表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/19

03. 真琴、変身する

短文投稿になりますが、よろしくお願いします。

宇宙神ゼノバゼロスのペットとしてレア転生してしまった真琴。


前世の記憶が戻り七転八倒しながらも落ち着きを取り戻し、

逆にもしやこの状況はラノベで大人気中のファンタジー世界へようこそ、

ワクワク素敵展開が君を待ってるぜーなのかっ!


と思い始める単純な真琴だったが、ふと気がつく理不尽現象。

前世でイケメンモテ外見を手に入れることが叶わなかった真琴。

転生したら人間ですら無くなっていた事に再び愕然とするのであった。



「宇宙神様、ちょっとお願いがあるのですが……」


「ん? なんじゃな、申してみよ」


「全身を映せる鏡なんて、ありますかね? 自分の今の姿がどうにも想像出来ないのですよ。」



宇宙神様よりも遥かに目線は低いし、自分の手足は異常に短く思える。歩くよりも転がった方が早いのではとさっきから感じているが認めたくない。



「なんじゃ、そんなことかの。容易いが…ワシの手鏡で良いかの」



宇宙神様、それは流石に無理でしょうと声を出しかけた真琴だったが、それより先に宇宙神様が真琴の前に手鏡を立て掛けてくれた。



「……えっと、 これは、 何かな? 」



ぱっと見、某人気ゲームキャラのプルルン感を思い浮かべ、更にいつか水族館で見たことがあったような愛くるしいフォルムの子供ペンギンを思い出し、いつしか空にかかる虹を彼方に思い浮かべて、最後に滂沱の涙を流す真琴であった。



「宇宙神様、この姿、あんまりだと思いませんか?前世もチビで童顔、俺が求めるモテ要素皆無な外見でしたが、この姿はもはや想像を絶する生き物ですよっ! 」



涙ながらに訴えている真琴だが、ゼノバゼロスは何故か満面の笑みを浮かべて応える。



「確かにあまり見かけんラブリー加減じゃな、ワシはその姿も良いと思うがの。しかしお主忘れておるじゃろ?お主のびっくりスキルをば。魔法は使い放題、更に初めから変身スキルがあるではないか。どんな姿もどんな種族へも思いのまま変身出来るはずじゃがの。」



おおー、確かにそんなスキルあったよ!

リアルファンタジー世界出身じゃないからすっかり忘れてました。

それに、自慢じゃないけど流行りのゲームに疎かったからな。

ってことでスキル確認といきましょうかね。



「ステータスオープン! ぎゃぁー恥ずいわ〜」


【名 前】円谷 真琴 (転生者) 【年 齢】0 歳

【種 族】神霊獣 (新種レア) 【称 号】宇宙神ゼノバゼロスのペット

【レベル】 ∞【H P】 ∞ 【魔 力】 ∞ 【攻撃力】 ∞ 【防御力】 ∞

【スキル】森羅万象、ブラックホール、時空間無限移動 、メタモルフォーゼ、

∞ お取り寄せ

(有機、無機物拘らずあらゆる宇宙世界のどんなモノでも取り寄せ可能で返却も可)

☆備考 (あらゆる魔法の使用及び創生可能)



「う〜ん、なんだかよく分からないな。メタモルフォーゼで変身出来るのかね。

おっ?思い浮かべてたらなんだか出来そうな気がする。」



真琴が目を閉じ上向き加減でいると身体が熱を帯び、虹色の光が弾けたと思ったら後にお馴染み姿の少年が現れる。但しその童顔女顔はそのままに何故か髪は虹色ロングヘアでより一層イケメンモテ要素からかけ離れた本人の希望を大きく裏切る美女ぶりでのメタモルフォーゼが完了する。



「ゼノバゼロス様! 再び姿見プリーズデスよー」



「……おお、そうじゃったの、これでよいかの……フォフォ」



真琴は宇宙神であるゼノバゼロスをナチュラルに顎で使いつつメタモルフォーゼが成功してほくそ笑む。

自分が望んだ素敵イケメンモテ三昧姿と今後の明るいモテ未来を想像し笑顔全開で鏡の中の自分と対面する真琴であった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この小説は未完で完結後に(改訂版)で再連載しています
(改訂版)は↓下記タイトルからどうぞ↓
「宇宙創造神のペットは規格外と評判です」(改訂版)

cont_access.php?citi_cont_id=156185156&sツギクルバナー
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ