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ただの領主が神様に勇者認定された件~植物研究のためだけに世界を守る~  作者: 雲英侑李


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第55話 ただの領主が魔導国からの依頼を引き受けた件

「勇者として、か。」


「そう。実はマジクルスで最近強力な魔物が多く出没しているの。その調査をお願いしたいの。」


「なるほどな。その魔物はどの程度だ?」


「そうね。一番強いモンスターだとオーガロードかしら?あなたが魔王ガメテを倒した後にね。」


「ガメテの使役していたオーガロードはガメテの力で強化していたとのことだし、おそらくは・・・」


「えぇ。自然発生のオーガロードよ。マジクルスの魔法力で何とか討伐には成功したのだけれど、あのレベルがそう何体も出てこられるとさすがに対処しきれないのよ。」


「そうだろうな。せっかくの機会だ。1つとある情報を共有しておこう。」


「情報?魔王に関するものかしら?」


「あぁ。今現在、俺が討伐した魔王は魔王ガメテと魔王サノイの2体だ。そして魔王アラを使役している。つまり俺が今後倒すべき魔王は7体いることになる。」


「そうね。」


「そして先日、この国に帰還していたタイミングで悪魔階第3位ネビロス、そしてブレクルス国王選抜の決闘で悪魔階第1位ロアンと遭遇し、討伐した。」


「ちょっと待って頂戴。そんな化け物がそこら中にはびこっているっていうの!?」


「驚くには早い。ロアンの情報では悪魔階第2位は現在異世界に封印されているそうだ。つまり現在この世界に存在しうる悪魔上位2体を倒したわけだが、彼らには主がいる。」


「まさか・・・伝説の・・・?」


「その通りだ。悪魔の魔王ディアブロだ。」


「悪魔階最上位まで支配下に置く伝説上の悪魔を相手にしようとしているの?あなたにそれが可能だと?」


「さぁな。だが、相手にしなければならない。しかもだ。この世界で生まれた魔王7体の中で最も強いのはディアブロだ。それは間違いない。ただ、異世界から来訪した魔王たちはディアブロが軍勢を率いてようやく互角に戦えるレベルだそうだ。」


「一国が滅びるとかそういう次元じゃないわよね?」


「まぁ、そうだな。そもそも魔王と呼ばれるには条件があり、特定の種族だけでも構わないから魔物を使役する力を持つことだそうだ。魔物を支配する王、その名に偽りはないってわけだ。つまり、ディアブロ以上の力を持った魔王が軍勢を、それもすべての種類の魔物を率いて無限に作れるってわけだ。奴らは召喚術も極めている。厳密には召喚よりも魔力による生成に近いだろうな。」


「そんな力を持つなんて・・・」


「オーガロードレベルでは奴らの使役する最高レベルにすら遠く及ばないレベルというわけだ。とはいえ、そのレベルのモンスターが発生しているとなると魔王がいてもおかしくはない。調査は引き受ける。俺と俺の仲間が使用できる拠点とあんたとの会談を要求できる権利と場所だけ用意しておいてくれ。魔物が潜んでいる可能性もある以上どちらも極力人目のない場所を頼む。」


「分かったわ。国としてもこれまで以上に警戒を強めることにするわ。」


「あと、報酬もいただきたい。エルミーアは商業的には重要な位置だが外交的にはお世辞にもいい状況だとは言えない。だからこそマジクルスと交流のある国に取り次いでほしい。例の件はできるだけ早く進めておきたい。」


「もちろんよ。マジクルスの魔法技術は世界一だから国同士の交流も多いし、期待しておくといいわ。」


「あぁ。期待させてもらう。それともう一つ確認なんだが、あんたが国に到着するのは何日後だ?」


「城につく日程というのなら3日後かしら?」


「それなら俺たちは4日後に伺わせてもらうことにする。世界樹を生やせるような場所を文で送ってくれ。さっきのあれを使ってな。」


「あれ、ね。名前とかはないのかしら?」


「そういえばつけていないな。異空間につながる門、次元門といったところか。」


「シンプルながらいい名前ね。国に戻り次第、次元門を開いて世界樹を生やせるポイントを送るわ。王都からどのくらいの距離までなら問題ないかしら?」


「馬車で10時間程度の距離までなら問題ない。」


「そんなに大丈夫なの?ならお言葉に甘えさせてもらうわ。あまり王都や街に近いと騒ぎになってしまうものね。」


「そうだな。」


細かいすり合わせをしながら会食はすすみ、時間はあっという間に過ぎ去っていった。その後、俺は王都を離れ世界樹を生やせるポイントまで戻り、ブレクルス王都へと帰還した。そのころにはすでに日付をまたいでいた。

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