表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チート能力をつかって異世界冒険!  作者: ブラッキー
序章 はじまりの物語
14/28

決心!!

 目の前が真っ白になってから数十秒経った後ようやく視界が戻った。


「まさかこの魔法をもう一度見ることになるとはな」

「っな!?」


 この魔法が完全かは知らないけど相当な魔力を込めたぞ!無傷ではないみたいだけど…それにしてもHPが2割しか減っていない、しかもこいつ前にも見たことがあるようなことを言っているぞ。


「お前、この魔法を見たことがあるのか!」

「あぁ、ずいぶんと昔に一度な、確か勇者とか言っていたな、それにしてもお前は勇者達大人数とは違い一人でその魔法を行使するか、こんな人間がまだ残っていたとはな」


 愉快そうに笑っていた。

 やっぱり、勇者一行が戦い苦戦した相手はオードだったらしい、でもそうしたらなぜこいつはここにいるのか?大体予想はつく。

 こいつは初めから倒されていない、ただ別の場所にいただけだ。


 とても今更ながら絵本についてだ。

 とある日に、ヘリオス神国(今でも残っている)によって勇者召喚がされた、(ラノベなどで)よくある話だ、召喚された勇者は3人で、一人一人特別なスキルを持っていた、そのスキルはユニークスキルとは違い神様からの贈り物と言うことでギフトと呼ばれている。そして勇者達のギフトは、《道具の支配者(アイテムマスター)》、《創造の支配者(クラフトマスター)》、《魔法の支配者(マジックマスター)》だった。勇者達はそのギフトを駆使して魔王を倒そうと旅に出た、そして旅の途中で出会った仲間とともに魔王を倒した。しかし、その後突然現れた魔物と戦うことになり相当苦戦した後倒した。その魔物がオードだったらしい。そしてオードを倒した勇者一行は神国へ帰り報告した後2人は元の世界に帰り1人はこの世界に残ったという。

 だいぶ端折ったが絵本の内容はこんな感じだった。


「だが残念なことに私は帰らなければいけない」

「なぜだ!」

「王の命令だからな、それに従わなくてはいけない、なんせ私は王の配下だからな」


 王だと…。こんなのが配下なのか、王も相当強いんではないか?

 でも正直帰ってくれるのならそれはそれでありがたい。


「次に会ったときにも面白いものを見せてもらおう」

「次ってどういうことだ」

「王はこんな中途半端な終わらせ方はしないいずれ会うことになるだろう…その時は全力で潰してやる」


 こいつと全力…今の僕では太刀打ちできないと思う。もっと強くならないと……。


 今まで自分が化け物だ、なんて言っていたけどこんな奴が出てくるならもっと強くならないと。前の世界ではできなかったこと、この世界ではできるよう、後悔しないようにしたい!


「では、また会おう」


 その言葉と同時にラクスの目の前に真っ黒な亀裂が生じた、そしてラクスはその中へ姿を消した。


「消えた……あ!」


 そういえば、ミナとカナを置いてきたんだった。早く戻らないと。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ