虹をつくるなら
長くて、ごめんなさい。
太陽は高密度 重力で 核融合が進行
水素がヘリウムに 変換し 放出される電磁波
高密度のコアで 電磁波は 吸収 放出繰り返し
太陽の表面に 到着まで 10万から100万年
表面まで出れば 地球まで 8分だけ
地球まで来ても 電離層 そしてオゾン層で
ガンマ線 エックス線 紫外線が吸収される
ようやく 赤外と可視光が 地上に降り注ぐ
降り注いだ青色 大気圏 空気の分子で散乱
雲が少なければ 空一面 散乱される青の空
降り注いだ赤色 空気の 分子の散乱を逃れ
雲が少なければ 地平線 真っ直ぐ進む赤の空
大気の雲粒は 光の波長の 10倍以上
青も赤も散乱し 粒の濃薄で 雲は白か黒
青い空 赤い空 曇った空などの空
ようやく それぞれの景色が あなたの目に映る
ここまでの空の話 太陽に 視線を向けたときの話
これから話す空は 太陽を 背にした雨上がりの空
晴れかけの空の中 水滴を 十分に含有した大気
太陽から水滴に 入射して 反射して向きかえる光
水の屈折率 1.33で 計算すると
水滴を球状と 仮定して 反射角約40°
太陽 水滴 あなたの目が40°の角度で
反射する これをみたす水滴を 結ぶと円になる
水滴はまるで プリズムで 太陽光の分光器
色の屈折率の 僅かな差で 色により変わる反射角
各色の詳細 たどると 40から42°
この角度の中で 円形に 分光された太陽光
幾重もの光が 人の目の 網膜の中の視細胞
更にその中の 三種類の 錐体中のレチナールと
光反応 視神経 脳の順に信号が伝わり
ようやく 虹があなたの 脳に結像する
虹をつくるなら 光源は 太陽の光を借用
霧吹きのホースで 庭先の 大きさで試してみよう
40°の角度は 気にせずに 前面に吹きつけてみる
全面に強さを 微調整 しながら霧を吹きつける
天気の日がきたら 太陽を背 霧の水滴
吹き付けたところ 注意深く目を凝らす
40° で 円形 太陽を背にすることで
あなたの 目の前に虹が 現れるはずだ
大事なことなのでもう一度、「太陽は背」。
タイトル的には、最後の四節だけでよかった気が、。
概念を優先するため、
詳細は厳密ではないところがあります。
誤った記載もあるかもしれません。ご容赦ください。
太陽の中心の核融合で発生した電磁波が、
表面を熱として温めるためのエネルギーとして
伝わるのにかかる時間と言ったほうが
良いかも知れません。
そして、6.000K(絶対温度)に温められた
太陽表面からの輻射熱として、赤外、可視、
紫外、エックス線が放出される。
人の目の光の信号伝達はかなり端折りました。
特に、三種類の錐体からの信号を脳が
どのように処理しているか。
まだ、明らかでないことも多いと思います。
他にも、目のピントの機構等もあります。