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エスケープ  作者: 小屋颯真
3/3

サバイバル

サブタイトル詐欺な気がする。

さて困った。洞窟から出ようにも入り口には見張りがおり、洞窟にいようにも僕を探している白服。普通の姿ならワンチャン隙をついて抜け出すこと可能だったかもしれないが今の姿は幼女である。体格的に捕まったら逃げられないだろう。逃げられたとしても足の速さじゃ向こうの方が上だ。すぐに捕まってしまう。なんとかいい案はないだろうか?その時

「うわぁ!」

と言う声が聞こえたためその方向を見てみた。するとそこには大勢の白服が倒れていた。龍が白服たちを倒したようだ。僕のことを探していた白服たちも

「隊長!!」

「柳さん!!」

と口々に言ってる。すると隊長らしき人が

「こっちはいいから0001の方を探せ!やつのほうが0037よりヤツの方が危険だ!ヤツの目隠しがとれたらどれだけの被害が出るか分からん」

ああいうのが死亡フラグっていうんだな。と、僕は他人事のように思った。しかしあの「柳」と呼ばれた男は気になることを言っていた。目隠しがとれたらどれだけの被害が出るか分からん。どういうことか分からん。僕の目に何があるというのだろうか?僕の目は何の変哲もない目のはずである。アニメのように未来が見えたり見た相手を石にする能力などない。

「おい、0001がいたぞ!」

マズイ!!考え事をしている間に見つかってしまったようだ。絶体絶命である。何か逃れる方法はないか考えたが思いつかなかった。その時だった。

「ギャアアアアアアアアオオオオオオ!!!!」

突如巨龍がこっちにむけて咆哮を放った。白服たちが

「何が起こった!?」

と戸惑っている間にその場からはなれ奥のほうに逃げた。僕が逃げた瞬間に後方から

バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!

という爆発音が聞こえコンマ数秒遅れて爆風がおこり僕もかなりあおられてしまった。

「キャッ!」

数回回転し何とか止まった。痛みはなく体を確認してみると相変わらず怪我の痕跡も見当たらなかった。さっきまで僕がいた場所を確認してみるともうもうと煙が立ち上っていた。巨龍が火球でも出したのだろうか。それにしてもすごい威力だあの付近にいた白服は全員倒してしまったようだ。遠くにいた白服も逃げたらしく僕のまわりには白服の死体しか転がっていない。まるで地獄絵図だ。しかしそうなると新たな疑問が浮上してくる。周りの白服は死んだのに俺のほうがもろいはずなのに何故僕は生きているのだろう?それになぜ巨龍は急にこっちを狙ってきたのだろうか?不思議だ。

とりあえず白服はいなくなった。これで安全に洞窟から出れるはずだ。と思った矢先である。ゴゴゴゴゴという地鳴り地震が再び始まったのである。

「そんな!」

岩も崩れていき入り口を塞いでしまったのだ。これではここから出れることが出来ない。岩がこちらに迫ってきた。もう死ぬそう思い目隠しの中で目をを瞑った。

ドン!

そんな音が聞こえたのでゆっくり目を開けてみる。ゆっくりと目を開ける。そこには僕をかばうように翼を広げた巨龍がいた。なんで……と思ったがとりあえず助けてもらうことにした。


数分後。

音が聞こえなくなったので巨龍が翼を背中に戻す。そこは真っ白な部屋になっていた。壁も天井も洞窟より高いところは全て真っ白。ゆっくりとと部屋を見渡していると後ろで「ドンッ!」という音が聞こえたので後ろを振り向いた。そこには怪我をして倒れた巨龍がいた。いそいでかけつけると巨龍に不思議なことが起こった。

体が光りどんどん縮んでいき人間の形になった。そして光が収まると中学生くらいの男の子になった。その男の子はなぜか頬に罰印がペンで書かれていた。

?

いや、僕はこの男の子のことを知っている。というか……

誤字・アドバイス・感想などがあれば教えてください。お願いします。

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