表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ほぼ実話&エッセイ あれこれ

気軽にレビューが書けなかった私~このモヤモヤの正体は『解釈違い』だ!~

少々の自虐を交えた自分語りです。

勢いだけで書いたので、後日恥ずかしくなって大きく修正するかもしれません。


 

 私は今までレビューを書いていませんでした。


 その理由がなんとなく感覚的にはわかってはいたものの、ハッキリと言語化する事が出来ずモヤモヤしていました。

 この度それが自分の中で明確になった事、及び遥か過去にまでその原因が潜んでいた事が判明しました。

 そこで、今後は遠慮なくレビューを書かせて頂きます!という宣言と共に、ここにその理由をエッセイとして記します。


 ……うーん、なんか堅苦しいな。

 うん。ここからは緩~く書きますね。ちょっとオタクのノリな文章になったらごめんなさい。


 遥か過去の私は、その若さと頭の固さゆえにかなり独善的でした。

 何でも白黒つけたがるし、すぐ二極化して「0か1か」みたいな話に持って行きがちでした。

 今考えるとイタイです。若気の至りです。とっくに中学卒業済でも中二病は卒業出来ていなかったのです。あ~恥ずかしい。

「正義の反対はまた別の正義」という言葉を書いたハリセンで過去の私をぶちのめしてやりたい。


 で、そんな私ですから自他共に認めるオタクだったのに他のオタクさんとは殆ど絡めませんでした。

 何故って二次創作含め同人活動を一切やらなかったんですよ。


 頭の中ではそれはそれは二次創作の世界が広がりまくってましたよ。ええ。

 BLには全く興味がなかったので、好きな漫画の疑似恋愛とか、勝手な裏設定とか、それをテーマにした詩を考えたりする程度ですけど。

 ……程度じゃねえな。充分すぎるほどイタイよ自分。


 で、イラストとか、詩とか、書くじゃないですか。

 書いてる途中から私の「0か1か」がひょっこり表れるんですよ。

 そして陶芸職人宜しく「ムムム……これは、違ーう!!」と言って壺をガシャーン……じゃなくて、書いたものを丸めて捨てたり、デジタルならデータ削除していたのです。


 陶芸職人って例えるとカッコつけすぎなんです。もっと矮小な、みみっちいカンジなんです。でもそれを今まで上手く表現出来ずにモヤモヤしていたんです。

 しかしその頃から時は流れ、「オタク」もだいぶ世間に認知され、オタク用語も沢山のバリエーションが溢れるようになりました。

 その中のひとつが、私の心理を的確に表現するものだと最近気づきました。


 ――――――これは、『解釈違い』というやつだと。


 え?

「ちょっと何言ってるかわからないんですけど」って?……ごめんなさい。

 そうですよね。普通『解釈違い』って、二人以上のオタクが、このキャラはそんなんじゃないだろ!とか、解釈が違う!って言い合ったりするもんですよね。

 私の場合、それが「私の中の二人のオタクな私」なだけです。


 一人の私を黒星さん、もう一人の私をチーコさん、当時の最推しをポルナレフ、とすると


 黒星「はぁぁ!ポルポル最高!愛する人(ラ・マン)!この想いをファンアートにするわ!届けポルポルへ私の愛!!」(イラストを描く)


 チーコ「ちょっと黒星、なんなのよ!ポルナレフ様はこんなに不細工じゃないわよ!何よこのデッサンの狂い!色味も汚い!こんなもんゼロよゼロ!」


 黒星「えっ、でもでも……せっかく描いたのに」


 チーコ「あんたみたいな画力の無いヘタクソが神聖なポルナレフ様を描くなんて10年早いのよ!!出直してらっしゃい!!」(イラストをくしゃくしゃポイ~)


 って感じなのです。

 …………。

 …………………。


 大丈夫か?遥か過去の私の情緒……。

 もしここにタイムマシンがあったらハリセン持って過去の私をぶちのめしに行くところでした。


 まあ、そんなわけで自分で自分に『解釈違い』を起こしていた為、私の二次創作はほぼ世に出る事がなかったわけです(今にして思うと完全な黒歴史なのでチーコさんグッジョブ!としか言えない)。

 一方、オリジナルのイラストや駄文なんかは自分で下手だとは思っても『解釈違い』にはならない為、細々と自分のWebサイトに乗せたりはしていました。


 しかしオリジナルで、個人で、下手な人間は同人活動なんてするわけもなく、他のオタクさんとの絡みも少なかったのです。

 それも20年くらい前の話で、最近になってイラストをまた描き始めたり、こうしてなろうに文章を投稿したりするまでは私は隠れオタクといわれる程のひっそりぶりでした。


 さて。本題です。

 私は自分のオリジナルの話は投稿できます。良いなと思った他の作家様の作品に感想も書き込みます。

 ただ、レビューは気軽に書けませんでした。

 それはレビューが私の中では軽めの二次創作扱いになっていたからです。


 感想は、その作品を読んだ他の読者様が感想欄にわざわざ行かないと読めませんよね。

 でもレビューは投稿した瞬間からイチオシレビューを見た全員の目に触れてしまうのです。

 しかも、レビュー元の作家様の許可なく!

 後で嫌だと思った元の作家様が削除できる仕様ではあるのでしょうが、削除する側にも勇気が要りますし、削除されるまでのタイミングは公開されっぱなしな訳で。


 公式(レビュー元の作家様)に無許可で、その作品に対する熱い想いを書いてWebの海に垂れ流す……これが二次創作と言わずしてなんと言おう。


 黒星「わぁ、この小説、めちゃくちゃ面白い~!レビュー書いて皆にオススメしよっと★」(無責任に思い付いたレビューを書き始める)


 チーコ「ちょっと黒星、そのレビュー何よ!?公式の見解をちゃんと汲み取れてる?解釈違ってない!?」(レビュー送信前にキャンセルする)


 ……とか、ぼんやりと思ってたわけですよ。

 うん。自意識過剰ですね。バッカじゃないの、黒星さんとチーコさん。

 それに気づけた途端、私の目に長年張り付いていた鱗がポロリ……と落ちた次第です。


 レビューはレビュー。あくまでもオススメです。

 それに二次創作をWebに発表するのだって(それを公式が認めてくれている&金銭が一切絡まないなら)別に良いじゃないですか。


 私はこれからは強くオススメしたい!と思った作品にはレビューを書きます。

(既にレビューが近々に書かれている場合は避けがちですけど)

 もし私が書いた拙いレビューを元の作家様がお気に召さなかった場合、問答無用で削除して頂いて大丈夫です。そこはお互い遠慮なしと言うことで。

 逆に受け取って下さった作家様が、活動報告で全文含め引用して頂いても何の問題もありません。

 もしかしてレビューじゃなくてファンアートを送りつけるかもしれませんが、それも公開、非公開は全て元の作家様のご自由です。


 どうぞよろしくお願いいたします。


今回、レビューについての認識を改めることが出来た&遥か過去の自意識過剰な自分に気づけたのは、私の拙い作品にレビューを下さった皆様のお陰です。


琥珀様、鞠目様、たらこくちびる毛様に改めて御礼を申し上げます。

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 「ああああ〜!すごいわかる!すごいわかるわ!」と思って読みました。 [一言] 作者様と『解釈違いしてたらどうしよう』という気持ちが頭にこびりついて離れません。 作者様から温かい言葉をかけて…
[良い点] 自分の気持ち淀みなく表せてるの好きよ。 レビュー……僕も躊躇してる節はありますねw 日本人独特の、取り敢えず最悪のパターンを考える美徳?(なんかおかしい)と言おうか、なんと言おうか。 良…
[一言] 知らぬ間にお役に立てていたようでよかったです♪ 「公式の見解をちゃんと汲み取れてる?解釈違ってない!?」 >>> 拙作の場合、 ・ただ話す動物が書きたくなった ・なんとなくバッドエンドにし…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ