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チート能力をつかって異世界冒険!  作者: ブラッキー
二章 迷宮攻略
25/28

迷宮・三階層 ②

 僕達は昼ご飯を食べ終えセーフティーエリアで少し休憩をしていた。


「二人ともここまで魔物と戦ってどうだった?」

「大したことなっかたわ」

「全然、余裕」


 どうやら二人ともまだまだ余裕があるようだ。

 今は三階層だから目標の十五階層までまだまだだな…。あまり時間をかけないで帰りたいしな〜…。早く帝都に戻って冒険者になってから迷宮を攻略したいし。


「…どうしたの?そんな顔して」

「考え事?」


 おっと、どうやら顔に出ていたみたいだ。


「それがね、二人ともすごく余裕そうだから時間の無駄だなって思ってね」

「…でも迷宮なんだから一階層ずつ上がらないと無理よ」

「それなんだけどっ二人ともオードの時のこと覚えてるかな?」

「オードの時って…」

「転移魔法?」

「そうだね、転移魔法の一種の〈ゲート〉を使えば攻略済みの十階層っまで転移できるだからどうしようか迷ってるんだ」


 この二人は十階層以上でも十分以上に戦えるはずだし次の中ボス、四階層を突破してからにしようかな。


「二人とも、とりあえず四階層を突破してからにしようか、そっちの方がきりがいいからね」

「そうね、それでお願いできるかしら」

「お願い」

「いきなり十一階層に行ってもしそこがボス部屋だったら嫌だから十階層のスタート地点の階段からにしようか」

「わかったわ」

「了解」


 四階層を突破してから僕の〈ゲート〉で十階層のスタート地点の階段から十五階層を目指すということで話は終わった。

 そのためにもこの三階層を突破して四階層の中ボスを倒さなければな。


「よし、大分休憩したしそろそろここを出るか」

「そうね」

「うん」


 僕達はセーフティーエリアから最短距離で次の階層への階段を目指した。

 その際に魔物とは何回か遭遇したが、魔物の種類は変わらず数だけが増えた。もちろんミナもカナも余裕で対処していた。

 どうやらこの迷宮の一階層から三階層…もしかしたら四階層からもゴブリン系統の魔物みたいだ。

 四階層はゴブリン系統のボスである確率は高いがそれ以降、五階層からはゴブリンとは限らないが可能性がないわけではない。

 ゴブリンは鬼型…世間では小鬼と呼ばれるくらいだもしかしたら本物の鬼、オーガとか出てきそうだよな。


「そういえば十階層はどんな魔物が出るのかな」

「確か十階層はオーガってお父様が言っていたわ」

「すごく、強いって、言ってた」


 マジか…こんなピンポイントで…これが俗に言うフラグというものだろうか…。

 でもすごく強いって言っても今のミナとカナなら互角くらいには戦えるんじゃないかな?

 今のミナとカナのステータスはこうだ…


(ミナのステータス)

 レベル 90/500 種族:人族?

 HP 7500/7500

 MP 11700/11900

 力 1150

 守 650

 学 1500

 運 500

 スキル 《光属性強化超・5》《アイテムボックス・6》《魔法耐性・8》《全ステータス補正・5》《武技 短剣・3》《魔法付与・2》《魔力放出・6》《魔力回復・7》

 称号 皇女・賢者・シリウスの眷属


(カナのステータス)

 レベル 90/500 種族:人族?

 HP 11600/11600

 MP 8500/8500

 力 1500

 守 900

 学 850

 運 350

 スキル 《光属性強化超・5》《アイテムボックス・6》《魔法耐性・3》《全ステータス補正・5》《武技 剣・8》《魔力放出・4》《魔力回復・5》

 称号 皇女・剣聖・シリウスの眷属


 実は僕は陛下の、ミナとカナのお父さんのステータスを見たことがあった。


(エルダーのステータス)

 レベル 218/230 種族:人族

 HP 6300/6300

 MP 4200/4200

 力 630

 守 435

 学 620

 運 150

 スキル 《アイテムボックス・3》《光属性強化大・7》《魔法耐性・2》《ステータス補正・9》《武技 剣・5》《魔力回復・1》《魔眼・鑑定》

 称号 皇帝・魔法剣士・魔眼所持者・親バカ


 …称号についてはつっこまないでおこう。ちなみにエルダーというのは陛下の名前だ。そして陛下は帝国で一番強いとのこと皇族の血がなんとかと言っていたがこの強さはそれだけではないだろう。

 帝国の騎士団のトップ、騎士団長は帝国で二番の実力だが陛下と比べるとそこまで強くないとのことだ。


 さてそんな帝国の総戦力のトップである陛下よりも圧倒的に強い二人がここにいる。帝国の総戦力で苦戦した十階層この二人ならどうなるか。もちろん経験の差はあるしかしステータスの差は大きい、そこまで苦労せず進めるんじゃないだろうか。

 陛下もここまで見通して目標を十五階層にしたのかもしれない。


 そんなことを考えながら階段へたどり着いた。


「つぎはとうとうボス部屋ね」

「そうだね、油断はしないようにね」

「油断大敵」


 そんな会話をしながらも僕達は次の階層へと上った。

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