不思議な老婆
ミーシャとパックは朝早くから今日も街を散策する事に
「本屋さーん!本屋さんはどっこかなー!」
「姫様!ロキ様の本が見つかればいいですね
ただ、魔導書は無数にあるので大変ですよー、、。」
魔法の本には大きく分けて2つある
神々が書き記したものが魔導書
魔法を仕組みから詳しく書いてあり魔法を発動させるには完全詠唱をする必要があるが威力は絶大である
そしてもう1つ人間の賢者が魔導書を元に魔法を簡単に発動できるようにした方法を書き記したのが魔法書
詠唱は短く発動も早い威力は術者の魔力量による
ミーシャたちは街中を練り歩き本屋、古本屋、アンティークを扱う店など見て歩いた
だがお目当ての魔導書や魔法書、魔道具も全くなかったのである
「ねぇーパックー。分かってはいたけど中々ないもんなんだねー、、。」
「はい姫様!そんな簡単に見つかったら苦労はしませんよー
この街に魔法使いがいれば聞いてみるのもありですね!」
2人は魔力のある人を求めてひたすら街中を歩いたりまた食べ歩いたりしながら探した
「ねぇパック!あの大きくて屋根が丸い建物はなにかわかるー?形が不思議で少しかわいいわね!」
「はい姫様!あれは神様にお祈りしたりする場所ですね!神様がたまにきたりする時もあるとかないとか」
2人は大きな寺院にいってみることにした
観光客も中に入れるように少しだけ一般開放されているようだ
「ねぇパック!壁中にきれいな絵ばっかり
すごい素敵ねー!!」
「はい姫様!昔の方が書いたものだと思います
とても素敵で見惚れてしまいますー!」
ミーシャはふと清掃している老婆が気になった
魔力が少し漏れているのがミーシャにも分かった
それに隠してはいるようだが魔道具も付けているようだった
「あのーお婆様!もしかしてですけど魔法使いの方でしょうか?よかったらお話したいのです!」
「あらあらお嬢ちゃん よくわかったわねぇ
魔法を使えたのは昔のことじゃよ
もう魔力を練る力はないのよ、、。」
老婆は少し悲しげな顔をしながら話していた
ミーシャも頷きながら老婆の話を聞いていたのだが
パックだけは違った
「姫様姫様!このお婆様なにか変ですよ?
魔法を使えないというのは嘘っぽいですよ
今も魔力を練っているのを感じます」
それを聞いたミーシャはパックもびっくりするほど直球な質問を老婆に投げかけた
「ねぇお婆様?魔法が使えないっていっていたけど
今も魔力を練っているよね?どうして?」
老婆は目を見開いてびっくりしながら高笑いをした
「あははー!!お嬢ちゃんすごいねぇー
私は魔力を隠すのが得意なのによく分かったもんじゃ
今練っている魔力はこの街を守る為のもんじゃよ
私はこの街の守り人ドーラばあちゃんよ」
「私はミーシャ!魔法を学ぶ為に旅をしているの!」
ミーシャとドーラはすぐに仲良くなりこれまであった出来事や出会った人の事をミーシャは実の祖母に話すように楽しそうに話した
そして色々話した後ミーシャはリュックからあの魔導書を出しドーラに本の仕掛けを見せた
「ねぇドーラおばあちゃん著者はロキって神様なんだけどこれともう一つ同じ魔導書が必要みたいなの
知らないかなー?」
「ほう・・・。こりゃ珍しいもんじゃな
ロキ様は精神系の魔法が得意なはずじゃ
だがこの本は風の魔導書じゃここも変じゃのう。
すまないねー。私はこの本をほかに見たことはないのお」
ミーシャはがっかりし少し落ち込んでしまった
そんな簡単には見つからないのは分かっていても手掛かりがないのは辛いものだ
そんながっかりしているミーシャを見たドーラは少し待てと言い寺院の奥へ
数分後奥からドーラが本を持ち戻ってきた
「ミーシャや。もしよかったらこの本を持っていっておくれ
魔法書にはなるけどもなにかの役には立つかもしれんから」
「えぇー!!いいのー?
ありがとうドーラおばあちゃん!嬉しいです!
大切にしますね」
そこからたわいも無い話をしたり2人は素敵な時間をすごしたのであった
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ミーシャたちはホテルへ戻り港街へ行く準備をしながら休む事にした
「姫様ー!ドーラ様から貰った魔法書はどんな魔法だったのですか?」
「見てみるねー!んーっと結界魔法と魔力の効率的な練り方の本だってさ!いいものだね!
著者はーっマジョルカ・ドーラ
えぇー!ドーラおばあちゃん!?」
まさか著者はあの老婆だったのである
魔法書を書けるとなると彼女もまた賢者
人間界では名の知れたすごい方だったのである
ドーラの書いた魔法書を読みながらミーシャは眠りについた
最後までみて頂きありがとうございます!
初心者ですので書き方などはまだ勉強中ですので頑張っていきます
よければどんな感想でもいいのでお願いします
参考にさせて頂きます




