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ごく普通の男子高校生の抱く、一般的でつまらない思考

 どうも。度々病んでたりする躁鬱グレーゾーン(ただ拗ねてるだけ)でお馴染み私ことです。前座も特に長くなくていいので、私のありったけを適当にボヤかせていただきますね。


 初めに言っておきますが、かなり美化されていると思います。本当はもっと単純で馬鹿らしいものでしょうね。でも私は悩むんです。「わたしはなやみやすいにんげんなんだ」。これ句読点の入れる場所によってダブルミーニングできますよ。面白くないですか……ですよね。では。



 私の思考がどうしてこんなにひねくれたのかは私自身にも分からないですけど、とにかく私はとてもひねくれた人間です。全てのことに悪態はつくし、悪口も言うし、曲解もする。端的に言うとただの陰気臭い性格悪い奴に近いでしょうね。


 でも昔から優しいとは言われます。それが世辞かどうかは置いときましょう。なんでかは分かりませんが、どうやら私は「全ての可能性」を所持しているようです。


 詳しく言うと、例えばご飯を食べた時に「美味しい」とか「美味しくない」とか「少ない」とか、色々考えることはありますよね。私は(まぁこの例はありませんが)こういうことが常々起こるんです。


 一番厄介なのは対人関係で、「どう思ってるか」の問いに対して「好き」と「嫌い」が共存するんですね。曰く主体性のない私は意見に流されるので、言ってしまえばほぼ全員好きであり嫌いです。異性とか意識せずにはいられないとかいう人種です。


 これをどうにか抑えているのが「理性」と呼んでいる、言わばコントロールしてるところです。こいつは全てを検証(もちろん机上で)した上で、一番無難なものを選んでくれる優れものです。時々機能しない時とか、ズレてる時とかはありますが、こいつのお陰で私は今日まで繋いでるわけです。


 以上が説明の難しい私の心理内部構造みたいなものです。これを念頭に入れた上で、第二フェーズへ移行します。



 こういう人間ですから、文学作品が大好きでした。特に没入は他人に負けず劣らずのものだと思ってます。いじめの話を読んだら、自分がいじめられてる気がしてきます。(私は残念ながらいじめられたことはありません……いやありますね、ちょっと)地球が滅ぶ話を読んだら、地球が滅ぶ気がしてきます。それくらいには没入します。


 余談ですが、これ結構厄介です。前述の通り私は可能性なので、登場人物の心情が私の心情そのものになるんです。私は暗い話が好きなので、まぁこんな感じで度々拗ねてるんですね。


 閑話休題。


 そんな私が目をつけたのが「小説の執筆」だったのです。始まりは知り合いがやってたことだと思うんですけど、「私はこれだけ色々考えて、体験してるから、色々書けるだろう」と思ってたんですね。(更新してなくてごめんなさい。飽きっぽいのは私の腐った根本です)


 そして(正式にしっかり書くまでには期間がありますが)絶望しました。絶句ですよ絶句。あれ程に悔しいことはそうないでしょうね。


 「私にはカタルシスが書けなかった」んです。カタルシスとか最近知った言葉なので乱用しますが、有り体に言うと結末が書けませんでした。ストーリーとして最低ですね。


 私は「物語の主人公の心情と同化できる」ので、カタルシスも一緒に体験できます。(あ、でも見たことある展開とかだとできませんよ?)それってつまり「私の心が主人公と共に成長してる」ってことです。私は主人公だったんです。


 これは困りました。何せ小説を書いている人達は誰もが「問題の解決を知っている、世界の神のような存在」です。少なくとも私にはそう映ってます。筆者は「神」であって、「主人公」であってはならないんです。だって、結末はいつも主人公の一歩先ですもの。(私はそういうのが好きってだけかもしれません)


 そこで!私閃きました。「自分の経験とか元にすればいいじゃないですか、それなら行けます」


 行けません。考えが甘いですね。


 何度も言いますが、私は可能性かつ主体性のない人間です。これが何を引き起こしているかは明白です。


 「自分で自分のことがさっぱり分かりません」。これは私の抱える欠点で最も悪いものです。


 私が何を美味しいと思い、何を好き、どう思い……それが私には一切分からないのです。客観的に見てる分人の心情の方が数倍は分かるまであります。


 私は私が分からない。だから、主人公を導くこともできない。


 結果は見ての通りです。(宣伝していくスタイル)見たら分かるでしょうけど、当たり障りのない、面白味のない頭花畑みてぇなことが書かれてます。私も納得が行ってないのでどんどん悪口を言っていきましょう。


 こうして、私は小説を書けないのでした。



 いかがでしょうか。願わくばこれが道端の石っころみたいな平凡な考えであって欲しいです。でなきゃ私は調子に乗るでしょうから。


 私もこんなに捻れて育ちたくなかったですが……何を間違えたのか、今でも分かりませんね。「間違えた」なんて吐きたくないですね。


 因みに、これの二次災害的なものに「人間不信」も存在しますが、それはまたいつか。



 これもどうせ言い訳なんでしょうね。自己泥酔って言われるあれでしょうね。

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