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涙は風の中  作者: 舞夢
圭は白檀の香りの中、過去を思い出す
17/28

圭の追想(15)歴史研究会、教授たちの評価

圭の父の遺産相続等は大学関係者と相談し、無事に終わった。

圭は、時折、父の部屋や母の部屋に入ることがあるけれど、かなりの蔵書や資料、骨董等があり、もともとよくわからない。

結局、自分の力だけではどうにもならず、当分そのままにしておくことにした。


圭は、大学には葬儀の後、数日休んでから通いだした。

教授やサークルのメンバーとも、再び交流が始まった。

いろんな古典研究や、主に関東地方の寺社を訪れたりした。

かなり歴史に詳しい人が多く、他の大学の教授もいたりして、かなり勉強になった。

発言も求められるので、そのたびごとに、父の部屋の蔵書から調べて、答えることが多かった。


「君の文は なかなか 読みやすいね・・・」

「お父さんの文は、少し剛直な構成で難解なところもあったけど」

サークルの顧問の榊原教授が、圭の書いた文を他の大学の教授達に見せている。


「うん・・・この書き方は貴方のお母さんの文に似ている、

なかなか、風雅だったなあ・・・美しい人だった・・・」

他の大学の白柳という教授から話しかけられた。


「がっちりしたお父さんの文章の書き方と、このお母さん似の文章と、うまく融合できれば・・・題材によっては、ベストセラーが生まれるかもしれない」


「まあまあ・・・この子は1年生だし、まだまだ教育しなければ」

榊原教授が、うれしそうだ。


「榊原さん・・・娘さんはおいくつに・・・」

白柳教授が尋ねている。


榊原教授

「うん、今年一七に・・・来年私の大学受けさせようかと。」

白柳教授

「そうですか・・大きくなったんですね・・・奥様もお元気で・・・」

榊原教授

「うんうん、自分で商売しているよ・・・儲かっているかどうかはわからないけど・・・」

白柳教授

「あはは、貴方の奥さんなら心配ないですよ・・・しっかりなさっていたもの・・・貴方が商売するなら心配だけど・・・」

榊原教授

「あはは・・・」


圭は、榊原教授と白柳教授が大笑いしていたことを思い出している。

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