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再び地上へ

眠い。今日は早めに寝たい。

「みんな、ついてきてくれ。」


「「「はーい。」」」


(さて、地上に出ようにもこの扉の向こうにはあの謎の生物がいるわけだ。)


男は、意気揚々と号令をかけたが、特にいいアイデアが思いついたわけではなかった。不安にさせまいと、声をかけたのだろう。


(よし、ダンジョンコアたちの魔法で何とかしてもらおう。)


そんなわけはなかった。


「ドアを開けるから、そしたら魔法を打ち込んでくれ。」


「どんな魔法ー?」

「攻撃魔法でしょ。」

「私がやる!」


指をくるくると回す。遊んでいるようにしか見えないが、まるで綿あめができるかのように、水色のもやが現れた。


「いくよー!」

「わかった!」


勢いよく扉が開かれる。

手のひらからふわりと話されたかと思うと、一気に加速して見えなくなった。数秒後に、大きな音がした。


「あれ?」

「どうしたの?」


「何にもあたってない気がする・・・」


「なんだって?ってことは、もうあいつらはいなくなっていたのか。」


「よかったねー。」

「うんうん。」

「うー、よくない。せっかく打ったのに・・・」


「よし、外に出よう。」


(いないなら心配ない。一気に走って向こうまで行こう。)



「ぜぇぜぇ、もう歩けない。」


「体力なさすぎー。」

「さっさと行こうよ。」

「お兄さんに、魔法打ってもいい?」


「お、お兄さんは疲れているんだ。少し休ませてくれ。」


「打つよっー!」


「ほ、本気か?!やめてくれ!」


「いっくよーっ!」


黒い光が放たれる。まるで、闇に包み込まれるように、男はもだえる。


「うっ、うがぁ、って、あれ?」


「なんか、元気出たー!」


「ふっふん。すごいでしょ。」


ダンジョンコアが使ったのは回復魔法だった。


「やったー!よーし、出口まで競争だー!」


魔法には使ったものの個性が出る。どうやら、若干ダンジョンコアの魔法に当てられたようだ。





「地上よ、私は帰ったぞ!」

「うぎゃ?」

「あ・・・」

睡眠は重要。

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