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異界調整官 ~異世界で官僚、奮戦す~  作者: 水乃流
第五章

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登場人物紹介

いまさらながら、登場人物の紹介をします。

――蓬莱村の人びと――


【阿佐見桜】

 本作の主人公。女性。自分の服装や髪型には、あまり頓着しない。動きやすいからという理由でボブ~ショートカットにしているが、ここ数年は美容室に行く機会も少なく、たまに意図しないウルフカットになっていることもある。髪を染めたことはないが、異界(こちら)の生活で、陽に焼けて黒髪が明るい色になっている。普段はメガネ着用だが、コンタクトレンズにすることも。

古代竜ゴクエンからもらった“竜の護り”は、魔法による攻撃はキャンセルされ、ある程度の物理攻撃も跳ね返すというチート級アイテム。アズリン事件の功績によって、王国から辺境伯(マーグレイヴ)の地位を与えられる。


【迫田和将】

 外務省からの出向で、蓬莱村では外交担当の男性。キツネ目、メガネ。三十代半ば。独身。かつてはDIMO職員として<ホール2>にも派遣されており、彼の地の知古も多い。

 異界の利権を狙う組織に拉致された際、死にかけたところを吸血鬼化して助かる。自衛隊員からは影で「ツンデレメガネ」と呼ばれている。


【音川詩】

 元々は、国土交通省から出向して蓬莱村の開拓責任者となった女性。桜よりも先に、迫田が吸血鬼になったことを知るなど、のほほんとした外見に似合わず情報収集能力が高い。のちに異界人の「ダニー君」こと、ダニエール・ジョイラントと結婚、それを機に正式に村の村長となる。

ダニーとの間に、音川・ジョイラント=エルナ・律を生む。


【上岡雄一】

 陸上自衛隊、官房付一等陸佐。四十代後半。短髪に白髪が交じり始めたことが少しきになっている。蓬莱村の防衛責任者。退官後その経歴を買われて、交流都市「エデン」のとりまとめ役となった。妻と息子夫婦も異界(こちら)へ移住してきた。


【御厨“教授”】

 理学・工学の学位を持つ天才……否、マッドサイエンティスト。女性には優しく、男性に対してはやや厳しい。ヴェルセン王国のスラムで少年ビーを保護し助手にしてからは、マッドぶりはやや自重気味。

裏でDIMOと繋がっていると思われる行動をとっているが、彼女の目的は異界(この世界)の秘密を解明だ……たぶん。



――ヴェルセン王国の人びと――


【ヘルスタット・アルクーラ王】

 第27代ヴェルセン王国国王。現代日本の感覚からすると、老齢に見えるが実は四十代。人心掌握に優れ安定した治世を執っている。それは、異世界との接触という大変化においても同様で、上手に文化や技術を取り入れている。二男一女の父親。


【カイン・アルクーラ】

 ヴェルセン王国第二王子。出来の良い兄と比較され続けていたので、少しひねた性格だったが、日本――桜との交流を通じて気持ちが変化。王位継承の争いを避けるために、彼らにとって異界である日本へ留学中。


【ヴァレリーズ・オールト】

 四相六位の魔導士。漆黒の長い黒髪、白い肌。ヴェルセン王国側の調整官であり、桜と行動を共にすることも多い。死別した妻との間に一女エイメリオがいる。


【マルナス伯爵夫人】

 桜と仲の良い貴族のひとり。見た目は二十代にも見えるが……。宮中に独自の情報ネットワークを持つ事情通。「夫人」は敬称であり、婚姻関係は記録上のもの。かねてから女性の地位向上を目指しており、日本と協力することは彼女の利益にもなっている。


――ファシャール帝国――


【エルファ・サリフ】

 ファシャール帝国初代皇帝。元々は沿岸部の小国ファシャールの王子だったが、陰謀により流刑となり、そこから身を起こして返り咲いただけでなく、周辺諸国を飲み込んで一大帝国を築いた。女にだらしないとみられがちだが、女性に対しては真摯。


【エパ・サリフ】

 ファシャール帝国皇妃。エルファとともにファシャール帝国を興した傑物であり、帝国の実質的なトップはこの女性。女癖が悪い皇帝に辟易しつつも見捨てられないのは、最期には自分の元に戻ってくると確信しているから……かも知れない。


――その他――


【ニブラム】

 流浪の吟遊詩人。どこにでもひょっこり顔を出す。その正体は(ドラゴン)であり、世界を渡る能力を持つ。(ドラゴン)に与えられた役割に飽き足らず、世界を良き方向へ向かわせるべきと考えて人間の中にいる。

 なお、(ドラゴン)と精霊は昔から互いを嫌っているが、ニブラムは精霊の仕事領域を侵しているため特に憎まれている。


【ルート】

 「ホール3」から異界(こちら)に落ちてきた機械生命体。固体を示す識別コードは、14142434889-7*52だが、呼びにくいので桜がルートと名付けた。本能的に知識を求める。御厨教授と情報交換をしているらしい。


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