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青年たちと祭りの前

 ルーデルたちがドラゴンの住処で修行している頃、アレイストも己の力を使いこなすために修行を行っていた。


「アレイスト様素敵ぃ!!」


 ……が、学園ではアレイストの人気によって、普段から周りに女子生徒が集まっている。剣を振っても、魔法を使っても黄色い声援が飛び交う。しかし、本人は声援を受ける度に気が滅入る。


(違う。こう、なんか違う)


 以前は望んだ光景が、今では普通となった。しかし、今のアレイストはミリアに告白したばかりである。本当はミリアがいれば満足であり、周りには嫌われたくもないが、ここまで好かれたくもなかった。


 学園での最後となる個人トーナメントを前に、今は少しでも自分の力をコントロールする訓練が必要なのだ。アレイストがルーデルと戦う事が出来るのは、今回が最後だった。


(まぁ、将来は分からないけどさ。出来れば今回が最後だといいな……将来殺し合うとか避けたいし)


 将来とは帝国との戦争後の事だ。ゲームの知識はあるが、クルトア王国が将来どうなるかなどアレイストは知らない。いや、今のままではどうなるか予想も出来なかった。


 自分は黒騎士となり、脇役だったルーデルは白騎士だ。


(本人は白竜騎士とか名乗ってたけど、やっぱりドラグーンを目指すんだよな? そうなると戦争の時はどうなる? ラスボスに今のルーデルとサクヤなら楽勝だと思えるんだが……)


 ルーデルが乗るサクヤを想像すると、アレイストは落下する所が思い浮かんだ。選考会での出来事が印象に強く、ラスボスに急降下する所が鮮明に思い浮かべる事が出来る。


(うん、何か駄目そうな気がしてきた)



 昼食時、アレイストは友人たちと共に学食へと来ていた。


 毎朝の訓練と共に、学園での授業もこなせば腹も減る。学食に入れば、同じように腹を空かせた男子生徒や、友人と談笑している女子生徒が席を埋め尽くしていた。


 食事を受け取るために並んでいたアレイストの友人が、周りを見ながら開いている席を探す。しかし、見渡す限り人が埋め尽くしているので、愚痴をこぼした。


「やっぱり出遅れたな。もう少し早く来れば良かったよ」


 アレイストも周りを見ながら、愚痴をこぼす友人に同意する。先程まで受けていた授業が、学食から一番遠い教室で行われたいた。だが、歩きながら話していたために多少遅れたのだ。多少の遅れが今の現状なので、空きそうな席が無いか友人たちと見渡す。


 すると、友人の一人がアレイスト専用の席を見つけてしまう。


「あぁ、アレイストは向こうに空いている席があるぞ」


「え? ……あ、いや、今日はみんなと食べるよ」


 友人の視線の先を見ると、自分の彼女だと周りが認識している五人の女子生徒が一つのテーブルで昼食をとっていた。丸いテーブルには、一ヶ所だけ席が空いている。


 美人が揃うテーブルだが、誰も座ろうとはしない。元から座りづらい雰囲気を出しているが、明らかにある人物のために用意された席だからだ。


 アレイストは視線を逸らすと、嫌な汗が出てきたのを実感した。何度も思い描いた一度は経験したいハーレムでの昼食は、一度経験すると二度と味わいたくはなかった。食べている食事の味が分からなくなる上に、皆が笑顔なのに妙にピリピリとした空気……


 思い出すだけでも苦しくなる。


「……いや、お前はいかないと不味いだろアレイスト」

「そうだよ! 何度かお前の事をフォローしたから、俺たちはあの子らに顔を覚えられてるんだ。俺たちの平穏のために、お前は昼食時間を犠牲にしてくれ」


「許してくれ! 僕はミリア一筋で行きたいんだ!」


 アレイストは抵抗するが、友人たちは首を振る。そこにはハーレムを築き上げた男に対する嫉妬ではなく、憐みの視線が向けられていた。


「諦めろ。お前も悪い」

「おかげで俺たちは一つ学べたよ。ハーレムは夢であるから美しいって」

「五人とも愛人を許すなんて凄いよね。まぁ、自分が一番だと思っているみたいだけど」


 アレイストは頭を抱える。ハーレムを夢見ていた昔の自分を殴り飛ばしたくなりつつ、この状況が非常に不味いと実感する。ミリアとは告白後も上手く行っていない。顔を合わせればお互いに顔を赤くして話せず、学園を卒業するまで時間も無くなりつつあった。


 逆にアレイストのハーレムとなった五人とは、想像以上に話が進んでいる。


 先ずはユニア・ルネイスだが、彼女は侯爵家の家の出だ。アレイストの両親も非常に縁談に乗り気だった。侯爵家であるルネイス家も、黒騎士であるアレイストの事を評価している。国の建国に関わる黒騎士に、自分たちの娘が嫁ぐ……正直に言えば、妾でもいいのだ。


 将来的に国の重鎮となるアレイストに、自分たちが少しでも発言権を得られれば申し分なかった。


 続いてセリだが、これも彼女の実家が強く推してきた。元は貴族であり武人の家系であったため、最強の騎士とも言える黒騎士の存在を知ると快く嫁がせると言ってくる。


 自分たちの地位の回復も視野に入れているのだろうが、アレイストの両親も認めていた。


 更にジュジュだが、族長はアレイストが望むなら妾でも問題ないと言ってきた。手紙でのやり取りでは、相手がルーデルでないのが不満そうな事が書かれている以外に特に脅し的な物もない。寧ろ、何もない方が怖かったのだが……


 ルクスや青い髪の女子【シエル】は、平民であって二人の家族は想像以上に喜んでいた。アレイストの両親は、妾が多い事に小言を言ってきたが、特に反対はしなかった。


 ただ、笑顔で今後も妾なり正妻が出て来る事を告げられたのだ。


(絶対におかしいだろ! 何が『英雄色を好む』だ! 両親も最近は派閥争いにピリピリしてると思えば、もしかしたら王女様の内どちらかと結婚するとか嬉しそうに話すし!!)


「最悪だ」


 俯いたアレイストを見て、男子生徒たちは羨ましいと思いながら睨む。嫉妬に狂った男子生徒たちの視線を受けて、友人たちがアレイストに注意する。


「うん、俺たちはお前の事を知っているから同情するけど、周りはそうではないからな……さぁ、覚悟を決めてあのテーブルに向かうんだ」

「夜道には本当に気をつけろよ。本当に命を狙っている連中もいるよ」

「何かあったら相談に乗るぜ!」


「じゃあ、今助けてくれよ」


 アレイストの言葉に、友人たちは一度は五人の待つテーブルを見た後に笑顔で答えた。テーブルでアレイストを待つ彼女たちの視線は、表情は笑顔であるのに怖かった。


「無理だね」

「ごめんね」

「頑張れ」



 同じ頃、学食でアレイストたちの事を遠目に見ていたイズミは、同じテーブルに座るリュークやユニアスに声をかけられる。


 食事は済み、今は飲み物を飲んで話をしていたのだ。今後の事、主に個人トーナメントについてだ。ユニアスがルーデルの参加を心配しているのと、リュークは参加はしないが準備で忙しいなどと話している。しかし、イズミがアレイストに視線を向けた事で、話の流れが自然とアレイストの事へと移行したのだ。


「またかよ。アレイストも懲りないよな。普通は公然と付き合わないだろ。浮気は隠れてするもんだ」


 ユニアスの呆れ顔に、リュークはそれ以上に呆れた。


「普通は浮気をしないんだがな。今から妾を囲うアレイストには感心するよ」


「……なぁイズミ、ルーデルは浮気とかしないのか? それか、相手が言い寄るとか」


 何かを考え出したユニアスが、イズミにルーデルの事を聞いてみる。普段から問題行動の多いルーデルだが、妙な所で真面目だ。しかしだ、相手はルーデルである。知らない所で女性をその気にさせてないとも言い切れない。


 実際にルーデルには、対女性用の特殊スキルを所持していた。


 イズミは首を振って、ユニアスの望む答えが無い事を告げる。


「以前に王女様からの告白を断ったからな、流石に周りも告白のような事は……いや、でもネースさんは奴隷志願だったな」


「……本当にあいつは怖いよな」


 ユニアスの呟きに、リュークはルーデルの事か、それともネースの事か少しだけ考える。結果、両方とも怖いと結論付けた。


「一時期女子寮は被害者だらけで大変だった。本当に撫でを封印して良かったよ。手遅れになる所だったんだ」


 思い出すと情けなくなるが、本当に女子寮では一時期酷かった。わざとルーデルに撫でられようとする者まで出て来た時は、イズミは泣きそうになったのを覚えている。自分に撫でを解禁しろと迫ってきた人物の中に、見知った顔がいたのは気のせいだと思う事にしていた。


 だが、ここでリュークの冗談が笑えないものとなる。


「撫でを封印されたんだったな。もしかすれば撫で以外の技を磨いているかも知れないぞ」


 笑うリュークに、ユニアスもノリノリで会話へと割り込む。


「だな。あいつの事だから、きっと斜め上の事をしてくれるはずだ。そうだな……きっと笑顔を向けるだけで女が堕ちるかもな」


「まさか。まだ、知らない内に会話で相手を惚れさせる方が現実味がある。きっと気付かない間に、あいつの周りではアレイストのような状態になってるぞ」


「相手が惚れているのを気付かないとかな! いかにもルーデルらしい」


 笑う二人に対して、イズミは脱線しつつある話を元に戻そうとする。しかい、不意に二人の言っていた事が現実になりそうな予感がしたのだ。ルーデルは撫でるだけで相手を気持ちよくさせる。笑顔で女性を惚れさせるなど、出来てもおかしくない。


 また、惚れさせたのに気付かないというのもありそうだった。鈍い所も確かにあり、恋愛事はルーデルにとって得意分野ではないだけに鈍いのだ。


(私も得意ではないが、気をつけるか……)


 考え込むイズミに、今度は話題のルーデルから声がかかる。ドラゴンの住処から戻ってきたのはいいが、王女を連れまわした事を学園長に注意され、昼食時にようやく解放されたのだ。


 意外にも賢者モードが持続していたフィナによって、学園長が心配するような事は無かったと助け舟が出された事で早めに解放されたのだ。王族との不祥事など、連れ出したルーデルやアルセス家だけの問題ではなかった。


「三人とも一緒に食べていいか?」


 驚く三人をよそに、ルーデルは席に着くと学食の定食セットを食べ始める。



「いったいどこに行っていたんだルーデル!」

「お前、本当にトーナメントに出ないかと心配したぞ」

「随分とスッキリとした顔だな。何か得られたのか?」


 心配するイズミの大声と、本当に安心したユニアス、そしてルーデルの表情から何かしら得られた物があったのだろうと予想を立てたリューク。


「あぁ、実はドラゴンの住処に行ってきた。マーティ様のウォータードラゴンの下で、俺は新しい技術を磨いていたんだ。ドラグーンにとって必要な事を学んだよ」


 笑顔で答えるルーデルに、三人は納得した。勿論、個人トーナメントを前に鍛えてきたのだろうと思い込む。ユニアスはルーデルが何を得てきたのか気になり、まるで子供のようにワクワクとしながら何をしてきたのかを知ろうとする。


「それで、今回は何を会得したんだ」


 ルーデルは食べるのを一時的に中断すると、ここ最近で会得した事を思い出しながら説明する。


「先ずはドラグーンについてだな。基本的にドラゴンの大きさによっても戦闘スタイルが変わってくる事や、ドラグーンに必要な事はドラゴンを駆る事だと教えられたよ」


 ドラゴンを駆るのがドラグーンである。ドラグーンの役割は、死角になる背中を守る事も大事だが、本来は強力なドラゴンを意のままに操る事にある。強力な火力と移動距離に速度は、的確な指示の下で成果を何倍にも膨れ上がらせる。


 ドラゴンからすれば、敵を倒せと言われても相手は同じ人間にしか見えない。ならば、意思の疎通が出来るドラグーンに指示して貰うしかないのだ。また、ドラゴンを使用して荷を運んだりとその力を活かす場所は多い。ドラゴンを活かすのはドラグーンの役目であると教わったのだ。


「そうか、俺たちには理解できん事だな。ドラグーンにしか分からん苦労だろうしな」


 ユニアスは、真面目に学んできたルーデルを真剣な表情で見ている。だが、次にルーデルの口から出た言葉に、三人は唖然とした。


「あぁ、ついでに色々と応用を教わってきた。ドラグーン特有の移動方法に、それから……抱き着きとマッサージかな?」


「……え?」


 リュークが間抜けな声を出すが、ルーデルは気にせずに説明を続ける。


「いやぁ、あれには驚いた。撫でを封印された事を話したら、色々と応用を教えてくれたんだ。名前はまだ決めてないけど、抱き着いて魔力でショックを与える技と、撫でを指圧や揉む事に替えたマッサージは効果が高かったな」


 ユニアスはリュークの顔を見ると、先程話していた内容と今のルーデルを比べる。


「おい、こいつ斜め上どころか突き抜けたぞ。それも真上に」


「あぁ、まさか正攻法で来るとは考えてなかった。今度聞いておこう」


 二人してルーデルに撫で以外を教わる事になる事が決定したが、問題はイズミである。イズミの一言でルーデルは撫でを封印したのだ。それ以上の技になると、イズミがどんな対応を取るのか二人は気になった。


 唖然とした表情から笑顔になるイズミは、ルーデルに一言だけ声をかける。


「ルーデル」


「ん?」


「抱き着きもマッサージも駄目だよ」


「何故だ!! どちらも撫でてないじゃないか! 聞いてくれイズミ、この二つの新技は王女様と上級騎士を納得させる出来栄えだったんだ! 今度こそイズミも認めてくれると思う。だから一度試させてくれ」


 聞いてはいけない人物が登場した事に、リュークとユニアスは聞かなかった事にする。王女様を最近見かけないと噂を聞いていたが、まさかルーデルと出かけているは思わなかったのだ。


 しかし、イズミは確かめずにはいられない。


「ま、まさかルーデルは、王女様に手を出していないよな?」


「いや、抱き着いた。向こうも真剣だったからな。俺も手を抜く事は師として許されないと思ったから。心配ないぞ、優しく抱きしめた。その後は湖に捨てたがな」


 結果的に抱き着きから解放したら、フィナが湖に落ちたのである。しかし、説明が下手なルーデルの言葉に、三人は声が出なかった。


(駄目だよ! それは駄目だろルーデル!! しかも捨てたって!!)

(どうすんだよ。個人トーナメントは出れるのか?)

(最後は捨てたのか? 普通に聞いたら酷い話だな。まぁ、ルーデルだからその辺は詳しく話を聞かないと判断できんが……)


 また新しい伝説が学園に誕生した瞬間である。



 数日後、賢者モードから回復したフィナは自室で落ち込んでいた。


「やってしまった。折角のチャンスが……(どうすんのよコレ! 私のバカバカバカ!! 折角のチャンスを一時の気の迷いで捨てるなんて……恐ろしい男ね師匠)」


 護衛であるソフィーナは、落ち込んだフィナを見て毒を吐く。


「結婚は神聖な物ではないのですか?」


 この言葉に、フィナは顔を上げるとソフィーナを無表情で見つめて言い返す。


「何を言っているんですかソフィーナ? 結婚とは戦争の縮図ですよ。負ければ家庭内の権限を奪われ、奴隷のような人生を歩むのです。婚姻関係は同盟関係と同じです。対等な関係などあり得ない。そんな乙女のような妄想を抱いているから、いつまで経っても独身なんです。少しは現実を見なさい。今のままだと結婚後に後悔しますよ……あぁ、相手もいませんでしたね」


「……失礼だとは分かっているんですが、この前と言っている事が違いますよ」


「そうでしたか? まぁ、そんな事はどうでもいいんです。それよりも、黒騎士のアホをどうにかしないと……姉上との婚約の話は進めているのですが、どうにも姉上が頑固で首を縦に振らないの」


 結婚話をそんな事呼ばわりされたソフィーナは、必死に落ち着いて次の話題の事だけを考える。


「アイリーン様と黒騎士を結婚させるのですか? そうなると最終的に黒騎士も……」


 ソフィーナは言いかけて言葉を飲み込んだ。フィナがアイリーンを黒騎士に宛がう理由は、自分がルーデルと結婚すると内心で決めたからである。ソフィーナはフィナが黒騎士を切り捨てるのではないかと想像する。


「何で? 姉上に対しての嫌がらせですよ。それくらい気付きなさいよ、全く……」


 無表情の王女に対して、ソフィーナは拳を振り下ろしたい衝動に駆られた。だが、フィナは淡々と説明する。


「断る理由を聞けば、姉上の事ですから絶対にフリットの事を漏らします」


「フリッツです姫様」


 フィナの間違いを正すも、フィナ自身は全く気にした様子を見せない。元から眼中に無いかのようだった。


「そう、フリッツの事を口に出せば、父上たちも動きやすいでしょう。姉上が揉めている間に、私は外堀を埋めますよ。まぁ、どうせ近衛隊の結成は決定していますし、今更フリッツを暗殺もしないでしょう。姉上も頑固にならずに、フリッツを諦めてくれればそれで良しです」


 フィナは別に姉と殺し合う気はない。だが、姉の凶行を見ては対策を立てない訳にはいかなかった。アイリーンは過去の事件が切っ掛けで両親から必要以上に可愛がられている。


 両親が甘いので、フィナから注意しても考えすぎだと取られるのだ。


 これが男子であれば、厳しく教育もされた上で結婚相手も国にとって有益な相手とする事になる。しかし、期待されていた男子は産まれず、結果として王女が二人しかいないのだ。甘やかしてきた二人を、急に厳しく教育しても反発する。


 すぐに妾を取る事を強制された王だが、問題は王の方にあると判明した。結果的にクルトアは婿を受け入れる形を取る事になっている。


 それはシナリオ上では必要な事であるが、登場人物達には理由は知らされない。国を救う英雄が王になるために、わざと王座が空くような状況が作られているなど、登場人物たちは思いもしないだろう。


「姉上が諦めてくれるなら、私としても問題ありません。まぁ、諦めないんでしょうね……そう思うと、姉上も師匠と同じなのかも知れませんね」


 無表情なフィナの顔が、少しだけ悲しそうにソフィーナには見えたのだった。

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