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天まで届けこの赤く輝く光と共に  作者: 神咲 初華
1章 オールオブ・ザビギニング
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オールオブ・ザビギニング

・序章-この世界のあり方-


「この世にはいろいろな物が存在する。あるいは存在そのものがないものもあるのであろう。その中の生物であり、個体として存在してる「人間」というものは極々小さいように思えてくる。存在するものには存在意義があって……いや、存在しないものにも不存在意義というものがあるのかもしれないのだが。その中には日常というものが存在する。日常というものはその人の中に存在するものでありその゛日常゛は他者からすれば論外。あるいはその他者の想像力をも悠に優越しうるものであると推測する。と僕は思うのだが君はどうだい?」

と唐突に話しかけてきた少し白髪の混じった髪に眼鏡、それに白衣を纏ったいかにもなにかやらかしそうなおっさん(お兄さん)が話しかけてきたのは午後4時半を少し回った夕暮れ時。パソコンのキーボードを打つ音のみが室内に響き渡る12畳と半にたった2つの机とはなんとも寂しい情景である。

「急にどうしたんですか天童さん。1日中カップ麺啜りながらパソコンの画面とにらめっこしてた人が急にそんなこと言い始めたら怖いじゃないですか」

「すまん、すまん。君だって人のことは言えないがね。」

微笑で誤魔化す

「ラストの、1人、遅いですねえ」

「そーだねぇ、どっかで寄り道でもしてんじゃないの?」

そこからまたキーボードを打つ音のみが部屋を包み込む。


この世界は約3ヶ月前、突然宇宙のどこからとなく現れたアルタイルといういわいる宇宙人というやつに占領され、今は植民地状態である。そう、全世界がである。つまりは戦争、紛争といった争いはもう怒らない。これはこれで平和な訳だが、これまで約6000年といわれる長い年月ここで暮らしてきた人間にとって、いきなりの植民地化はあまりに不本意である。全世界の兵隊さん達が頑張って追い返そうとあらゆる手を使ったが、3日と持たず降伏というありさまだ。核を使うことも考えたが、ありまにそれは残酷な未来しかなかったのだ。なにもできずただただ植民地になった。と知らされた一般人は未だにその事を理解出来ずにいた。


そう、ここにも1人なにも知らず゛日常゛を過ごす少年がいた。



・起章-上からかわいらしい女の子が降ってきた-


俺の名前は真田一心。この冬で中学を卒業するいわいる受験生真っ只中だ。

「もうすぐで中学校生活も終わりだなー。まだ高校どこにするか決めてないんだよなぁ。佳虎、お前はもう決めてあるのかよ」

「俺か?俺は家から近い越木中央学園にしよっかなーって思ってるけど。」

斉藤佳虎は俺の幼馴染である。午前中の屋上。2人で横になって寝転んでいるが周りには俺ら以外誰もいない。って普通は授業中だから誰もいないんだけど。

「そーだよな。俺も早く決めないとな。」

空は少し曇っているが、たまに顔を出す太陽が少し眩しい。

「さぁ、教室戻ろうぜ。さすがにそろそろ戻らねぇとな。」

「そうだな、」

先に小走りに走っていく佳虎を追って走ろうと体を起こした瞬間なにか起こりそうな予感がしたのは気のせいか。


学校が終わり、校舎を西日が容赦なく明るく照らす。

やっと長い退屈な授業が終わってあとは帰ってゆっくりするだけである。

「先生あんなに怒らなくたっていいのにな!」

「まぁ授業さぼってた俺らが悪いんだけどね」

すると背後から甲高い女の声が聞こえてきた

「お〜い、二人共まだ帰ってなかったの?」

「ああ、奈希もまだ帰ってなかったのか」

寺前奈希。佳虎と同じく俺の幼馴染だ。

「ちょうどいいじゃん、一緒に帰ろ!」

「そうだな、帰るか」

そこから俺達はたわいもない話を続け、気付けば家はすぐそこだった。

「それじゃあね、またあしたー!」

「おう、また明日!」

「また明日」

いつもどうりのあいさつで3人はそれぞれ別れた。

「今日も長い一日が終わったなー」

あとは帰ってゆっくりするだけ。そう思った時だった。

ふと空を見上げると何かがこちらに向かって落ちてくる。……

「ぇぇえええええええええええ!!!!」

一心は慌てて何をどうしようとしたのかはわからない。ただ何かしようとしたのだが時既に遅し。気づいた時には手になにか柔らかい感触。

「……これは?この感触は……お、おっぱい?」

生まれてから1度も触ったことのないそれは実に柔らかかった。

我に帰ってあたふたしている一心に背後から聞いたことのない声が聞こえた。

「こいつで育成枠入学者は最後だね」

「はい、ほかの生徒はとっくに手続き終わってるんですが。こいつのパートナーはよっぽど馬鹿か馬鹿なんでしょう。」

何が起きたら未だに理解できていない一心の前でそんな会話が繰り広げられる。

一心が後ろを振り返るとそこには白髪の混ざった髪に眼鏡のおっさん(お兄さん)と若い男の人が立っていた。おっさんは白衣を身にまとっており、いかにも怪しげ。若い方はスーツを着ているのでそれなりにきちんとは見える。

一心があなた達は?と聞くよりも早くおっさんがまたしゃべり始める。

「俺は天童和義。こっちは助手の稲里誠だ。」

稲里誠と思われる男性が軽く会釈する。

「さて、いきなりですまないのだが君には春から対アルタイル防衛員育成学校に通ってもらうよ。よろしくね」

私が初めて書いたてみた小説がこれです。面白くないでしょう?これから面白い作品を書けるように努力させてもらいます。一心同様、この小説は私の成長目録のようなものです。温かい目で見守っていただければな。と思います。

1週間で1章ずつぐらいのペースで書けていければなと思いますので、よろしくお願いします。


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