに理解できない。


まぁ両親はここまで心配はしているものの、私はいまだに年齢=彼氏いない歴ではある。

ふしぎなことに学問には興味あっても、異性のことは早々と知ってしまったせいか、そこまで興味ないのだ。

高校生の時、「入学式で「JKジャンプ」をもらってしまった女の子には在学中に彼氏はできない」というジンクスを聞いてしまって、「あーそうなんだー」と思っていたらホントにその通りになってしまったとは思うが、JKすっ飛ばした今でも彼氏できないなんてどういうことだ?な状態だった。


多分、一生、男ができなくても食っていけるだけの奴になってやる!ととハナから決めてるので問題ない。


とそこへ、私の携帯がめずらしく鳴る。



誰だろ?


親からだったらいやだな。




「あ、星子か?」



兄からだった。



「あ、兄さん久しぶりー。」


「げんきだったか?」


「あーうん、元気元気ー。」



「そうかよかった。やっぱりお前実家にいるより出ていた方が生き生きしてるよなー。」


「もーそれはわかるでしょー?兄さんも元気そうで何より。」


久しぶりに兄から電話がかかってきた。


「そういや曜子。あの私立で県内第3位の環城大付属高校にいってるんだってなー。俺、聞いた時びっくりだったわー。」


「そうだよねー。曜子勉強嫌いで、さんざんサボっていたし、どう考えたって後ろから数えた方が早かったはずなのにさー。

まさか思うけど、曜子、あれから変わってた?」


「いやまぁ、少しはマシにはなっていたけど、相変わらずかなー」


その少しはマシというので、引っかかるが本当に若干マシになっていただけなんだろうとしか思えれない。



そうそう、兄は高校で寮に入って、そのあとそのまま就職して家を出て行った。

まぁ私が悠々自適に大学に行けれてるのは、兄が大学に進学しなかったこともある。

兄もあの家から、早いところ出ていきたいと思っていたらしい。

実は卒業後、兄の行き先も私にまで伏せられていて、誰もわからないありさまだった。


本当にうまいこと逃げきれたなと感心してる。


まぁ原因はわかる。



曜子だ。



私はひょんなことから家を出て、兄とは違う中学に行ったけど、兄とは連絡をたまに取り合っていた。親が私について話していたことや、曜子の愚痴とか、曜子が私のところに行きそうな情報とか、実は水面下ではいろいろ話していた。



それにしてもまぁ、うちの父は何でこうも私たちのことでそこまで過保護になるんだろ?

まぁ一応おばあちゃん曰く、私と兄の今の父は実の父親ではなくても実の伯父だとのこと。


私の父は私が生まれて3か月ぐらいの時に亡くなったらしい。

そして、いい年してもずっとやんちゃしていた実父の兄貴を落ち着かせるために、半分強制的に母と結婚させたとか?

まぁそれまでは何をしていたかはよくわからないが、一時期は芸能界にいて、ずっとちょい役ばかりで売れない役者で過ごしてきたとか…?とにかく真っ当な生き方はしてきてないという事はわかった。


母さんも私の実父と夫婦だったころは、いくら30代であってもあそこまでデブなおばさんではなかったそうだ。結構まじめでしっかりしてて、かわいらしい人だったらしい。

だが、母さんは今の父と結婚して、すごい変わってしまったらしい。


いったい何があったのか?知らないけど、とにかくあんな崩壊的な家族になったのは、全部あの非常識すぎるオヤジのせいだという事は判った。


だから、あの時おばあちゃんが言っていたことには合点がいった。


「で?どうした?まさか、私がいる場所がばれたとか?」


そればっかりは勘弁だ。


「いや、それは大丈夫だと思う。」


ホッ


「それよりも、お前夏休みに一度実家に来れないか?」


「え?なんで?」


東京に来てからというものの、今まで一回も実家になんか顔出したことなどない。


そもそも帰る費用だってもったいない言うのに、あんな実家のために金なんて使ってたまるか思うもの。



「実は俺も実家に一度顔出さないといけなくなってな。」


「え?ちょ…今更なんで?兄さんも滅多に顔出さなかったよね?」


「あ、うん。俺今年の11月に結婚することになってさ。」



「えーーーーーーっ!!?」



まさかのあの兄がこんなにも早く結婚するとは思ってもみなかった。


「おめでとう!」


って兄ってまだ23よね?



「実家に挨拶っていう事ね。」


「ああそうそれ。」


「でも兄貴さ、わざわざ実家に報告することもないと思うけど?」


そうだ。ずっと両親とは音信不通でホントにまず滅多に実家に顔出さなかったのになー。

あ、でもさすがに結婚ともなると違ってくるのか…。


「それがさ、嫁と嫁の両親がどうしても婚姻前に挨拶に伺いたいと聞かなくてね。」


ああなるほどね。


「そこでそんなにも大げさになってしまったわけなのね。」


「ん、まぁそういうところ。」


確かにそれなら仕方ない。

やっぱり兄もあの家族には、お嫁さんと合わせたくなかったんだろうなー。


「無理しなくてもいいのにー。」



「まぁ俺も一応説得してみたのだけどね。嫁がそこばかりは「今まで育ててくれた人に感謝や礼節はないの!?」の一点張りで頑として聞かないんだよね。」



「まぁ何事もないといいね」




「だから、俺にはどうしても星子とおばあちゃんにはその場で立ち会ってほしいんだよね。」



まぁあの非常識家族に平和的な一般家庭の人々を守るためにフォローは必要そうだ。



「仕方ないなー。今回だけだからね。こんなこと。」



「ありがとう。恩に着る。」



集合場所は栄太の家の旅館で食事会をするらしい。




また、大げさなことするよなー





思っていたら、当日聞いてびっくりだったがなんと結納式までするらしい。



あーなんか、いろいろ重い予感はしていたが、そういう事だったのかー?

あぁ普通にスーツ着てきてよかった…。

思いっきり恥をかくところだったよ。



って今どき結納式だ?まぁあるにはあるか…。


用意されたお部屋にはもう、立派なぐらいな結納の品々が並べられており、そこにはひときわ輝く婚約指輪が置いてあった。


私ももう、初めて目にすることでいろいろ感動していた。


が、前もって室内を見てしまったが私はいったんその場を引くことにした。



そこへ


「星子ー久しぶりー。」


こういう時、ひょっこり現れるのはやっぱり栄太だ。


「お前の兄貴、思ったより早かったなーおめでとう。」


栄太も両親から話を聞いていたらしく、お祝いの言葉をくれた。

栄太は高校卒業後は地元の大学に入って、家を継ぐために一応経営学を学んでいるらしい。


「ありがとう。私もいきなりでびっくりだったよー。」


「そのおかげでこうしてあえたしなー。」


まぁそうだ。こんなことでもなければ、私は実家には帰らないと決めている。


そこへ


「あの、琴金さんの一族の方たちでしょうか?」


私と栄太がしゃべっていると普通におとなしそうな女性から話しかけられた。


「あ、はい。」


「あなたが星子さん?初めましてわたくし、太郎さんの婚約者の園田真奈美と申します。」


「ああ、あなたが兄さんの。初めまして琴金星子です。」


とお互い名前を名乗りあって、


「よろしくおねがいします」



と挨拶がはもった。


「我が「夢の路」へようこそいらしてくださいました。

さぁさぁさぁお部屋にご案内いたします。こちらへ。」


栄太は子供の頃からこんなノリで、親の真似事してお客を案内している。

なんかものすごく懐かしい。


「こちらの方は…?」


「ああ、ここの跡取り息子の栄太さん。私の幼馴染ですのよ。」


「あら、そうでしたの。弟さんの話は聞いてなかったもので、どなたかと。」


「さぁさぁこちらです。」



栄太の接待もホントになれてきたものだった。



「ごゆっくり」


栄太は私たちをお部屋に案内して、その場を去っていった。


どうも真奈美さんは兄さんより年上らしい。失礼のないようにしないとな。


と思っていた矢先で…


確かにさっきまでいなかったはずなのに、いつの間にやらもうすでになぜかそこに曜子がいた。


曜子だけではない。兄と母も祖母もそこにいた。

幸い、問題となる父はその場にはいなかったが、そこでとんでもないことが起きた。



曜子が結納品を目を輝かせてみていた。

その目線は明らかに少し婚約指輪にあった。

曜子もさすがに本物のダイヤを初めて間近で見て感動しているのだろう。


とおもえたそのときだった。


曜子はなんとその婚約指輪を手に取り、自分の指にはめて満面の笑みでうっとりしていた。




油断した…。



その時だった。


「こちらです」


ちょうど、真奈美さんの両親がお部屋に入ってきたばかりの時だったらしく、

真奈美の両親も曜子が婚約指輪を自身の指にはめて満面の笑みを浮かべている場面を目にしてしまって、言葉を失っていた。


そして、真奈美の両親を案内した栄太までもが固まっていた。




いうまでもなく、ここで一番ショックを受けているのは真奈美さんだ。



真奈美さんの目から、涙が一滴落ちた。

その瞬間、真奈美さんはそのまま部屋を出ていこうとした。



そのうえ、



どんっ!



真奈美さんは勢いで誰かにぶつかってしまった。



父だ。




「なんだ?どうした?なにがあった?」



ヤバい、なんも判ってないのが来た。


父は婚約指輪をはめてうっとりしている曜子を見て、



「おお、曜子ーーーー。すごい似合ってるではないかーーー?」


やっぱり空気が読めてないらしい。



「お前にピッタリではないかーーー?」



「でしょ?父さん。」



「うんうん、さすがわしの娘じゃ。」


「こーんなにピッタリな私ってぇ、

お兄ちゃんのお嫁さんともうまくやっていけると思うのー♡」


曜子まで何言ってるんだかーーー?


「ちょっと!なにやってるのよっ!!」



私が二人に注意した瞬間だった。


「もう…イヤぁーーーーーーーっ!!!」



真奈美さんは即座に立ち上がって部屋を出て行ってしまった。


「あ」



もう、二人へのお説教は後だ!


「父さんも曜子もなんてことしてるのよっ!!」



と一言だけいって、私は真奈美さんの後を追った。


そして…


「星子!」


栄太も私の後を追ってきた。


「これ履いてけ。椎名の運動靴でわるいだけど…」


こういう時、栄太は気が利く。

そして栄太も一緒に真奈美さんを追ってくれた。


どれだけ追いかけただろうか?


真奈美さんを見つけた時には、真奈美さんがバスに乗ろうとしていた。



「真奈美さーん待ってーーーーーっ!!」


「おいそこのバスーーー!!ちょっと待てーーーー!!」


栄太も一緒に叫んでくれていた。


このバスを呼ばれている声が聞こえたせいか、バスは待っていてくれた。


「私、何と言ったらいいかと思ったけど、本当にうちの父と妹がごめんなさい。」


「俺も無事に済めばいいと思ったんだけど…。やっぱりうまくいかなかったな…。すまない。」



「…。」



私たちの言葉が真奈美さんにどう映ったか判らないけど、私なりの精一杯の謝罪だった。



「真奈美…。」


そして少し遅れて息を切らしながら兄が来る…。


まぁ兄は、私と違って足は速くないし、靴が靴だから遅くなっても仕方ない。


そして…



「乗るんですか?乗らないんですか?」



とバスの運転手はしびれを切らしている


そこへ栄太が…


「一応乗ります!お代は全部俺が払うので!」



と言って、私たち4人はそのままバスに乗った。


兄はひたすら、真奈美さんに謝って真奈美さんを落ち着かせようとしていた。

だが真奈美さんは半泣き状態で何も喋らなかった。


バスの中ではかなり気まずい空気が流れていた。


ここで疑問だったのは…



「なんでバスに乗るなんて言ったの?」


と私は栄太に小声で聞いた。


「だって、お前の母ちゃんがすでに曲がり角のところまで来ていたんだもん…。」



「なるほどね…。」



「お前の母ちゃんが息切らして、下向いているうちに早く乗った方がいい思ったし…。」


「ああまぁね…」


「そもそもこのバスは町バスだから、俺の全おごりとはいえ、どんだけ乗っても200円だしw」


とそこは笑いながら言われて少しあきれたが、ナイス判断だと思う。


あの後さらにあの母のあくまで、ごまかしきる説得をされると余計にモヤモヤが残るだけだ。


「で、どうするの?」


「まぁ「高春」まで乗れば、確かそこにファミレスあったはずだから、そこで一旦落ち着こう。」


一応、考えてはいるなーとは思ったが…


「まぁそこは星子のおごりでw」


といわれたとたんにかなりムカついた。



結果的に兄の結婚は破談になった。



真奈美さん家族は、娘が結婚するからにはきちんと挨拶をすることは、真奈美さんが生まれた時から決めていたらしい。

が、各家庭の事情は違いがありすぎるのだ。

こういうこともあるから、前もって会う前にしっかり打ち合わせをしておくべきなのだが、一方に他の家庭ではわからない事情があり無理な場合もある。そして、そんな事情もよく知りもしないで、一方が自分たちの常識を振りかざして聞く耳もたずだとこうなるのだ。


真奈美さん目線からすると、どう考えてもうちの両親は心配しているから、愛情込めて子供に構っているようにしか見えなかったらしい。そして、末のやんちゃな妹に、ちょっと手こずっているかわいい兄弟関係だとしか思えれなかったらしいのだ。



ホント、平和な家庭で育ってきただけの人の考え方は違うなと思えてきた。



それでいて、自分らがどんな家族であろうとうまくやっていく!と意気込んで挨拶に臨んだ挙句、


「私、あの方々とはやっていけません。」


だと…。


確かにこっちが悪いとは思うが、ちょっと見ただけでこれとはホント身勝手である。

まぁホントに当たり前だけどね。


私はここで本当に誓ったし、真奈美さんにもその場できっぱり言った。



「今回のことはホントこちらの落ち度でしかないから謝ります。本当にごめんなさい。


ただこれだけは言わせて。


兄も最初から、あなたを私たち家族に合わせるのは嫌がっていましたよね?」


「…そそれは…そ…。」


「あなたはそんな兄の言葉に一切耳を貸さずに、あなたの言い分だけ一方的に通して無理やり会うことに

兄に決めさせた。そうですよね?」


「…え…そんなだって……太郎さんが……。」


「兄は兄なりに仕方なくおれた結果これです。私たちも悪いかもですが、ほとんどあなたたちの言い分によって招いた結果です!全部私たちのせいにはしないでほしいです。

私が兄でもあんな家族、結婚して長い付き合いになりそうな相手にあわせたくないですよ!」


「…」


「見てわかったでしょ?うちの家族はああなの!

あなたの家族はさぞかし理想的でいい家族でも、よその家族があなたの家族と一緒とは限らないの!

そこ判ってほしいのです。」


「……あ……。」


「星子言い過ぎだって…。」


ここまで来てようやく兄からのフォローが入るがお構いなしだ。


「もし、あなたがうちのような家族で育ったとしたら、相手に堂々と自分の家族の悪口言えますか?

うちの父や妹みたいな家族をなんも恥ずかしげもなく、堂々と結婚相手に会わせられますか?」


「…」


真奈美さんはしばらく考えたあとに


「……無理…です……。」


ようやく返事をくれた。

やっとわかってくれたらしい。


「そうですね。私もやっぱり、兄と同じく言いにくそうに説得を試みることがやっとでしょうね。

それで無理なら、私なら縁がなかった思ってあきらめるかしらね。」


「…」

「…」


この時点で兄も真奈美さんも黙ったままだった。


「私と兄の違いは、兄はそこであきらめなかった。

まぁこんな家族と向き合っていくのだから、この後の結婚生活はどうなるか判らないけど、兄はあなたのことをここで諦めきれないほど愛していたことです。


そして、こんな家族を紹介してしまった今でも、兄はあなたのことをなるべく守ろうとは考えています。」


まぁこんな家族から守るとなるとホントに難しい話だけどね。

世の中には、絶対に関わってはいけない人がいるという事をこの人にもわかってほしいものあった。


「そこは兄のことを評価してくださいますか?」


これで、のちの慰謝料がどっち払いになるかはおそらくうちの方だというのは判っている。そんなことは兄貴たちの問題なのでどうでもよかった。だが、全部が全部うちが悪いだなんて思われるのだけは嫌だった。


せめて気持ちだけはわかってもらいたかった。私たちだって、あの家族は嫌いだ!そして、最後までなるべく真奈美さんたち家族のことは守りたかった。私としてはそれだけだ。


「私、もし自分が結婚するとなっても、その人には自分の家族とは絶対に合わせない。

できれば一生あわせない!!そしてそれ、理解できない人とはその場で縁を切ります!


真奈美さん目線、それは非常識なことかもしれませんが、私はそうでないとやってられないので!」



とまでいってやった。


どちらもどちらでホントやってられなかった。



そして、最後にクッソどうでもいいことだが…。

あとで詳しく聞いた曜子のことだが、あいつはあの名門校に入る器ではなかったことを知った。


確かに環城大付属とはいえ、その中にある商業科に合格したというオチでした。同じ環城大付属でも、商業科びならだれでもはいれるってこと…。どおりで、おかしい思った。まぁ学歴だけで人を測るのはかなりナンセンスとは思いますけどねー。


どおりで、久しぶりに曜子を見てもなんも変わってなかったなと真っ先に思ったのね。

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