ミーシャ初めての人間の友達
「あつーい、、、暑い暑い暑いあつーいー!!!!」
ミーシャとパックは果てしない砂漠をひたすらふわりと浮きながら彷徨っていた
ミーシャたちはアルジェリア国境より少し進みティンドゥフの砂漠の真ん中付近にいた
この砂漠を抜ければモロッコ、そこから船でヨーロッパへいけるのだがまだ先は長いのである
「姫様ー!パン飽きてきましたよーモグモグモグモグ
なにか違うのが食べたいですー!」
「もう!わがまま言わないで!
そのパンも私のなのに食べすぎよバカパック!」
たわいもない会話をしながら2人はひたすら砂漠を進んでいると街が見えてくる
この辺では1番大きな街に2人は3日間歩き進めやっとたどり着く
「パック!パック!街よ!大きな街!」
ミーシャは嬉しさとやっとお風呂に入れる喜びでウキウキしていた
街のホテルを見つけ泊まる為にフロントのお姉さんに話かける
「すみませーん!子ども1人でもお泊まりはできますか?あとあとあと!お風呂はありますか?」
目をキラキラさせながらミーシャはお姉さんに尋ねた
「お子様1人でも大丈夫なのだけど、、、
ごめんなさいね街の井戸がなぜか止まってしまって水がまったく出ないのよ」
お姉さんはもちろん街の人も困っているようだった
ミーシャたちはとりあえず部屋を借りて休むことにした
「姫様ー!やっと横になれますねー!やほぉー!!」
「いぇーい!久しぶりのベッド!最高ねー!」
2人はぴょんぴょんと跳ねながらベッドを堪能していた
「ねぇパック お水出ないとみんな大変だよね
ご飯も飲み物もお風呂だってないと大変だよね」
「そうですねー!私は妖精だから大丈夫ですし姫様は魔法でお水は出せるけど街の人はできないですからね」
ミーシャはベッドから跳ね上がりなにかを決めたようだ
「ねぇパック!人助けをします!いいですね!
井戸を治しましょう
いや!特大の井戸を掘ります!」
ミーシャはまた目キラキラさせながらパックに言いました
「姫様ー!いいですねー!
それでは行きましょう!姫様の思いのままに」
2人は部屋を出て街の様子を見に行くことにした
街の人たちは喉の渇きで苦しんでいた
ミーシャは公園のような広場で少女がふらふらと歩きながら今にも倒れそうなのを見つけた
「ちょっと大丈夫?どうしたの!」
ミーシャは女の子を抱きしめ横にさせた
「喉が、、お、、お水、おみ、、」
少女はかすれた声を絞り出した
ミーシャは魔法で指先から水を出して少しずつ少女の口に水を注いだ
「ねぇ!しっかり飲んでね!大丈夫大丈夫だからね!
ゆっくり飲んで」
少女は少しずつ意識も戻ってきた
この地では魔法のことを天の奇跡というらしい
「ありがとうございますありがとうございます!
あの、、あなたは奇跡を使えるのですね!」
少女は笑顔でミーシャに感謝を何度も何度も伝えた
「ねぇ!あなたはお名前は?私はミーシャ!13歳!」
「ルナです私も13歳です」
ミーシャはまた目をキラキラさせながらルナと同い年で女の子である事に嬉しさを爆発させていた
「ねぇ!ルナ!私とお友達になってください!!」
ミーシャは深く頭を下げながら手を伸ばしまるで告白をしているようであった
ルナも嬉しそうに笑顔でミーシャの手を握り頭を下げた
ミーシャは初めて友達ができたのである
「ねぇ!ルナ!早速だけど最近井戸から水がでないって聞いたのだけどいつぐらいからなの?」
「んーとね4日前くらいから1つの井戸が出なくなったみたいでそこからどんどん使えない井戸が増えていったの」
これ以上水が出ないと蓄えも尽き街の人は危ない
早くなんとかしないといけないと考えたミーシャはぐるぐる回りながら考えていた
ミーシャはローブの中に隠れているパックに小さな声で聞いた
「ねぇパック!あなたは水の流れやどこに水があるかわかる?」
「はい姫様!私は妖精ですよ!水や風などの動きはすぐにわかります!」
ミーシャはルナの手を握りしめぶんぶん上下に振りながら笑顔で言った
「ルナ!今からでーーかい井戸枯れない井戸を作ります!!
みんな助けるから待っててね!」
ミーシャは広場から飛び出し水脈を求めて街中を走り出した
パックを頼りに大きな水の流れがある場所にたどり着いた
そこは街で1番の商人の家だった
家の前には行列ができペットボトル1つを10倍の値段で売っていたのである
街から水が消え唯一水がある商人にみんな頼るしかなかった
「ねぇパックこれは仕方ないことなのかな?」
「姫様!この家の下から魔力を感じます
この商人は魔法で街中の井戸を止めている可能性がありますね」
ミーシャはまた苛立ち唇を噛みながらパックへ質問した
「ねぇパック どうしたらいいかな」
「はい姫様!家の地下にある魔法陣を壊すか魔法使用者を殺せば水が出ると思います」
ミーシャは魔法使いを探す為に夜に商人の家へ忍び込むことにした
夜中になり商人の部屋から2人の笑い声が外まで聞こえていた
ミーシャは人から認識されなくなる魔法を使って正面から堂々と入り込む
「天の光を反転し我の姿を消したまへ第1異界魔法レフレッソルズ
よーし!パックいっくよー!
「はい!姫様ー!」
2階の商人の部屋の前までいくと声がまだ聞こえる
「ルドルフ様!あなたのおかげで街から水が消えて私のところへ人が集まり大金が降ってきました!
天の奇跡のおかげで私はこの街の命を握ることができました」
「なぁ商人よ次はなにをしようか!空から太陽を消し寒さで住人を苦しめようか?ゔわぁはははは!」
2人は高笑いをし酒を飲んでいた
ミーシャは街の人を苦しめて喜んでいる人間をみて許せるはずもない
怒りで魔法が解け綺麗な白髪と赤い目に変わっていく
「ねぇパック我慢できません、、。
もういいですよね」
「はい!姫様!あなたの思いのままに」
ミーシャは部屋の扉をゆっくりと開け2人に問いかけた
「ねぇおじ様方少し聞きたいのだけど
街からお水がでないのですなにか知っていますか?」
分かってはいてもミーシャは確認した
「だったらなんだ?小娘!お前に何が出来るんだ?
靴でも舐めて水をもらいにきたのか?」
商人と魔法使いであろうルドルフとやらは高い笑いした
ミーシャは苛立ち怒りに身を任せながら2人を殺すことにした
「もう、、、もういいです分かりました。さようなら天から降りし熱き炎よやつらの血肉を湧き上がらせよ
第1異界魔法フレアボム」
商人は苦しみ転がりながら内側からまた爆発した
だがルドルフはだけは違った
「お前!お前はなんだ!魔法使いか?ふざけるな!
残念だったな!俺は魔道具で簡単には死なねーんだよ!」
ルドルフは死を回避することができる首飾りの魔道具を使っているようだ
「姫様!このようなものが死を回避できるようなすごい代物をもっているとは思えません!
そんなものがあれば神級のものですよ!」
「パック分かったわ。
ならば死ぬまで苦しめればいいのです
天から降りし天使の涙膨らみ止まりたまへ
第1異界魔法ウォーターバブル」
ミーシャはルドルフの顔に水の泡を作り死ぬまで街の人から奪った水で苦しめ続けた
数分後魔道具の光は消えルドルフも死んだ
「姫様!大丈夫でしょうか?
パックは心配です、、。」
「パック!私は大丈夫よ!
これで街から笑顔が戻るのだから!」
ミーシャは笑顔だったもののやはり人を殺すのは辛いものだ
人間の悪意と仕方ないとはいえまだ幼いミーシャの心には少しの影が、、。
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ルナはミーシャを信じずっと広場で待ち続けていた
「ルーナー!!!もう大丈夫よ!お水はもう大丈夫!
たーくさん出るからねー!」
ミーシャはルナに抱きつき顔をスリスリしていた
「ミーシャどういう事ですか?お水が飲めるのですか?」
ルナはきょとんとした顔をしながらミーシャを見つめていた
ミーシャは笑顔でなんやかんや魔法を使ったら水が出るようになったと誤魔化して伝えた
そして今考えてることをルナにしていいか聞いてみた
「ねぇ!ルナ!この広場に大きな井戸があったら嬉しい?みんな助かる?」
「もちろんここは街の中心にあるしみんなが集まる場所だから助かるとはおもうけどー、?」
それを聞くなりミーシャはパックに水脈があるか確認した
「ねぇパック!ここには十分な水脈はあるかな?」
「はい姫様!あるにはあるんですけどちょっとよわいですねー、、。
私がなんとかしましょうか?」
「さすがパック!私が井戸を作るから水脈はパックがお願いね!
いっくよーー!!
地に住む大いなる神よ地を分け形を表したまへ
第1異界魔法テラコーヴァ!」
「私もいきますよー!
地を這う水龍よ私の願いを聞き溢れる水をお恵みください
妖精の喜びの舞 ルシエール」
2人の力で大きく空いた穴から水が吹き出し空には大きな虹ができた
ルナは驚きと嬉しさで跳ねながらミーシャに抱きついた
「ミーシャすごいすごーい!私の友達すごーい!」
2人は笑い合いながら水を掛け合い遊んだ
すると街から人が集まり1人の老人がミーシャとルナに誰がこれを作ったのか問いかけた
「村長様!このミーシャが天の奇跡を使って井戸を作ってくれたの!」
ルナは嬉しそうに村長に街のみんなに向かってどうやって井戸ができたのかを伝えた
「ミーシャ様、、ありがとうございます、。
この街はあなたのおかげで救われました
本当にありがとうございます、!」
村長、そして街のみながミーシャへ頭を下げて感謝の気持ちを伝えた
ミーシャは照れ臭そうにしながら笑っていた
「みんなやめてください!でもこれで安心だね!」
これで水が消えた事件もひと段落つきミーシャとパックはホテルへ帰り休む事にした
「お帰りなさいませミーシャ様
いえ!女神ミーシャ様!
街を救って頂きありがとうございます
街にいる間はこのホテルのサービスは全て無料にさせて頂きます!」
まさか無料になるとは思っていなかったミーシャは驚きと無料という言葉に嬉しくなったのであった
そしてミーシャとパックは丸一日動き回っていた事に気づきパタリと眠りについたのであった
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