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学校編1

テーマは「ドS」です。

見苦しい箇所などあるかもしれません。

脱字や誤字もあるかもしれません。

何かあったら、感想に書いてください。

・・・・何人か調教されます(笑)

うん?変態ですけど何か?

崩壊した街の真ん中に、一人の男が立っている。

その周りは死体の山。見渡すかぎり死体の山。

男、デウスは笑う。狂気染みたように、口を吊り上げ笑う。

いつからだろうか。こんなに憎いと思ったのは。

デウスの前方に、かの有名な『王立騎士隊』が姿を現す。


「どうか―――」


デウスは笑いながら呟く。

その声は王立騎士隊にしか聞こえない。

ただ、狂気に満ちた顔にしては、何か引っかかる声だった。


「俺を――殺してほしい」


銀色の髪が風に流れる。

騎士隊は皆、その言葉に疑問を持ったが気にせずに直行させる。

雄叫びに似たかけ声と共に、騎士隊はデウスに向かった。


デウスは呆気なく殺された。






風が気持ちいい。


懐かしい夢を見た気がする。


だけど・・未だに記憶が欠けている。


私の名前はミーシャ=エルメス。

貴族でもない、ただの一般家庭に生まれた。

貧しいか貧しくないか、どちらかと言えば貧しい。

父が殺されて、今は母のユーリ=エルメスと暮らしている。

父が殺されたショックで前世の記憶を思い出した。

そう、私はデウスだった。

狂った理由はただ一つ。国の民に我が恋人を殺されたからだ。

その事実を知る者はいない。いや、もういない。


「ミーシャ、そろそろ学校じゃない?」


母が私の部屋の扉を叩く。

もうそんな時間か。早く起きないと。

私はパジャマを脱ぎ捨て、学校の制服を着る。

レントミア魔法学校はここからあまり遠くない。

ダイニングに行き、食パンを口にくわえて家を出た。


「行ってきまーす!」

「ちょっと!行儀悪いわよ!」


私は母の言葉を無視する。

いつも朝はうるさい。朝弱いこと教えたはずなのに。


「っと、この辺でいいかな」


私は家から見えない草原で立ち止まる。

意識を集中させて、私は呟く。


「テレポ」


刹那、私の身体はその場から消えて別の場所に移動した。

私はデウスだったときの記憶が戻ってから、全ての力が私の中に入ってきたのだ。

あの時は身体が溶けるんじゃないか、って思った。

もちろん、親や学校には秘密にしている。

だってバレたらやばいじゃん。また殺されちゃうじゃん。

だから学校では「魔法できない可愛い子」という設定だ。


「あれ?ミーシャ?」


後ろから声を掛けられたので振り向く。


「あ、ルミナ?どうした?」


私に声を掛けてきたのは、同じ学年の友達、ルミナ=メルムッド。

金髪の髪は腰まであり、美顔の持ち主だ。

いつ見ても可愛い子だ。


「いつもミーシャは遅いじゃない。どうかした?」

「いや、別にどうってことはないよ」


ただ単に早く来てみただけ。

私はそう付け足して学校に入る。

さっきも言ったが、ここでの私は「魔法できない」設定である。

だが、ここは魔法学校。出来ない者は下に見られる。

すなわち、私は下に見られるのだ。

廊下を歩くたびに軽蔑視され、見えない所で悪口。


「・・・くだらない」


私は誰にも聞こえないように呟く。


「ん?どうしたの?」


何かを察したルミナは私を横で見つめる。

私と一緒にいて不快なのではないだろうか。

そんなことを思いながら私は教室へと向かう。


「別に。どうもしないよ」

「そう?あ、今日は魔法のテストがあるね・・・・」


ルミナはそう言うと、少し俯く。


「ごめん。嫌なこと、言ったよね。ミーシャは魔法使えないし・・」

「そんなことないよ。私は才能無いだけだよ」


友人に嘘をつくのは胸に痛むが、貫き通さなければならないことだ。

私はグッと胸を押さえながら扉の前に立つ。

まあ、何かあれば、バレにくいように魔法を使えばいい。


ギィ・・


重々しい扉が軋みながら開く。

この時間はまだ少ないようだ。注目されることはない。

私は若干視線を感じながら教室を歩く。

っ!?何かが肩にぶつかる感じがした。


「あら、ご機嫌よう」


私の前方にお嬢様面をした奴、アリアがいた。

おそらくは魔法で私の肩に風属性のものをぶつけてきたのだろう。

アリアは手を前に突き出している状態だ。


「・・・なに」

「今日は魔法テストですね。私は良いとして、アナタは・・・ふふ、無様ですわ」


そう言い、アリアは扇子を広げる。

流行ってるのだろうか。それ広げるの。

私はアリアを睨む。コイツとは話しても無駄だ。

すかさず自分の席に座ろうと歩き出す。

が、私の身体は突然投げ飛ばされていた。

背中に激痛。だが私には自動回復が備わっている。


「無視することはないでしょう?魔法使えない低脳さん」


アリアの足が地面を蹴る。

そこにあったのは、買ったばかりの羽ペン。

グシャッと音がしたあと、羽ペンは跡形もなく潰れた。


「あ・・・・・・」

「あらあら、足が滑ってしまいましたわ~」


教室中は大爆笑。私、そしてルミナ以外の皆は腹を抱えて笑い出した。

憎い。憎い。憎い。憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い!!!!

私は怒りで魔力が流れそうになる。

ダメだ。こらえろ。今は感情に流されてはいけない。

歯をギリギリと力強く噛み締め、私はゆっくり立ち上がる。


「ふん。根性だけはよろしいのですね」

「うるさい・・・後で覚えてろ」


私は一人そう呟き席につく。

どこかで見ていたルミナは私に近付いてくる。

てか、見てたなら助けてよ。

少し不機嫌な顔をしながら、私はルミナに愚痴った。


「何で見てるだけなのよ」

「ご、ごめん。私もアリア苦手なんだ」


確かに物陰から見てたな。

私は一つ溜息を吐くと、チャイムの鳴る音が聞こえた。

魔法テスト・・・か。

アリアの邪魔でもしてるか。

指先に力を込めて、焦点をアリアに向ける。

その指でアリアの背中を下から上に上げる。


「ひっ!?」


背中を痙攣させるアリアを見て、私は興奮する。

キョロキョロと周りを見渡すアリア。

私はもう一度同じことをする。

さっきより力を強めながら。


「いっ・・!だ、誰なの!?」


椅子から立ち上がったアリアは大声をあげる。

嗚呼・・・楽しい。ものすごく楽しい。

アリアの驚いた顔と赤くなった顔がもっと見たい。

私は次に手を広げて、アリアの足を倒すように動かす。

文字通り、アリアは「きゃっ!」と可愛らしい声をあげながら倒れた。


「いい加減にしてよ!!」

「どうしたの?アリアさん?」

「誰かが魔法を利用して悪戯してくるのよ!」


アリアは睨みながら周りを見渡す。

まあ、魔法じゃないけどね。

違う世界の力で「サイコキネシス」ってやつね。

前世の時に奪った力だわ。


「名乗り出なさい!このエーメルト家の侮辱するのは許されないわ!」


ああ、確かそんな家のお嬢様だっけ?

だが、ここで名乗る馬鹿はいない。

私は魔法が出来ないことになっているから、ばれることはないだろう。

なぁに、バレなきゃいいのだ。

チャイムが鳴った。さあ、楽しい楽しい1日の始まりだ。

主人公:ミーシャ=エルメス

性別:女

年齢:14

バスト:B

髪の色:銀

紹介:魔法能力、及び超能力はある意味チートです。

   ドSな少女は変態以上です。作者も変態以上です。

   人を虐めるのが好きで、裏切られるのが嫌い。

   前世はゼウスという最強魔術者。最狂魔術者。

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