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チート能力をつかって異世界冒険!  作者: ブラッキー
二章 迷宮攻略
23/28

迷宮・二階層

今回からステータス値の+を含めた状態で表示させていただきます。それとHPとMPの表示も変更しました。

 二階層は一階層と変わらなかった。


「前に一回来てるけど一階層と見た感じ変わってないわね」

「前は、シリウスの、魔法で来た、今回は、違う」

「そうだね」


 二階層は一階層とほぼ同じだ。ただ若干違う部分がある。

 一階層は道だけで部屋のようなものはなかったが二階層から少し広い場所がある。そこには魔物がたくさんポップする。前回オードの時に来たときはたぶんオードが倒したのだろう。ただまだ二階層だからそこまで危険はないだろうが階層が上がっていくごとに魔物も強くなる下層では平気かもしれないが上層でたくさんの魔物と遭遇したらまず無事では済まないだろう……だがこの話は普通ならの話だ。ミナもカナもすでに普通ではない!というか思っていたのを斜め上に行き過ぎた。まさかここまでステータスが伸びるとは思わなかった。


(ミナのステータス)

 レベル 90/500 種族:人族?

 HP 7500/7500

 MP 11700/11900

 力 1150

 守 650

 学 1500

 運 500

 スキル 《光属性強化超・5》《アイテムボックス・6》《魔法耐性・8》《全ステータス補正・5》《武技 短剣・3》《魔法付与・2》《魔力放出・6》《魔力回復・7》

 称号 皇女・賢者・シリウスの眷属


(カナのステータス)

 レベル 90/500 種族:人族?

 HP 11600/11600

 MP 8500/8500

 力 1500

 守 900

 学 850

 運 350

 スキル 《光属性強化超・5》《アイテムボックス・6》《魔法耐性・3》《全ステータス補正・5》《武技 剣・8》《魔力放出・4》《魔力回復・5》

 称号 皇女・剣聖・シリウスの眷属


 なぜこうなった……犯人は僕でした。

 僕自体ここまで伸びるとは思わなかったよ!種族に?が付いてるし、レベル上限も上がってるし、ステータス値だって下手したら前の僕よりも強い、そして一番驚いたのが称号の眷属ってなんだよ。

 ……はぁ。もう過ぎたことはしょうがない。

 まだ二人は自分のステータスについて知らない。修行が始まるときに僕がステータスを見るのを禁止したからね。


 …っとまぁこの二人は僕の想像の斜め上を行ったということで普通ではなくなった。

 だからこの迷宮の目標地点の15階層まで結構早くつくだろう。


「シリウス、あそこで誰か魔物と戦ってるわよ」

「本当だ」


 いろいろ考えていた間も迷宮内を進んでいたら、魔物と戦闘をいているパーティーがいた。

 まぁここは下層だし冒険者がいて当然か。

 そのパーティーは四人で前衛三人に後衛に魔法使い一人のバランスのいいパーティーだ。年齢は全員20代位だ。


「相手は…」

「ホブゴブリン」


 鑑定する前にカナが答えてくれた。

 ホブゴブリンはゴブリンの二回りほど大きいゴブリンだ。


「もうすぐ終わりそうね」

「そうだな」


 四人パーティーはホブゴブリンに安定してダメージを与え続けていた。

 そして最後の攻撃までリズムを崩さずにホブゴブリンを倒した。


「ふ~、終わったな」


 四人パーティーの一人が一言言った後僕達に気づいたのか僕達の方へやってくる。


「おい何で迷宮に子供がいるんだ」

「ここは子供が来るようなところじゃないわ」


 確かに十歳の僕達が迷宮にいたらおかしいな。


「大丈夫ですよ僕達は強いですから」


 あまり騒ぎにはしたくないから下手なことは言えない。


「強いって、あのなここは魔物が出るから危険なんだぞ、一階層は魔物にあまり遭遇しないが二階層からは違うんだから」


 へー、二階層から魔物のポップ数も上がるんだ。


「だから大丈夫だって言ってるじゃない」


 ミナが我慢しきれずに大声を出す。

 っとその時、少し先にホブゴブリンが二体ポップする。それをカナが指で指しながら…。


「証明、すればいい、ミナ」

「そうね」


 そう言うと二人は勢いよく走りだした。

 カナは聖剣、ミナは短杖ではなく短剣を手に持っていた。


 その後はあっという間だった。

 二人ともホブゴブリンの頭を切り落としドロップアイテムを拾って帰ってきた。

 少し気になり四人パーティーの方を見ると、口を開けたまま目を丸くして呆けていた。


「「ただいま」」

「おかえり」

「ほら大丈夫だったでしょ」


 ミナは胸を張って四人パーティーに言った。


「お、おう、そうだったな」

「ご、ごめんなさいね」


 四人は走り去った。四人で倒した敵を一撃で倒して見せた十歳…確かに逃げるか。


「さあ、気にしないで進みましょう」

「うん」


 その後無事に次の階層への階段へたどり着き僕達は三階層へ上った。

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