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プロローグ

 僕の名前は田中洋平たなかようへい。自分で言うのもなんだが、名前の通り平凡な男だ。

 特出した才能もなければ技能もない、金もなければ彼女もいない。ないないづくしの一般的な勤続三年目を迎えるサラリーマン。それが僕だ。

 そんな僕にも、これといった出来事すら起こらず人生を終えそうな僕にも、とあるイベントが舞い込んできた。

 いや、イベントというよりは災難――いや、災厄と言ってもいい――が降りかかってきた。

 “それでも僕はやってない”という映画がある。

 痴漢冤罪を題材にした映画なんだけど、冤罪をかけられた主人公は裁判の末有罪判決を言い渡されてしまう。

 色々と主人公にも不審な点はあったものの、裁判官は理由の一つに次の要素を上げている。

『面識のない女子中学生が嘘を言うとは到底思えない』

 つまりは面識のない女の子が、それも女子小学生が言い出したりなんかしたら、僕みたいな善良な男性市民は一発KOってわけだ。

 なにが言いたいかといえば、つまりはそういうことだ。

 僕は今、女子小学生に脅されている。


「警察に捕まりたくなかったら、私の言うことを聞きなさい」


 ゴシック・ファッションに包まれた、とても小さな女の子。彼女は僕を脅しにかかり、僕は彼女に脅された。

 淫靡な雰囲気を身に纏う蠱惑的な彼女と、しがなく平凡なサラリーマン。

 二人の出会いは、とても婉美で歪んでいた。

唐突に書きたくなったため鋭意執筆中。

汝は人間なりや? を優先するため不定期更新になりがちかも。

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