表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/100

2021.10.18.『朝陽のあたる部屋』と『ジョウロ』のラブコメな話(★)

初出:2021.10.18.(月) Twitter

お題:朝陽のあたる部屋 が舞台で『ジョウロ』が出てくるラブコメな話を3ツイート以内で書いてみましょう。

タグ:BL,現代,会社員,上司と部下,両片想い?,

【1/3】

ふんふんふ〜ん。


青年が鼻歌混じりにオフィスのブラインドを上げると、燦々と朝陽が差し込む。

まだ早朝。誰よりも早く出勤した彼には、誰にも秘密の日課がある。

「よし!やるか!」

青年は窓際の上司の席にイランイランの植木鉢を引き寄せ、ジョウロで水をやる。部屋に置けないから、と職場




【2/3】

に持ち込んだもので、男を誘惑する香りを放つらしい。まだ効果は出ていないが、念のため、扇子で仰ぐのも忘れない。

次いで、上司がよく頬杖をつく角度の延長線上に自分の名前が書いてある企画書をさりげなく提出する。名前が視界をかすめればサブリミナル効果が期待できる。

さて、次は——、と




【3/3】

周りを見回したところで、青年は硬直した。


目の前には、青筋を立てた上司その人。


「あ、あの、これは…!」

「バカかっ!」


言い訳する間もなく怒声を浴びる。

けれど上司は、途中で怒る気も失せたのか、こめかみを揉んだ。


「ハァ。ったく、なんだって俺は、こんなバカに惚れたんだ…」

お読みいただき、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ