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18歳

作者: yui

辛かった1年を超えて新しい環境のなかで、大切なひとがたくさんできた。とびきり大切な人もできた。その人からは結局嫌われたけどわたしのなかでその現実は受け止めきれなくて優しさに甘えてずっと気持ちだけが大きくなって1人で苦しんでいく。あのひとの目にわたしは映らないのにわたしの目にはあの人しか映らないもどかしさが苦しくて仕方ない。周りにどんなに人がいても、クラスのだれより笑ってても、1人の寂しさは消えない。どこかでずっとひとりだった。どれだけ信頼してる人に胸中を明かしてもやっぱり私でしかない部分があって、その誰とも共有できない点みたいなわたしがずっと怯えてた。怖かった。ひとりだった。わたしは18歳になった。いつもと変わらない。17歳が18歳になったところでわたしの本質はなにも変わらない。やっぱり1人で苦しかった。それでもわたしが苦しいって言えばそれを和らげようとしてくれる人がいる。大丈夫だよって言ってくれる人がいる。それはなんの解決にもならない。友達に嫉妬する汚いわたしが消えるわけじゃない。どうにもならないわたしとあの人の関係をわたしが望む方向に変えてはくれないけど、その人たちが私のことを助けようとしてくれる。死にたいとか消えたいと苦しんだ日がたくさんあった。どうしようもなく惨めな気分で生きてる意味なんて見出せなかった。どうしようもなくわがままでクソガキで短気なわたしのきらいな私は消えないけどみんなからみえるわたしをわたしは好きになりたい。私のことを見てくれてありがとう。苦しいって言わせてくれてありがとう。わたしは1人だけど独りじゃなかったんだよ。

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