第一章「憧れの世界」
俺の名前はカルシファ親の事業が失敗して23歳という若さで人生負け組が確定した男だ。親は多額の借金をしたまま蒸発、借金は俺が負担することになった。今はサラリーマンをしていて上司から毎日パワハラや説教を喰らっていた、勿論今日も上司からのパワハラと説教を喰らい仕事まで押し付けられた。残業が終わって行きつけのコンビニに寄りタバコ一本を買って家に帰りゲームをする。これが俺の日常ってやつだ、俺がプレイしているゲームの内容は最初は身だしなみが全てボロボロで何もない状態から始まり徐々に仲間を増やしていき最後はラスボスを倒すゲームだ、俺はいつもこんなことを言っていた、「はぁ、ゲームの中に入れはらなぁ」と、俺は自分がプレイしているゲームの世界に入り込むことがずっと夢だった、それで寝る時にいつもゲームの主人公を自分にして冒険をしていくという妄想をいつもしている、「明日も仕事だから、もう寝るか」と言い俺はベットに入り目を閉じた寝付くまで時間がかかるからさっき言った妄想をまたしている。目を覚ますと、なぜか周りに草原が広がっていた俺は咄嗟に立ち上がった、これは夢だと思いほっぺをつねった、でもなんだつねってもやっぱり痛い。自分の服装を見ていると全てボロボロの服装だった。俺は全てを理解した、そう、ゲームの中に入ってしまったんだと。俺は仕事に行けない焦りとずっと夢に見ていたゲームの世界に入り込めた嬉しさで頭がこんがらがった。周りには草原しかなくしばらく歩いていたら木下で悲しそうに泣いている20代前半の女性がうずくまって泣いている。おれはそれを見過ごすわけには行かず、自ら声をかけていた「大丈夫ですか?」と、でも女性はなかなか顔を上げない、だから俺は女性が泣き止むまでそばにいることにした。すると女性案の定泣き止み事情を全て聞いた、話を聞いていると家族が魔獣に連れ去られて助けに行ってる途中に躓いて泣いてたという。そして僕は女性に名前を尋ねたすると女性は弱った声で「エマです」と名乗った。俺はふと思い出した、自分のプレイしていたゲームにもエマというキャラクターがいたことに、これを機にエマと仲良くなり一緒に家族を探すことになった。エマはとても活発で明るい性格だったのですぐに仲良くなり一緒に冒険をしていた。共に冒険をして7日目の夜のことだった寝床を探しにうろついていると一つの洞窟があった、俺とエマはその中に入りそこにあった薪に火をつけ焚き火を炊いた、その洞窟はとても広く奥にも暗闇が広がっていた、俺は勇気を搾りエマを待機させ奥に必要なものがあるかどうか見に行ったら奥から足音がする。その足跡はどんどん近づいてき、俺は怖くなってエマのいる方に逃げた。俺は息を荒げながら「はぁ、はぁ、エマッ!早く逃げろ!」と叫びながらエマのいる方に走り続けた。するとエマは俺が叫んだ声に驚き腰を抜かしてしまった、後ろを見ると3メートルぐらいの猛獣がエマをさらっていった。俺は武器も何も持っていなかったからそこらへんにあった石ころを必死に猛獣に投げたでも猛獣には傷一つ与えられず俺は強烈な攻撃を喰らい失神してしまった。第一章終了続きは第二章から