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掌編小説集4 (151話~200話)

進化の途中

作者: 蹴沢缶九郎

長い年月を経て、人間には腰の下辺りに尻尾が生え、二足歩行から四足歩行になった。中には翼を手に入れ、空を飛び始める者や、エラと鱗を手に入れ、水中生活を送る者も現れる。食生活も多様で、そのまま獲物を狩って食べたり、そこらに生えている草を食べたりと変化した。


環境に適した身体へと変化を遂げる…。地球上に生きる全ての生物か行ってきた事であり、行われている事である。


人間はただ起きて、ただ餌を食べ、ただ子供を育てて、ただ寝た…。


やがて、地球に人間に取って代わる新たな支配者が現れた。その支配者から餌を与えられ食べていた一人の人間は、ふと何かがおかしいと思うが、特に何もする事はない。それが進化ではなく、退化であった事に誰も気付かない…。

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― 新着の感想 ―
[一言] 退化も一つの進化ではないでしょうか? 深海魚は目の機能を失いましたが素晴らしい耳を手に入れました。 海から出た生き物は鰓を失いましたが、今は肺に直接酸素を取り込んでいます。 進化とは、なんな…
[一言] 人間は 農耕民族になってから飢餓が起こるようになったとか。 ある意味退化こそ 自然との調和で進化なのかも?? 面白かったです。 読ませていただぎ ありがとうございました。
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