圭の追想(9)春奈と朝ごはん、そして登校
翌朝、圭が目覚めると、空は春らしくふんわりと晴れ、小鳥の声が聞こえてくる。
圭は、昨日の教授の話やサークルのこと、女子大生とのコンパのことなど、いろいろ思い出しながら、ベッドに寝転がっていた。
玄関でチャイムが鳴った。
「この時間に・・・」
まだ時計は7時半。
圭は、玄関に降りて、インタフォン越しに声をかける。
「あの、どちら様ですか・・・」
「おはよ・・・春奈です」
圭は、驚いてドアを開けた。
春奈「えへへ・・・驚いた?」
圭「はい・・・」
「朝ごはんよ・・・」
春奈は何か紙袋のようなものを持っている。
圭は、また驚いた。
「わ・・・ありがとうございます」
「居間にあがってください」
圭は、春奈と朝ごはんを食べることになった。
いろんな種類のサンドイッチがある。
「美味しい?」
春奈は少し心配そう。
圭「はい、すごく美味しいです」
春奈「お世辞じゃないでしょうね」
圭「いえいえ、本当に美味しいです。」
春奈が微笑んでいる。
本当にきれいな顔で、また、圭はドキドキする。
春奈「昨日は、お邪魔がはいって・・・まったくごめんね」
圭「いえいえ、コンパ楽しかったです」
「それより春奈さん二日酔いとか大丈夫でした?」
「あら・・・心配してくれるんだ・・・すごくうれしい。」
春奈の頬が少し赤くなった。
圭は、朝ごはんを食べながら、またサークルのことや大学生活のことを、春奈と話し、一緒に大学に登校することになった。
「こうやって、圭君と歩いていると不思議に幸せなんだけど・・・」
春奈は、少し恥ずかしそうに言う。
圭「え?」
春奈「貴方って・・不思議にまわりが ふんわりとするのかな、いままで、男子学生かこんでコンパなんてなかったもの・・・本当に珍しい人よ」
圭「自分ではよくわかりません」
春奈「まあ、そうかもしれないわね」
校門に入り、授業のため、別々の校舎に。
春奈「また授業終わったら部室に来てね・・・」
圭「はい・・・わかりました」
春奈「指きりげんまんね・・・」
圭と春奈は指きりげんまんをした。
春奈の指は、細く、そしてきれいだった。




