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掌編小説集2 (51話~100話)

日課

作者: 蹴沢缶九郎

仕事を終えて帰宅した男はシャワーを浴び、夕飯を食べ、少し早めに眠りにつく。一時間ほどで目を覚ました男は、近所の公園へとやってきた。


男はまず公園の水飲み場の前に移動し、北の方角を向きながら、


「カザタサムニラウ…」


と何やら呪文の様なものを三時間唱える。それが終わると続けて鉄棒の前に移動し、鉄棒の中心部分を人差し指で二時間押し続け、最後に滑り台を二時間かけてゆっくりと逆に上っていく。


一通りその行動を終えた男は、帰宅して会社に出社するのだった。


毎日夜から朝まで繰り返される一連の行動は、仕事の集中力を高める男なりのルーティンであり、ルーティンを行う事で仕事の効率が格段に上がる事を男は知っていた。


ただし、連日睡眠時間を一時間しかとっていない男が長生き出来るかは、もちろん別の話である。

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