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刃X(ジンクス)〜神からの贈り物〜  作者: 梅切
プロローグ
1/1

世界の始まりの1つであり、視点にすぎない

所謂、神は宇宙人だなど神話は全て1つの物語からなるなど広く浅く取り扱っております。


なお、グロテスクな描写やワッフルな場面もございますのでご注意を。


 貴方は、未来をしっているだろうか。


自分の将来も含めてこの世界にこの先、何が起こるかを貴方は知っているだろうか?


この疑問にたいていの人間は、解からない、知るはずがない、馬鹿なことを言うなと二の言葉をそえて冗談を言ってる馬鹿なヤツとそう思うだろう。


だが私は少しだけ知っている、この世のあらゆる出来事を含めてね。


なぜ、かと聞かれると私が研究している事が質問への答えになるかもしれない。


私は脳と記憶に付いて研究しているのだが、すこし問題が起きているのだ。

問題という物を騙る前にまずは貴方に一つ質問しよう。


 貴方は<既知体験>をしたことがあるだろうか?


本来の意味合いとしては違うのだが、ここでは敢えて解りやすく『デジャヴュ』としよう。


『こんなことが前にもあった。初めて訪れた場所なのに、この場所に依然来た事があるまたは私は知っている』


これが私の認識しているデジャヴュなのだが・・・、いかがだろうか?


しかしデジャヴュとは異なり似てるが<既知体験>とは違うのだ。



 <既知体験>は読んで字のごとく既に知っているのだ。


自分が経験や知識として、今まで持ち得なかったことを既に知っている――それが<既知体験>だ。


私はより明確にこれから起こるであろう事象を知っているのだ。


例えば本の文体のように、はたまた映画のように映像観ているように私は世界を少しだけ知っているのだ。



 私たちの脳には記憶と言うデータがあり、記憶を『読み起こして』思いだしている。


 ――これは、アァだった。あれは、コウだった、と知識と経験を確認する。



記憶とは事前情報の無い状態の脳に、その事象を記憶していく、例えるなら白い紙に絵を描くことが記憶

だと私は思って研究していた。

 


 しかし先ほど言った通りに問題が起きたのだ。なぜ『読み起こして』思い出すはずだった記憶が、<既知体験>ができる私はなぜ知っているのだろうか?

それにより私はこんな仮説をたてた。「実は記憶とは元から脳に全てあるものなのではないのか」、と。


これにより記憶の定義そのものが変わるのだ、脳は白紙ではなく既に描かれていたモノだと言うことになる。


 私自身の手により、私の長年研究してきたことがこの仮説に否定されたのだ。


[記憶は既にあったのだと]


 謎がさらに深まったが、しかし嘆きはしない。それは実に愉快極まりなく研究者明利に尽きる事だ。


 でわなぜその記憶と言うデータが脳にあるのかだが、神と呼べる存在がもしかすると、パソコンのプログラムように我々の記憶を綴ったのではないのかと。

人格というプログラム、未来と言う定まった記憶データを神と呼べる存在が、お遊びでもするかのようにドラマの登場人物のように仕立て書いているのかもしれないとね。


それにより、確定した未来が出来上がるのかもしれないが……


私はそれを認めたくないのだ。


否、断じて認めはしない!


我々には意思がある、機械ではなく其々を唯一とした観測者(生命)としてプライドがある。


しかし何者かが描いたストーリーを、ただ享受するかのごとく今まで疑わず歩んできた操り人形<我々>は、その道を外れることができないのか?


断じて ――否


そう否定できる存在が現れたのだ。



だから君たちにお見せしよう、我々が管理する『  』で――――。 


誤字脱字等、読者様によるご指導御鞭撻お待ちしております。

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