洞窟
はじめまして。小屋颯真というものです。この小説を読みにきていただきありがとうございます。まだまだ至らないこともあるかと思いますが最後まで読んでいただけると嬉しいです。
そこは、洞窟のような場所だった。ピチャン、ピチャンと遠くのほうで雫の滴る音が聞こえる。僕もその音で目を覚ました。起き上がり周りを見ようとしたが目隠しをされているようで何も見えなかった。外そうと試みたものの何故か金属のようなものでできているようで外せなかった。何故中学3年の男子にそんな物騒なものをつけさせているのだろうか?その疑問は、おいといて一度立ってみることにした。すると体に違和感を覚えた。手探りで体のあちこちを触ってみたらいろいろ変わっているように感じた。まず服が変わっていた。普段は半そでに短パンといういたって普通の服を着ていたのだが今はスパイかなんかが着ているような体に密着した体のラインが出る服を着させられていた。そして体にも変化をかんじた。具体的にいうと胸が少し男性にはない膨らみがあるような……。まさかね。それに声を出してみればそんな事はすぐに分かるはずだ。
「あ、え!?」
僕が驚きを声にした。そりゃあ誰だってそうなるだろう。今までの状況的に女体化は、しているとは思っていたものの自分が発した声が幼女の声だったのだから。もう一度発して確認してみたが
「あいうえお」
やはり幼女の声だった。何故自分が幼女になったのか分からないが今は取りあえず周りの確認をすることにした。しかし数歩歩いたところで転んでしまった。足の方を手探りで調べてみると鎖がありそれにつまずいたようだ。さらにその鎖を調べてみると自分の足につながっていた。少し力をいれて引っ張てみたがびくともしなかった。後で鎖がどこにつながっているか調べてみる必要がありそうだ。ただ、今は先に向かっていた方が気になったのでそっちの方向を調べてみることにした。
今度は手を前に出しながら慎重に歩くと数歩で壁にあたった。岩でできているようで滲みておりどこからか水が漏れているようだった。それ以外はこれといった特徴もなくほかの所を調べることにした。
壁沿いに歩いていくと同じように岩でできた壁にあたった。しかしこちらは乾いているようだったがそれ以上の手がかりはなくもう一度壁伝いに調べることにした。
そのようにして歩くと今度は、鉄格子のようなものにぶつかった。間から手は出せるものの体全体は出せなかった。(そもそも鎖でつながっているためでているため出れてもあまり行動はできないが)いちどかるめにゆすってみたが案の定外れそうになかった。もう一方の壁も同じようになっていてこちらの鉄格子も外せなかった。どこの壁もだいたい8メートル程で正方形になっていた。
今度は先に見つけた鎖の方を確認してみることにした。鎖伝いに進むとだいたい鎖の長さがだいたい6メートル、鎖の先までは4メートル程でついた。鎖の先は金属のようなもので地面に固定されていた。ためしに思い切り引っ張ってみると
「うわああああああああ!!!」
なんと電気が流れ僕はそのまま気絶してしまった。
ピチャン
と、僕の顔に雫があたり目を覚ました。手で体の調子を確かめてみたがあの電流を受けたのにもかかわらず無傷だった。もう一度立とうとしたが足に力がこもらずふらふらと倒れてしまった。
それと同時にどこかのドアが開く音がして男2人のしゃべり声が聞こえた。
「ったく片野のやろうは何考えてるんだか」
「まあ、そう怒るなって。あいつだって忙しいんだ」
「だってまだ警報機鳴って30分くらいしかたってないだろ?まだ気絶してるだろ」
「いや、そうでもなさそうだぞ」
1人がこちらを見たらしくそう言った。
「すみませんここから出してください!!」
僕はそういったが
「え?まじかよ!?」
「お前は連絡してこい。俺は見張ってる」
「分かった!」
まるで聞こえてないかのように無視された。
「ここから出して……」
ともう一度言いかけたがゴロゴロゴロという地響きと大きな揺れで中断された。男たちも
「どうした!?」
「分からない!?」
と言っていた。その間にも揺れと地響きが大きくなりついに天井が崩れた。
そしてそこから大きな緑色の龍が姿を現した。
読んでくださりありがとうございます。ここまで読んでみてどうだったでしょうか?感想・評価・アドバイス・誤字があればよろしくお願いします。またツイッターもやっているのでそちらもよろしくお願いします。(なろうの仕組みがまだよく分からないのでツイッターのほうにのこしてくれると助かります。ツイッターも小屋颯真と調べてくれれば出てくると思います)よくよく考えたら最後主人公は、目隠しされているのに何故緑色の龍と分かったんでしょうね?