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チート能力をつかって異世界冒険!  作者: ブラッキー
序章 はじまりの物語
7/28

皇女と決闘!!

 午後になり僕は闘技場の目の前まで来ていた。


「すみません、僕シリウスという者なのですが…」

「陛下から聞いております。どうぞ中へ」


 闘技場の入口に立っていた二人の兵の内の一人が中へ通してくれた。

 中へ入ると上へ行く階段が左右に一つずつと真っ直ぐ続く道があり、階段には観客席と書いてあり、真っ直ぐな道には闘技場と書いてあった。

 《メニュー》の機能のおかげでこの世界の文字が読めるから一から覚えなくて済んで本当に良かった。


【この先にもう、皇女様方がいらっしゃるようです】


 そのようだね、《メニュー》のマップで分かったよ。陛下達を待たせているようだし早く行こうか。


「ようやく来たようね、シリウス」

「申し訳ございません」

「もういいわ、それとその敬語は禁止ねそれと私達のことは呼び捨てで呼びなさい」


 ミナは顔を赤くしてプイっと顔をそらした。


「ミナは、友達が欲しかった、だから」


 カナがなぜミナがそんなことを言ったのかを教えてくれた。


「カナ!?べ、別にそんなんじゃないわよ」


 カナが顔を真っ赤にしてカナに言っていた。


「わかったよ、ミナ、カナ、改めてよろしくね」

「うん、よろしく」

「よ、よろしく…でもまだあなたの実力を認めたわけじゃないわよ」

「それじゃあ早速その決闘を始めたいんだけど二人でかかってきなよ」

「なっ、それは二対一でやれってこと?私達をバカにしてるの?」

「私達を、なめすぎ」

「やればわかるよ、陛下それでいいですよね」

「シリウスがいいのならそれでよいぞ」


 陛下からあっさりと許可が出た。


「お、お父様!?」

「陛下のお許しも出たことだし、ミナ、カナ始めようか」


 僕が言葉を言い終わった後二人は後ろへ下がり僕との間をあけた。そしてミナは真っ白な小さな杖を、カナは白銀の片手剣を僕に向けて構えた。彼女たちが構えたのを見た後メニューのストレージからただの鉄の剣を出し構え、二人のステータスを見た。

(ミナのステータス)

 レベル 25/300 種族:人族

 HP 2000/2000 +100

 MP 3000/3000 +500

 力 100 +50

 守 80

 学 200 +50

 運 300

 スキル 《光属性強化大》《アイテムボックス》《魔法耐性》《ステータス補正》


(カナのステータス)

 レベル 23/300 種族:人族

 HP 2500/2500 +300

 MP 2800/2800 +100

 力 150 +150

 守 100 +50

 学 200

 運 100

 スキル 《光属性強化大》《アイテムボックス》《武技 剣》《ステータス補正》

 なかなかステータスが高いな。武器を見てもわかるけどミナが魔法でカナが剣だろうな。


「シリウス、あなた魔法を使うって聞いていたけど何で剣を…」

「それは、両方できるからね」


 ミナとカナそして観客席にいるお二人までとても驚いたというような顔をしていた。


「さあ、決闘を始めよう」


 そう言った後二人は切り替えたのか真剣な顔になってミナは詠唱をし、カナは僕に迫ってきた。


 〈聖なる光よ 槍となり 顕現せよ シャイニングジャベリン〉


 〈聖なる剣よ 力を〉


 ミナからは光の槍が飛んできた。カナは僕の近くまで来てからつぶやくとカナの持っていた剣が神々しい光を放った。


 〈聖覇斬(せいはざん)


 カナの剣から光り輝く斬撃が飛んできた。そしてミナの魔法とカナの斬撃が同時に僕のもとへ来た。


 〈バリア〉


 そう僕が言葉を放つと二人の攻撃が見えない壁に防がれた。


「「「「!?」」」」

「な、なにをしたの!?私達の攻撃をそんな簡単に、それに詠唱もしてなかった」

「ただの空間魔法だよ、それに僕は詠唱はしないんだ」

「く、空間魔法っておとぎ話の中の魔法じゃ…それに無詠唱…」


 バリアの仕組みは簡単だ、まず《魔力放出》で僕を囲むように魔力を放出する。そしてそこに空間魔法で魔力を固定しただけだ。


「えっと、どうする?降参してくれると助かるんだけど」


 もともと僕はこの二人を傷つけたくなかったしここで降参してくれればいいんだけど。


「降参なんてしないわ」

「まだ、戦える」


 ダメみたいだな、しょうがない条件を出してみるか。


「じゃあ君たち二人が立てなくなったら降参してくれないかな?」

「わかったわ」

「それでいい」

「じゃ行くよ」


 〈ひれ伏せ〉


「「っっ!?」」


 二人はいきなり倒れた。


「た、立てない」

「無駄だよ」

「なにを、したの」

「言霊だよ」

「言霊?」

「そう、闇魔法を使って君たちの魂に直接言葉をぶつけただけだよ」

「闇魔法って魔族が得意な魔法じゃ」

「人間だって使えるって、それで立てないみたいだけど降参してくれるかな?」

「わ、わかったわ降参」

「降参、する」


 これで傷つけずに勝てたね。

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