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チート能力をつかって異世界冒険!  作者: ブラッキー
序章 はじまりの物語
10/28

修行二日目 基礎

 修行二日目の午前ミナの修行だ。

 と言うことでミナの部屋にお邪魔した。やっぱり皇族だけあって部屋がすごく広いな。


「今日は何をするの?」

「今日は魔法の知識の確認かな、それともう一つある」

「もう一つ?」

「今日から修行の時間ずっと魔力操作をしてもらう」

「ちょっと待って、知識確認しながらなんてことないわよね?」

「そのつもりだけど」

「そんなのできないわよ!魔力操作に集中できないじゃない!」

「それをできるようにするんだよ」

「……」


 そんなに難しいこと言ったかな?


【普通は難しいですね。主様が異常なんです】


 そっかー、難しいんだ。


「とりあえず始めるか」


 とミナの修行が始まった。

 僕はストレージから祖父の本を取り出しミナの言う知識があっているかを確認した。

 だが、その確認をしているときミナが考えたり話したりするとき魔力操作がよく途切れてしまう。魔力操作はまだまだだが確認している知識は大体が一致している。さすが神童だな。


「知識の確認はこれくらいかな、お疲れ様」

「はぁ~、疲れたわ」

「知識の方は大体あっているなさすがだ、でも魔力操作がまだまだだね…ほら今も途切れた」

「難しいわよこんなの」

「なれれば簡単だ僕だって朝からずっとだ」


 もう魔力操作は日課になってきたしね。


「ずっと魔力を感じなかったのは、そのせいなのね」


 また途切れたがすぐにやり直したようだ。

 やはりMPが多いのだろう長時間持っている。


「おっと、そろそろ昼だね、今日はここまで」

「はぁ~~」


 力が抜けたのか机に突っ伏した。


「お疲れ、この後は自由だそのまま魔力操作を続けてもらっても構わないしね、でもしっかり休んでね」

「わ、分かったわ~」

「じゃあ僕はカナのところに行ってくるから」

「は~い」


 こりゃ相当疲れてるな。

 さて、次はカナだな。庭にいると思うけど。


「あっ、いた」


 思った通り庭にいた。素振りをしているようだ。

 今振っている剣は聖剣だ。聖剣と言っても何種類もある中でカナの持っている聖剣は下位の聖剣だ。名前は『天聖剣クライシス』だ。この聖剣は使用者の魔力を光属性の魔力に変換させて剣にまとわせるそうだ。魔力操作が上達すればもっと使いこなせるだろう頑張ってもらわないとな。


「カナそろそろ時間だから修行を始めようか」

「っ!?シリウス、いつから」

「ついさっきだよ」

「そう、今日は、何、するの?」

「今日は、カナが使ってる聖剣じゃない剣を使って手合わせしよう、それとミナにもやってもらったんだけど魔力操作だね」

「この剣じゃない剣で、わかった」


 不安なのかカナは自分の剣を見ながら了承してくれた。

 了承ももらったし()()()()で僕とカナの分の木剣を生成しカナの分をカナに渡した。


「その剣で手合わせをしよう」

「この剣どこから」

「空間魔法を使ったんだ」

「魔法を使ったの?でも、何も、言ってなかった」

「何も言わなくても簡単な魔法なら使えるよ、まぁ、簡単でも制度は落ちるけどね」

「すごい」

「ありがとう、さあ始めようか」


 カナに魔力操作をしながらと説明した後修行を始めた。カナは魔力操作がほとんどできていた。ミナのを見た後だから少し驚いた。でも剣技が全然だった。スキルは持っていても今までが聖剣頼りだったみたいで力任せに剣を振っていた。これでは武技のコンボが難しい、今後で直していくしかないか。

 しばらく手合わせをしていたら夕方になっていた。


「そろそろ終わりだな」

「剣が、当たらなかった」

「頑張って剣技を磨くことだないつまでも聖剣頼りじゃだめだ」

「わかった」

「でもカナは魔力操作がしっかりしていたなミナは全然だったからな」

「剣を持ってると、魔力が吸われる、だから最小限に、できるようにした」

「それはいいことだ」


 頭を撫でた。カナが嬉しそうに顔が緩んでいるのでよかった。


「今日は終わりだから城に戻っていいよ、また明日ね」

「待って、お父様が、終わったら、連れてきてって」

「そうなの、分かった」


 陛下からの呼び出しか何があるのか。悪いことじゃなきゃいいけど。

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