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プロローグ
あるところに神や天使たちが住んでいる『天上界』というところがありました。
今から、『天上界』から様々な生き物が住む『下界』へ旅立とうとする少年がいます。
少年の名前はエル。今は、お母さんのヴィーナスと旅立ちの準備をしています。
「坊や、忘れ物はない?無理はしないようにね」
「大丈夫だよ!準備はバッチリだよ!」
「通信機を忘れているわ。ほらこれで毎日私に連絡をするのよ」
「わかったよ。行ってきます!」
エルは背中に生えている小さな白い羽を広げて、天上界を支えている雲から飛び降りました。ヴィーナスは「気をつけるのよ」と声をかけて、手を振りました。
「ついに、下界に旅立つ日が来たんだね。下界は色んな生き物がいるんだよね。楽しみだなー!」
エルはそのまま、下界へ一直線に降りていきました。