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コバリ・アオヤマの華麗なる黙示録(疾風編)  作者: マツモト・ユウイチ
29/54

文学少女が好きな本(蔵書編)

今日、アズマはライラと一緒に石机地区教会の乳児園へと向かっている。

 もう学校の通常授業が始まり、パラマ・ソラタからの特別講義が不定期開催になったということもあり、今のところ日中は特に決まった予定は無いのだ。

コバリは、なんだかんだで毎日忙しそうだ、打ち合わせや会議などで、日中は大体、外出しており、時には夜半にも自室で何かしている。

「アンタ、暇ならライラのお手伝いしてきなさい」と促され、今日はライラに同行だ。


 極東地域の巻角族は伝統的に集落の全員で分担して子育てをする風習があり、乳児園は、その伝統を踏襲するような施設だ。現在はもちろん巻角族以外の子供たちも預かっている。そして教会の施設と言うこともあり、孤児院も併設されており、そこの孤児達も多く預かっているそうだ。

 何を隠そう、ライラも孤児だった。両親の顔を知らず、石机地区の孤児院に育った、が皆に可愛がられて大きくなった、と本人に悲愴感はない。

「アルフには小さい頃から、とても可愛がられてました」

「今はもう、本当のお姉さんだと思っています!」

ニコニコとこちらを見上げるライラ。

 本日は、ハイウエストの膝丈キュロットにショートブーツ、トップスはコバリが「褐色肌にはヴィヴィットカラーが映える」とジャイアプールで買ってきた、スカイブルーの七分袖ドレスシャツ。もちろん良く似合う。ま、ライラが可愛いのはいつものことだ。

 そしてツヤツヤ銀髪のアタマにはアズマがお土産に買ってきたカチューシャを着けている。可愛らしくデザインされた首長竜や海獣の小さな白金のレリーフがあしらわている、ジャイアプール中央水族館の前の土産物屋で購入したものだ。値段はそれほどでもないが、ライラはとても喜んでくれた。ホンマええ娘や。

 アズマはふと、家族のことを思う。あの両親と妹なら、俺がいなくとも特に問題無く生きていけていることだろう、が、日本ではコバリと俺が行方不明になっている、という状況かもしれない、と考えると、おそらくアオヤマと一緒に、ありとあらゆる手を尽くし捜索していることだろう。そう考えると、結構愉快に生活している現状を何か申し訳ないな、と思う。

 先日、ジャイアプールから帰ってきた際には、アルフとライラにギュッとハグされた。2人からギューーッとされた時は、この世の天国だったなぁ。コバリの視線は生ゴミを見るようだったけど、そんなことは些末なことだ。グヘヘェ。


コバリは以前、この世界について語っていた。

「以前、アンタが目覚めた時に」

「ここは、私たちの生きてきた地球じゃない、って言ったけど」

「もう少し、正確に言うと」

「おそらく」

「この世界は、私たちの住んでいた地球上なんだけど、時空が異なる」


「これはトマス博士の受売りだけどね」

「21世紀から遥か未来、の可能性が高い」


とすると、もう両親や妹に会う機会は無い、ということだろうなぁ

今度、中央(セントラル)へ行ったときにトマス博士に詳しく訊いてみよう。



 もはや通い慣れた教会への道を、ポカポカ陽気の中、ライラと並んでのんびり歩く。

白く大きな教会と学校の向う、孤児院に併設された乳児園が見えてきた。教会と同じく白い外壁、手前の乳児園は2階建てで、大きな庭には毛足の長い芝生が敷き詰められ、ブランコや砂場、すべり台付の大きな山型遊具などが設えられている。周囲は2m程度の生垣でぐるり囲まれ、尚且つ4m程度の高さの細い銀色のポールが等間隔で配置されており、目の細かい銀色のネットが張り巡らせてある。そして、そのネットには弱めの電流が流されている。主に害獣対策だが、もちろん防犯の意味合いもある。もし誰かネットを破るような輩がいるようなら、教会前の詰所から、教会警備隊が飛んでくる。

 朝の通園時には開いている正面の門は既に閉まっているので、その脇の通用口からライラと入る。広い間口の玄関の両脇には靴置き用の棚があり小さな可愛らしい靴がキチンと並べられている。なんか懐かしい光景だな、とライラに続き靴を脱いでピカピカに磨かれたフローリングの廊下へ。壁はパステルカラーの柔らかい色合いで、触るとクッション性のある素材でコーティングされているのが分かる。そして廊下や各部屋の入口などは、柱の出っ張りや段差など無い、優しい設計となっている。

「おはようございます!」

「はい、おはようライラ、今日も元気ね」

こちらの保育士さんであろう、巻角のお姉さんと挨拶するライラ

「あ、こちら、アズマさんです」

「あらまぁ、初めまして」

「おはようございます」

初めまして、と挨拶を交わしているうちに、他の保育士さんたちも集まってきて、初めまして、お世話になります、と次々挨拶を交わす。

 ライラとほぼ同年代の巻角のお姉さんから、妙齢のご婦人まで、本日は総勢5名で2歳から4歳の子供達40名のお世話をする。ライラはたまに人員不足の際などに、お手伝いしているそうだ。

 保育士さんたちは、全員、大きなポッケが付いているエプロン姿だが各人で若干デザインは異なる。特に制服が定められている訳ではないので、仕事着は各人の裁量におまかせなのだが、機能性を追求すると形状は似たような仕様に収束するようだ。

 ライラと同年代の保育士さんが、今日のライラの服をカワイイ、ステキと褒めている。えへへっと照れるライラ。

「カチューシャは」アタマを指差す「アズマさんのお土産!」

へぇ、いいなぁ、とチラチラこちらを見る保育士さん。うん、ちょっとテレるぜ。

その保育士さんに案内され、子供達のいる部屋へ。ガラリと扉を開けると、小さな子供たちがそこかしこに集まり遊んでいる姿が目に入る。皆、ゆったりしたプリーツワンピに膝丈の半ズボンの可愛い制服姿。ワンピの色はお好みで選べるようで、黄色、ピンク、緑、青、白、と色とりどりだ。

 その中から、こちらに気付いた小さな女の子が2人、「ライラ!」「ライラ!」と、トテトテと駆けて来る。

「走ると危ないわよ」アラアラ、としゃがんで、その子たちをギュッと抱きとめるライラ。

キャッキャとはしゃぐ女の子たちは、2人とも小さな巻角で銀髪おかっぱ、ライラの小さな妹、と言っても良いような可愛らしい容姿だ。

「グフッ」

「?アズマさん、どうかしましたか?」

心配そうにライラが声をかけてくる

「いや、大丈夫。なんでもないよ」

どうやら、あまりの可愛らしさに意識が飛んで、その場で膝をついてしまったようだ。

 本年度の俺の可愛い大賞は「子羊を抱くライラ」から「幼女を抱くライラ」に変更せざるを得ないようだな。

と、どうでもいいことを思いながら、アズマも小さな子供たちに目線を合わせるため、そのまましゃがんで、近くの小さな女の子に声をかける。

「こんにちは、俺はアズマ、はじめまして」

「こんにちは!」ニコーッと元気に返事をしてくれる、良い子だ。

「アズマはお空を飛べるの?」フワフワの巻き毛を揺らし、フンフンと若干興奮気味に訊いてくる

「そうだね、ここではそれほど高くは飛べないけど」

「すごーい」

周りの子供達もスゴイ、スゴイと囃し立てる。ちょっとテレるぜ。


子供達とも馴染んだところで、ライラと予め相談していた通り、

「さあ、みんなお外で遊びましょうね」とライラが先導し、子供達とお庭へ移動する。

「ハーイ、みんなアズマさんの周りにしゅーごー」2人の小さな女の子を両脇に抱きながらライラが子供達を集める。

キャッキャと騒ぐ子供達にワラワラと囲まれたところで

「さ、いくぜ」とフウッと集中、庭全体の重力を操作する。

すると、子供達がフワフワと浮き始め、キャアキャアと歓声が上がる。

怖がらせないように、子供は50cmから1m程度浮いて、大人は浮かない程度に調整。これくらいの低出力における微調整は、良い訓練にもなる。

 浮いてる子供達を軽く突いたり、ちょっと上げ下げたりしてあやす。慣れてきたところで、周囲の気圧を操作、自分を中心に穏やかな風の流れの渦を作る。フワフワ浮いている子供達がゆっくりと回り始める。ライラは小さな女の子の手を取りながらゆっくりと流れに合わせて歩く。ちょうど流れるプールで泳ぎを教えているかのようだ。

クルクルと回るうちに、コツを掴んだ子は、自分で上下左右に自在に泳ぐように移動し始める。絶対に溺れない、安全なプールのようなものだ。時々、流れの緩急をつけたり、上下にうねらせてみる。子供たちはキャアキャアと大喜びだ。有角の小さな子供達がフワフワと宙を舞う姿は、天使の降臨みたいだ。

 グルグルと子供達は飽かずに回り続けるが、いつまでも回すわけにもいかないので、頃合いをみてスローダウン。ゆっくりと軟着陸させる。もっともっと、とおねだりする子らが、アズマに飛びついてくるが、「もうダメ、もうすぐお昼よ」と保育士さんたちが引き剝がして行く、そして、まだ芝生の上でバタバタする子供達も回収していく。

 手慣れたものだな、と眺めていると、上機嫌な「小っちゃいライラ」がトコトコ近寄ってきて、ニコニコしながら「楽しいね」と、アズマにギュッと抱きつく。あまりの愛らしさに気絶しそうになるが、グッと堪えて平静を装いながら「そうだね、楽しいね」とサラサラ銀髪のアタマをナデナデする。エヘヘェとはにかむ小ライラ。

 小ライラと他の周りにいる小さい子らを微妙な重力操作で少しだけ浮かせ、まとめて屋内に連れ戻る。まずは手洗いうがい、そしてキャアキャアと大騒ぎしながらお昼ご飯をいただき、さすがに騒ぎ疲れたか、お昼寝タイムには全員、あっという間に寝落ちした。

 ライラは午後から学校で授業なので、この隙に2人はお暇する。可愛い寝顔を眺めながら、そーっと部屋から出て、「起きている時にバイバイするのは至難の技ですからね」と保育士さんたちに「また来て下さいね!」と見送られる。

「いやぁ、可愛かったなぁ」

「ですね、ずっとお世話するのは大変ですけど」

「そうだなぁ」

確かに、保育士さんは大変な仕事だなぁ、と実感した。子供達は超可愛いけどな。

「ライラは将来、保育士さんとか?」

「うーん、資格は取ろうかと思ってはいますけど」

ちょっと考えるライラ。この世界、乳児園や学校は基本的に教会の管理下にあり、教師や保育士は国家公務員扱いだ。しかも保育士は小さな子供に対する高等な技術が要求され、その分、待遇やお給料がとても良い。自然と、資格試験の競争率は高くなり、極東地域では女子の憧れの職業らしい。


 学校の前でライラと別れ、図書館へ向かう、と周囲には誰もいなかったし、近付いて来るものも無かったのに、右側に、いつの間にか腕を絡めて一緒に歩く少女が一瞬にして現れた。

 黒髪のセミロング、ツインの前おさげで、ぱっつん前髪、両眼の虹彩は黒。今日は黒縁のボストン型メガネをかけているが、その姿は、以前ワイナン島の中央水族館で見た。

 もちろん右腕は拘束されて自由はきかない。こんなことができるヤツは、知ってる限りでは、1人しかいない。

「…何やってんだよ」

「いやぁ、すっかり大きくなりましたねぇ、ライラちゃん」

「特に胸が」グフフッと笑う。

「いや、涎拭けや、涎を!」

「仕方ないッスねぇ、そこまで言うなら舐めとってもらうのも吝かではないですヨ♪」

「ヨ♪、じゃねぇよ、とりあえず離れろや」

「イヤでーす、とりあえず後ろでライラちゃんが見送っている間はこのままで」

「何!?」

振り向こうとするが、予想通り、顔も固定されている。

「ああ、ムリに動かすとケガするッスよ」

「それは、お前の匙加減やろがい!」

「フッフッフ、このまま大人しく腕組んで歩くなら、バインドは解除するッス」

「わかったわかった、その線でお願いします」

フッと力が抜ける感覚。おそるおそる後方をチラリ確認

「誰もおらんやんけ!」

「え?なんなら呼んできてもいいッスよ」

「いや、やめて下さい。お願いします」

「え!?何スか、急に泣かないで下さいよ!」

伝家の宝刀「号泣」を繰り出し、マリアをドン引かせ、ベソベソと泣きながら図書館へ。

図書館は教会や学校と同様、白い外壁の大きな建屋だが、1階入口付近は全面ガラス張りの明るい空間になっており、そこかしこに配置されている低めのソファで、ご婦人がゆったり雑誌など読んでいる。

 とりあえず、マリアとロビーのソファに並んで腰掛ける。遠目では、平日午後の図書館デート、のように見えるかもしれない。

「で?」

「ハイ?」

「何しに来た?」

「嫌だなぁ、石机地区にもメガネ屋はあるんスよ」

「定期的に地方の店舗は見回るッス」

「へぇ」

「んで、ついでにご挨拶に伺った次第ッス」

「ふーん」

「何スか?」

「嘘だろ」

「ハイ、嘘ッス」

眉間にシワを寄せ、マリアを見る。

「でも」グッと顔を近付けてくるマリア

「知らないほうがいい事もある」

負けじと睨み返す

「俺に関係ない事なら、別に気にしないけどな」

フッと微笑むマリア

「残念ながら、機密事項ッス」

「それ言われちゃうと、もうどうしようもないな!」


折角だから、と1階にあるカフェスペースに移動、カフェ店員の巻角巻き毛で銀縁眼鏡の可愛らしいお嬢さんは、既に顔馴染みなのだが、チラリとマリアに視線を送った後、微笑んで会釈しただけで、特に何も言わない。まぁ、この姿ではコイツがマリア・クシナダだと分かるヤツはそうはいないだろう。

マリアにはお茶とケーキを買ってやる。美味しそうなフルーツタルトだ。

「ゴチになるッス」

「何、こないだお小遣い貰ったしな、気にすんな」

「ジャイアプールのお駄賃ッスか?」

「まあな」

 知らないうちに自分名義の銀行口座が開設されており、いつの間にかお金が振り込まれていた。正直、お駄賃というケタの金額では無かったが、そういうもんよ、とコバリが言うので、ありがたく貰っておいた。


カフェはそれほど混んではいない。窓際の日当たりの良いテーブルに落ち着く。

「ところで」モグモグとフレッシュフルーツのタルトを頬張るマリア。

「なんだよ」

「今日これから、何か予定はあるんスか?」

「いや、今日は図書館でちょっと地理でも勉強しようかな、と思っていた程度なんで、予定はあって無いようなモンだ」

「それは好都合ッス」

「何かあんのか?」

「…これからちょっと、私のメガネ屋に来ませんか?」

「ん、いや、別にメガネいらねぇし」

「私の店にあるのは」フッと笑うマリア

「メガネだけではないのですよ」


「…ひょっとして、お前」

皆まで言うな、とマリア

「なんなら、落ち着いて読書できる小部屋もあります」

「ホホゥ」

いたって生真面目な表情で見つめ合い、頷く2人、基本、ノリは中学生男子同等である。



 図書館から、ちょっとだけメガネ屋に寄り道して帰るはずだったが、結構、長居してしまった。手提げバッグには図書館で借りてきた本に加え、何冊か本が増えているが、増えた本は薄いので見た目にはあまり変化は無い。ただいまー、とソロリと玄関に入ると、アルフ、ライラは晩御飯の支度中で、コバリもすでにリビングにいた。「すぐに晩御飯よ」とアルフに言われ、「すぐに行きます」と、まずは手を洗ってから、自室で慎重に本を収納。

リビングダイニングに戻り、何食わぬ顔で配膳を手伝う。

 マリアの件は、ま、コバリはもう知ってるんだろう、と特に話はせず、晩御飯中はライラと午前中に行った乳児園の出来事を話して盛り上がる。

「いやぁ、ちっちゃい子供達。可愛かったなぁ」と思い出しほんわかする。

「そう、良かったわね」とコバリ「またヒマな時には顔出したら?」

「癒されるわよねぇ」とホウッと息をつくアルフ。アルフも元々は保育士だったらしい。

ライラはいつも通りニコニコと話を聞いているが、何か様子が少しおかしい?

なんだろう?


晩御飯の後、一旦、自室に戻り、ま、夜の読書は寝る前だな、とまずはお風呂へ。

すると、いつの間にかライラがピッタリ後ろについて来ている。パッと振り返る。

「何?」「今日は」伏し目がちに囁くライラ「お風呂でお背中流しますね」

「イヤイヤイヤ」「そんなにイヤですか?」「いや、正直イヤではないんだけど!」

「ジャイアプールでは」上目遣いで見つめてくるライラ「コバリさんやマリアさんと、一緒にお風呂に入っていたのですよね?」

んのヤロウ!コバリめぇ、余計な事を…と思いつつ、この場をどう切り抜けようかと考えを巡らせるが、さらに追い打ち

「そして今日は、黒髪の女の子と図書館で仲良くお茶していたそうですね?」

おっと、大ピンチ。

コバリやマリアと一緒に風呂へ入ったとて、どうという事もないが、さすがにライラ相手では、粗相をするのは確定だ。

果たして、この後R18展開に…なるのか?

乞うご期待だな!


その日の夜半、

「ごきげんよう、マリア」

「今晩はッス」

「どうかしたッスか?」

「いえ」

「折角、石机地区に来ているのですもの、挨拶ぐらいは、と思って」

「そうッスか」

「教会警備隊の上層部から、あなたが定期見回りに来ている、とは聞いていたけどね」

「えぇー、一応、自分の所在は機密扱いなんスけど…」

「まぁ、いいじゃない」

「まぁ、いいッスけど」

「アズマには会ったのでしょう?」

「ハイ、お茶を奢ってもらったッス」

「それだけ?」

「…例のブツを、渡したッス」

「へぇ、何冊?」

「厳選、3冊…」

「そう、後で私も鑑賞させていただくわ」

「いやぁ、すっごいゴリゴリの内容ッスけど…」

「そう、楽しみだわ」

クスクス笑うコバリ

「そうそう」

「あなたに確認したかったんだけど」

「何スか?」


「本当はここへ何しに来たの?」


ブツッと通話が切れる

「ハイ、そこまで」

思わず通信機を投げつけそうになるのを、グッと堪える。まずは深呼吸、一呼吸置いてから応答する。

「ごきげんよう、テンマ」


一体、何をそんなに隠そうとしているの?



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