episode 3
こうして迎えた文化祭。
特に問題のなく日程は進んでいく。
いや、問題が一つあった。
橘りなのいるクラスの喫茶店がとても混雑したのだ。
諦めた男たちは、最後に話しておきたいと押し寄せて来たのだ。
そして後夜祭。
もう帰ろうかと思ったが、なんかニヤニヤしている蓮に呼び止められる。
ついに迎えた発表の日。
用意された生徒会ステージで発表される。
「私の好きな人は、」
「神山大河くんです。」
「え、」
周りが盛り上がる。
壇上に連れて行かれる。
嘘だろ。
確かにあいつと話したことがあるし、可愛いと思ったこともあるけど、
自分のことなんて考えもしなかった。
「返事は?」
生徒会長が催促する。
やベっ、近くで見るとめちゃめちゃ可愛い。
「よろしくお願いします!」
うおー
地響きのような盛り上がり、
男子生徒のうめき声、
女子生徒の歓声。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこうして俺達は付き合うことになった。
はじめは男子に恨まれたりもしたけど、今では校内公認のカップル。
温かく見守ってくれている。
夢のような毎日だ。
頑張りました。
誤字など報告してもらえると嬉しいです。