秋の入り口
掲載日:2019/09/28
黒髪みだした友達が 風にさからい走ってく
木々の緑は衣をかえて はらはらと歓迎の紙ふぶき
どこぞの子犬が笑い出し 雲のヴェールで光やわらぐ
やれやれ こうしてわたしの世界は完結するよ
わたしのまなこに映るすべて それが生きている証なのだから
わたしはここにいて すべてのなかのひとつなのだから
よろよろよろけるあのあほうにも 自分の世界があるのだろう
わたしは世界のすべてのひとつ それがわたしの生きている証なのだから
秋のいりぐちに立ちながら 大きく手を振るわたしがいるよ




