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06. 真琴、再会する

短文投稿ですがよろしくお願いします

ちょっとおバカ気味な真琴の為にゼノバゼロス神が能力のミニ説明講座を開催。短いつきあいながらも、すっかりペットと優しい飼い主の構造が出来上がりつつあった。


「そうじゃの、森羅万象は神々が持つ基本()()()()じゃな、星の維持再生には欠かせない能力じゃ、ブラックホールはそちの前世で使う言語と同じじゃの、重力磁場だが神が使う場合は不要になった星を消滅させる手段に使う事が多いの、時空間無限移動はお主が行きたい場所へ何時でも行ける能力、メタモルフォーゼは……今更説明は不要かの」


「……ですね……変身は俺の一番の課題、これをクリアしないと未来はないっ!!どこでも行ける能力は素直に嬉しい!森羅万象…難しそうだから使う予定無しの方向で、ブラックホールは吸い込むモノを選ばない掃除機って事で、最後のお取り寄せ?なんですかね?」


「フォフォ、変身は長い目での。取り寄せはユニークスキルじゃがかなり珍しい、というよりワシも初めて見る能力じゃな、そちの過去の転生と深く関わっておる能力のようじゃ、何か取り寄せればはっきりするじゃろて。」


成る程、ではでは、何を取り寄せしようかな?やっぱりまずは、食べ物系だよね。死んでから?何にも食べてないから。まずは、マ〇ドのセットが食べたいな。取り寄せしようと欲しいものを思い浮かべるだけで小さな手のひらから虹色の光が溢れ出す。


「えいっ!」  ポンッ!


出てきたのは現世でお馴染みマ〇ドのバーガーセット、熱々出来立てポテトにシュワシュワドリンク。

真琴の今の体型では全てが大き目サイズになってしまうけれど間違いなく現世からの取り寄せ品。

満足の結果に思わずニンマリしてしまう真琴であった。

そう言えば自分がペットになった事で忘れてたけど、俺の桜はご飯貰ったかな?…グスッ、奏多に頼む暇なくこっちに来ちゃったしな。


「奏多、桜にヒマワリのタネ食わせてくれよ~」


ハムスターの桜と幼馴染を脳裏に思い浮かべ、無意識に取り寄せスキルを発動していた真琴。気がついた時は既に虹色の光が手のひらから溢れ出しその後に見えたのは少し前まで傍らにいた学生服姿の幼馴染と愛すべきペット桜だった。


「おおおおおっ!!!な、な、なんだ?どこだ? 桜っ!無事かっ? 『キュー』ほっ、良かったお前に何かあったら真琴に顔向け出来ないからな」


そんな光景を茫然と見ていた真琴は、我に返ると会いたかった桜へ駆け寄るが、現世でも見たことが無い生物が幼馴染の忘れ形見ペットだが目がけて突っ込んでくるのを見た奏多は鋭い蹴りをチビペンギンスライムもどきに向けて炸裂させた。奏多もまた、武道を嗜む本物の猛者だった。


「うんぎゃぁーーー」ドテっゴト、ゴロゴロばったん


かなりのダメージを受けた真琴だか、気力を振り絞って元凶に食って掛かる。


「奏多っ!!てめぇー何しやがる!それが愛する幼馴染に対する態度かっ! まぁー桜を守ろうとしたことで許してやらんでもないがな!ふん。」


「えっ、何で桜の名前知って……俺の事まで知ってる………って、真琴?真琴なのか?ウソだろ?」


「何言ってやがる、俺様以外に誰だと言うんだよ! っああ~~~こんな姿じゃ分かんないか?」


「ホントに真琴なのか?」


「ああ、オレオレ、詐欺じゃないよ~俺だよ~~」


「そのくだらないセリフは真琴で間違いないな、はぁ……」


「なんだよ、その呆れ具合は!俺だって好きでこんな姿になったんじゃないぜ」


「ああ、頭が混乱してるが。俺と桜も一緒に死んでしまったのか?」


「なぁーに言ってやがる、奏多はともかく桜を殺すんじゃない、 もっとも奏多も桜も死んでないよ。俺が二人を無意識で呼び寄せたみたいだな」


「よくわからんが・・・真琴にまた会えて良かった」


チビペンギンスライムもどき、略して『チビペンスラ』姿の真琴を包み込むようにそっと抱きしめる奏多とチビペンスラ姿で桜を抱きしめようとして糞なげされまくる真琴であった。

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この小説は未完で完結後に(改訂版)で再連載しています
(改訂版)は↓下記タイトルからどうぞ↓
「宇宙創造神のペットは規格外と評判です」(改訂版)

cont_access.php?citi_cont_id=156185156&sツギクルバナー
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