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あたち、姫  作者: 浅葱
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あたち、姫 えぴそーど ~おしゃれ編

産まれた時から髪が細く、薄くて。

それからなかなか伸びず、前髪もあまり切る必要がない。

母としては楽でいいけど女の子だし。

幼稚園に入る頃、やっと後ろで一つに結ぶことができるようになった。

それでも普通のゴムではすぐにすっぽ抜けてしまうから、小さいカラーゴムの存在を知るまでたいへんだった。


ツイッターでツインテールの日、なるものを知った。

姫に是非ツインテールを……と試してみたものの髪が少なすぎてできない。

しかたないので後ろで二つに結わえたら気に入ったらしい。

「かわいいー」

と言いながら鏡で頭をふりふりして髪型を確認していた。

もうなんていうか、姫かわいい。

それから姫の髪型は後ろで二つに結わえることになった。

カラーゴムの色はいっぱい。

服に合わせて使ってる。

「今日は紫がいいー」

指示してくる姿もかわいいです。


*  *


新しいお洋服もうきうき。

「今日のお洋服はばーばが買ってくれましたー」

とその都度教えていたら、毎回

「これ誰が買ってくれた?」と聞かれるようになった。

お下がりだったり、おばあちゃんが買ってくれたり、私の友達が買ってくれたものだったりとさまざま。

「かわいー」

と言いながら自分で洗面所へとんでいって鏡の前でくるくるくる。

どんな服を着ていても姫はかわいいです。


*  *


私が化粧しているのに興味津々。

自分の手でファンデーションをつける真似をしたり、口紅をじーっと見ていたり。

リップクリームがあったので塗ってあげたら喜んだ。

「ママといっしょー」

ママと同じなのがいいのか、自分もキレイキレイにしたいのかまだわからない。

お肌も唇もまだぷるぷるだから化粧はしちゃいけません。

姫のぷにぷにほっぺが愛しいです。


*  *


私があまり着ないような服を着ていると、

「ママかわいー」

なんて姫が笑顔で言ってくれる。

よっぽど姫の方がかわいいわー! とついついだっこしてしまう。

いつまでもちっちゃくかわいくいてほしいという思いと、もっと大きくなーれという願い。

相反する気持ちを抱えながら、今日も母はかわいい姫にちうしたりだっこしたりするのです。

かわいいしか言ってない。だってかわいい。

親ばかなのはしょうがない。(開き直った

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