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目が覚めると、リアンの服装と行き先について、考えいた事を思い出した。
キョロキョロと見回すとマリアが食事用のテーブルで、何かを書いていた。作業日報だろうか?
「まりー」
初めて自分から声をかけ、
ちゃんと言えた気がする!!
マリアはビックリして、俺には駆け寄った。
「今のお声は、坊っちゃまですか?」
「私めをマリーと!」
「あうー」
赤い瞳をキラキラさせ、嬉しそうに微笑んで、俺を抱き上げると、ぎゅうとハグをした。
ちゃんと通じたらしい!やったー!!
「ほとんど泣かず、声が出せないかと心配しておりました。」
「それが、いきなりマリーと……。私は、嬉しゅうございます。」
と、声を震わせて泣き出してしまった。
ハグされたままなので、動く様になった手でぎこちなく、マリアの背中をポンポンと叩いた。
それにもマリアはビックリして、更に泣いてしまった。
俺は、泣くマリアをどうしたらいいか分からず、オロオロするしかなかった。
どうしようかと、周りを見渡すと、テーブルのノートに羽ペンが転がり、インク染みを作っていた。
さっきより背中を強めに叩き、ノートを指すと、マリアは
「あ、やってしまいました。」
と、俺をベッドに戻して、テーブルへ向かった。
ノートと、羽ペンを片づけたマリアは、俺の所へやってきた。
落ち着いたのか泣き止んでいた。一安心だ!!
「坊っちゃま、何がご用でしょか?」
「あうー?」
「ぼちゃー?」
「はい、坊っちゃま。」
やっぱり、俺の事を坊っちゃまと呼ぶ。
さっき見回した時に鏡らしき物を見つけたので、腕を伸ばして、抱っこをせがんでみる。
通じた様で、マリアは、俺を抱き上げてくれた。
鏡の方を指差して、連れて行って欲しいとジェスチャーしてみる。
マリアは、俺を抱いて鏡の前へ立つ。
鏡に映る、赤茶色の髪の美少女はマリア。
に、抱かれているのは、赤ちゃん!!
髪は、金色に近い茶色で、瞳は、青にも緑にも見える不思議な色をしていた。
目はぱっちりクリクリしてて、鼻は低め、口は少しアヒル口っぽい。
トータル判断、将来が楽しみな可愛い赤ちゃん!!
「ほえーぇぇぇー」
ビックリだ。これ俺?
爺さんじゃないぞ?俺の想像と全然違う!!
どうゆう事だ?!?
驚き過ぎて、おしっこを漏らしてしまった。
「ちー」「でた。」
恥ずかしいが、マリアに申告する。
「え?」
今度はマリアがビックリして、俺をベッドへ寝かせて、オムツ交換をしてくれた。
「本当に出てますね〜♪」
何やら嬉しそうだ。俺には羞恥プレイの1つに感じた。




