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‐The Past‐  作者: 珠城
2/4

[第一章 彼と私]


中学1年になった頃

私はある人に初恋をした。

私の名前は

『珠城 蘭』

<タマキ ラン>


体を動かす事が大好きで

ソフトボール部に所属していた。


夏休みに入ってから

試合が多くなり

先輩達最後の総合体育大会が行われた。


この試合で先輩達は引退。


先輩達がいなくなると思うと、すごく淋しかった。


そう。この日だった。


試合が終わった後

部活の顧問の先生が

私と彼を呼んだ。


「おい珠城!」


『なんですか?』


「お前今から細川に※バントを教われ。」


(…へ?意味わからん。)


ぽかんとしてる私に、彼は


「珠城だよな?まぁ頑張ろうぜ。」


そう言われてバットを渡された。


※バントの意味がわからない人は

野球知ってる人に聞けばわかります。


「あ…。はい!」


私はそう返事をして

細川先輩と練習をはじめたのだった。


私と彼の出会いは

ここから幕を開けた。


細川 清貴先輩

<ホソカワ キヨタカ>


私の2つ年上の中学3年で

細川先輩の妹がソフトボール部の2年生にいた。

なのでこの日は試合に出る妹のために、応援に来ていたのだった。


細川先輩は野球部に所属していた。

その上、選抜に選ばれるほど上手かった。


噂には聞いていたが

この日初めて直接顔を合わせたので、もの凄く緊張した。


細川先輩の特徴は

目が大きくて

笑うと笑窪<エクボ>

が可愛くて

体は筋肉質で焼けている。

さわやか系でかっこよかった。


先輩の中でも

結構モテていたらしい。


まぁ聞いた話によると

なにもかもが完璧な人。


歌は上手いし、頭もいい。

運動神経抜群で、友達も多い。


私には全く縁のない人だった。



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