2の1 宝探し
あれから一日経っている大空が快晴の日。
ペイジンと一匹の黒猫のニィは一緒に暮らすことになる。
あわただしくもなくペイジンは陽気にそれを受け止めて黒猫のニィと共に暮らすことになる。
ペイジン「きょうは__日差しが強いね......!!」
ニィ「そうだニィ__!!」
しかし、その瞬間__!!!!!
紅い瞳の少女の魔の手が忍び寄ろうとしていた......!!
ふわりと紅いマントをつけた白髪のサイドテールが、時の街の昼間の春風をなびかせる。
彼女の名前は佐藤ジュン。普段はどこかでなにか日常的なことをしているこの街の有名な
怪盗の女の子だーーッ。
空からジュンは、生まれつきの狼の耳と紅い瞳を静かに怪しくも
きらきらさせながらふたりのことを見ている。
ジュン「ほぉ~?...あれが街一番に慕われている少女__。」
それに__あの黒猫ちゃんから例の宝のようなオーラの光があるわ......。
『うふふ』と口にすると下の奥ではペイジンとニィがたのしく会話している。
ペイジン「それで?どこからきたの__?」
ニィ「うーん...それはニィにはわからないみたいだにゃ!」
ペイジン「本当に__?」
ニィ「本当だにゃ!全然記憶がないんだにゃ__!!!」
ニィには生まれたときの記憶がなかった。
まるでニィの心は人形のようだと感じた。
ガラス細工のような繊細さーー
私はニィのことはまだそれぐらいしかわからないッ!!
一体、、、どうしたらいいのかしら?
その時、ニィが紅いマントに覆われていく。
ジュンがニィをさらってきた。
怪盗少女の左腕がニィの身体を包みこんでいくような感覚で捕まってしまった。
ジュン「.......この黒猫ちゃんはいただいたわ__。」
「アナタにこの黒猫ちゃんは似合わないわ......ッ!!!」
ニィ「ペイジンーーーッ!!!」
ペイジン「ギャアアアアアア!!!ニイイイイイイ!!!!」
次回2の2宝探し
ペイジン「ニィ!必ず助けるからねッ!!」
...でも、どう助けようか?[汗]