エピローグ
「……さま、勇者さま! 」
「ん、ここは……」
「良かった!蘇生の儀、成功しました! 」
周囲を見渡すと王都の城だった。
ここは確か、儀式をする際に使用する部屋だったような。
目の前には仲間たち。
遠くに女王と大神官が見える。
そしてその隣にはリリアーヌも。
あの妖精はいなくなっていた。
切り捨て損ねた。次あったらただじゃおかない。
蘇生の儀。
ここ数十年一度として成功していない禁じられた術。
そうか、女神の力が戻ったから成功したのか。
失敗したら周囲の者の命まで狩られてしまう恐れがあったはず。
そんなリスクを負ってまでこいつらは……。
「……ただいま! 」
「おかえりなさい! 」
■ ■ ■ ■ ■
蘇生の記念パーティーが行われた。
俺が魔王と相討ちしてから一年近くが経過していた。
聖剣は粉々になってしまったらしい。
パーティーの終了間際、金髪の美女に手招きされた。
リリアーヌである。
俺達はこっそり抜け出して、彼女の部屋に向かった。
俺が椅子に、彼女がベッドに座る。
「夢を見ていた」
「はい」
「金髪の女の子を三回助ける夢だ」
「……はい」
「いくつになった?」
「21です。本当に、本当にお待ちしていました」
彼女は立ってドレスのスカートをめくる。
「どうです?パンツは必要ですか? 」
「いや、あの妖精は少女のパンツだからな、大人の魅力には興味ないと思うよ」
「では勇者様……救世主様は? 」
「その中身の方が気になるかな」
「フフッ……」
俺たちは唇を重ねる。
ガーターベルトか、確かに大人だ。
そして夜は更けていった。




